心地よい素材を追求し続けるイタリアブランドの〈ロロ・ピアーナ〉。同ブランドが時間をかけて作った渾身のテキスタイル“ザ・ギフト・オブ・キングス”。この最も細いウールで作られた無地Tがコチラ。これは1度は着てみたい! 25万3000円(ロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン)
結局のところ究極の白Tって、
どんなものか!?
とどのつまり、男のファッションというのは、シンプルにいきつくのではないだろうか? 才能豊かなデザイナーによるクリエイティブな服も魅力的だし、人気ブランド同士のコラボによる希少な限定アイテムなんかも捨てがたい。でも、こうしたお洒落をすべて経験していくと、もはやシンプルな服が一番となってくるのでは?
その証拠に、ファッションを生業としている多くのデザイナーたちがプライベートで着ている服は、ごくごくシンプルなものが多かったりする。それはファッションショーの最後に出てくるときの彼らの姿を見ればわかる。ただ、このように服がシンプルになればなるほど、それだけ素材へのこだわりは、逆に強くなる。
そしてTシャツというのは、ボタンやジッパーなどの付属もなく、シンプルの極みのデザインでもある。であれば、着る人の目線から考えると、見た目のデザイン性はさほど変わらず、肌で感じる違いだけがすべてとなる。となると、最高に心地よい肌ざわりこそが、贅沢であり、真のラグジュアリーということになるのではないだろうか。それが無地の白Tシャツであれば、なおのことだろう。
つまりはシルエットやフィッティングも確かに重要だが、大人がシンプルな白Tに求めるべきは、信じられないような肌ざわりの素材ということになる。なので、これを究めた白Tこそが究極といえるのではないだろうか?
ちょっとした角度で正体を現す艶が別格の存在感あり!
Tシャツこぼれ話のオススメ記事はコチラ!
◆知る人ぞ知るローカル店だから、自分だけのこだわりに! 西海岸のお土産Tで旅行気分に浸る!
◆共通しているのは“ハラ”見せ! Y2KなノリのTシャツこなしが女性のトレンド!?
●ロロ・ピアーナ ジャパン
TEL:03-5579-5182
雑誌『Safari』6月号 P104掲載
styling : Masahiro Enomoto(remix)