その①
裾結び
Kim Kardashian
キムは“バージニア・ビーチ”と書かれた土産風のレトロTを、後ろでキュッと結んでボディラインを強調。
Eiza González
フロントで裾を結んで肌見せし、バッグは〈ディオール〉のサドルバッグ合わせでY2Kムード全開!
その②
超ピチT
Kylie Jenner
カーヴィーなボディラインが際立つピチT。白Tにデニムという定番合わせも、シルエットを変えるとY2Kに!
Charli XCX
シンガーのチャーリーは、2000年代のセレブを彷彿とさせるピンクのピチTにブラックのバギーパンツ合わせ。
ちょっと趣向を変えて、ここでは女性のTシャツ事情を探ってみよう。まずは、ズラ~リと並んだ、この美女セレブたちを見てほしい。え!? みんな美しい。そりゃそうです。今をときめくファッションアイコンばかりですから。でもポイントはそこじゃない。どれも最新のパパラッチ写真なのですが、なんだか今までと様子が違うと感じませんか?
少し前までの女性セレブたちのTシャツ姿といえば、こんな感じではなかったはず。どちらかというと、ややオーバーサイズ気味の肩の落ちたもので、カラダのシルエットもあまり出ないTシャツを着るというのが主流だった。それがここにきて、こんなに変わってしまった!? しか〜し、この着こなし、どこかで見覚えがないですか? 長く『サファリ』を見てきた読者であれば、なにかピーンと気づくはず! そう、タイトでチビTなトップに、ローライズなデニム。これって2000年前後に流行したスタイルなんです。
そういえば、その頃のファッションアイコンとして人気を誇っていたブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトン、リンジー・ローハンやビヨンセなんかも、こんな肌見せコーデをよくしてましたよね? 昔を知る人にとってはちょっと懐かしい。でも、知らない世代にとっては新しいスタイルってこと。
Tシャツだけでなく、今Z世代と呼ばれる若者たちを中心に、こうした2000年代のファッションは再ブームとなっているよう。そして、2000年をもじって、Y2K(year 2000の略)ファッションとも呼ばれているって知ってました?
つい最近までハイウエストのデニムにオーバーサイズのトップでしたが、ローライズのバギーデニムやミリタリーパンツ、そしてバスト下くらいのミドリフ丈と呼ばれるようなコンパクトなトップにすっかり様変わり。そういえば、よく見てみるとセレブたちが着ているプリントTシャツも、なんだか昔の〈ジューシー クチュール〉や〈エド・ハーディ〉みたいに見えてきたりして。
もはや完全に流行がひとまわりした感じのある今、この波はメンズにも、もしかしたら押し寄せてくる!? そうなると、デビッド・ベッカムやジャスティン・ティンバーレイクが昔よくやっていたような、プリントTにローライズのブーツカットデニムなんて着こなしの時代がくるかもしれない。そしてシープスキンブーツや〈ボン ダッチ〉のキャップのリバイバルなんてのも!?
その③
ヘソチラ出し
Alessandra Ambrosio
ヒッピーテイスト感じるクロップド丈のタイダイ柄Tを、デニム合わせでヘルシーに着こなしたアレッサンドラ。
Irina Shayk
ウエスト部分がチラリと覗く個性的なシルエットの白Tを、レザーパンツとレザーバッグでクールに仕上げている。
Kendall Jenner
まさしくY2Kファッションの先駆者ともいえるケンダル。ツインテールとアイウエアでピチTをさらに盛り上げ!
その④
ローライズ合わせ
Emily Ratajkowski
個性的な漢字Tをバスト下でカットオフしたエミリー。さらにパンツはローライズで、大胆な肌見せが魅力的!
Hailey Bieber
お洒落アイコンのヘイリーは、タイトな白Tにローライズのデニムを合わせて懐かしくも新しいシルエットに!
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◆知る人ぞ知るローカル店だから、自分だけのこだわりに! 西海岸のお土産Tで旅行気分に浸る!
●雑誌『Safari』6月号 P94~95掲載