〈ウールリッチ〉トッド・スナイダーによる新しいコレクションが発進!
今年2月のピッティ・イマージネ・ウオモでお披露目され、注目を集めた〈ウールリッチ〉のブラックレーベルがついに始動した。クリエイティブ・ディレクターは、アメリカを代表するメンズウエアデザイナーのトッド・スナイダー。はたして、今回のコレクションにはどんな思いが込められているのだろうか。来日した際に聞いてみた。
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[トッド・スナイダー]Todd Snyder
1967年、アメリカ・アイオワ州生まれ。〈ポロ ラルフ ローレン〉のデザイナーや〈J.クルー〉のシニアバイスプレジデントなどの要職を歴任。2011年の秋冬NYコレクションで、自身のブランド〈トッド・スナイダー〉を発表。
WOOLRICH
「〈ウールリッチ〉は、200年近い歴史をもつアウトドアブランド。多くの名品がある一方、生地メーカーとしても一流で、私自身もこれまで〈ウールリッチ〉の生地を使って多くの服を作り、そのことを誇りに思ってきました。私が今回のコレクションでテーマとして掲げたのは、その歴史に敬意を払いながら、未来に向けた新しいチャプターを作り出すことでした」
〈ウールリッチ〉の長く誇り高き伝統が、トッド・スナイダーの現代的で不朽の美学と融合して、ブラックレーベルは、ラグジュアリーで個性的なコレクションとして完成された。その華麗なる融合を如実に表すアイテムのひとつがバッファローチェックのダウンコートだ。
「バッファローチェックは、1850年に同社が開発し、多くのブランドで使われてきた歴史的名作です。その表情を高精細なプリントで再現した生地を開発し、ダウンに仕立てています。生地自体は、名門ファブリックメーカー、オルメテックス社と共同開発したもので、機能性も非常に高いものになっています」
ラギッドでありながら、ラグジュアリーでもある“ラギッドラグジュアリー”というスタイルも彼が考えたコンセプトのひとつで、従来のウールから最高級カシミヤに置き換えたオーバーシャツを筆頭に、注目作が目白押し。昔ながらのアメカジとは一線を画す、大人のためのウエアがついに誕生してくれたようだ。
バッファローチェックをプリントしたダウンコートは、今回のコレクションの象徴的なアイテム
ハンドニットメーカー・カナタ社とコラボした、オリジナル柄のカウチンニット
このロングダウンは、白樺の森に着想を得たタイダイ染め。トートバッグは高機能素材“Xパック”でタフな作り。12月10日(火)までGINZA SIX 4階にてブラックレーベルのポップアップ開催中!
雑誌『Safari』1月号 P205掲載
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