【Spotifyで聴ける】ピクニックを楽しむための曲
お気に入りの公園で、太陽の光を浴びながら恋人と、友人と、家族と、のんびり。リラックスした中で風の音とともに聴きたい曲。
ニューヨークのハンプトンズの公園で家族とゆったり過ごしているベン・アフレックとジェニファー・ロペス。家族の時間を包み込む音楽はどんな曲?
ピクニックには’70年代、’80年代的な明るく跳ねた感じの曲のほうが合いますよね。そういう意味で、1曲めの「アイム・イン・ラブ・ウィズ・ユー」(2022年発売)は稀有な良曲。明るくて、太陽の下で聴くのをイメージできますよね。The 1975は曲作りが巧みで、’70年代、’80年代のヒット曲の“ツボ”を上手にとらえています。
2曲めは「モンキー・タイム」。オリジナルは、カーティス・メイフィールドが作って、メイジャー・ランスが歌いました。個人的には、アル・クーパーのこのバージョンが好き。
3曲めの「フロム・ザ・スタート」は軽やかなボサノヴァのリズムがこの時期のピクニックを爽やかに彩ってくれます。次の「セナ」も澄みきった声で、清涼感のある曲です。
「ブレイズ」は最新のヒット曲。次の「メロディ」と合わせて、芝生で寝転がっているときにかかっていたら、とっても気持ちいいと思います。
7曲めの「インヴィジブル」は、今回の選曲の中では、異彩を放っていますね。最近の曲ではあるけれど、懐かしさもある“面白い”曲です。続く’70年代の名曲「カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ」も楽しい曲。子供たちも好きになってくれるんじゃないかな。
次の「オデッセイ」はトーキング・ヘッズを彷彿とさせる楽曲なので、最後にトム・トム・クラブ(トーキング・ヘッズのメンバーによるサイドプロジェクト)の「ジーニアス・オブ・ラヴ」を持ってきました。
そして、この10曲のプレイリストをループして、1曲めの「アイム・イン・ラブ・ウィズ・ユー」へ。この繋がりもいいと思います。
選曲したのは!
[クリス・ペプラー]
Chris Peppler
J-WAVE「TOKIO HOT 100」の人気ナビゲーター。「今回の選曲は、『子供たちがいるピクニックってどんな曲がいいだろう』っていうのが、裏テーマ。ピクニックは急かされるより、“どうぞご自由に!"”って感じがいいですよね(笑)」
[ベック]
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1996年発売の『オディレイ』は「フォーク、ロック、ヒップホップ、ブルース、ノイズ・ミュージックなどをそれまで聴いたこともないような形で自由に融合させた」と高評価を得た歴史的名盤。デビューから現在まで、第一線で活躍し続けている。
「オデッセイ」収録シングル
「オデッセイ」
2023年6月発売のベックとフランスのロックバンド、フェニックスのコラボシングル。8月1日から全米19都市を回る共同ヘッドラインツアー“オデッセイ・ツアー"”のテーマソング。ベックとトーマス・マーズ(フェニックスのヴォーカル)が交互に歌うトロピカルな名曲。
雑誌『Safari』10月号 P217掲載
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