“手放し”で喜べる改良型LS! 〈レクサス〉LS500h エグゼクティブアドバンスドドライブ
超多忙な『Safari Online』世代。まさにこれから年末を迎えるにあたって「猫の手も借りたい!」な〜んて日が来るのは目に見えている。普段はドライブが至上の喜びだっていう人ですらも、「ああ、誰か運転手伝って!」と言いたくなっちゃう気持ち、わかります。だったら“ある程度”クルマに頼っちゃうのも手。実は〈レクサス〉にも、運転中のハンズオフつまり“手放し運転”が叶うクルマがある。LS500h エグゼクティブアドバンスドドライブだ。
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アドバンスドドライブは、高速道路(自動車専用道路)にて作動する、自動運転レベル2の運転支援機能。その機能を〈レクサス〉で唯一搭載するのがフラッグシップセダンであるLS。しかもハイブリッドの500hのみということになる。
さて、アドバンスドドライブとは、カーナビゲーションで目的地を設定すると、ステアリングホイール奥に設置されたドライバーモニタリングカメラにてドライバーを監視しながら、周囲の交通状況に応じて車載のシステムが認知・判断・操作を実行。車線・車間維持、分岐、車線変更、追い越しなどを行いながら、分岐まで運転をサポートしてくれる、というもの。
……と文字にするとなかなかにややこしいのだが、操作は驚くほどにカンタン。一度使えばヤミツキ状態になってしまうこと請け合いだ。
まず、高速道路(自動車専用道路含む)にてステアリングホイールに配されたメインスイッチをオン。これだけでアドバンスドドライブが起動する。輸入・国産含めて運転支援機能系の機能はメインスイッチ+SETボタンという2ステップ起動であることが多い中、〈レクサス〉はワンタッチでの起動を選択したのは興味深い。「せっかくの機能ですから、気軽に簡単に使っていただきたいと思って」とはエンジニアの談。確かに圧倒的にラクな起動だ。
このスイッチひとつでレーダークルーズコントロール(DRCC)、レーントレーシングアシスト(LTA)が作動する。ステアリングがカチッと固まるよう手応えがして、ドライバーはハンドルに手を添えておくだけでOKな状態に。そしてその先、高精度地図データに基づき、正確な自車状況が測定できるなどの条件が揃えば、自動的にハンズオフが可能になる。
ハンズオフになるとき、大型メータークラスターの画面からは、それまで大きく表示されていた速度表示などの数値が消え、全車を追従していることを表す画像がブルー基調で表示される。「ハンズオフOKですよ」的な大げさなアテンションではないので、最初は戸惑うけれど、オーナーになれば逆にこの控えめな提案がありがたいはず。
さらに、目的地を設定しておけば、アドバンスドドライブは車線変更まで支援してくれる。ジャンクションなど分岐に差し掛かると、ハンズオフを終了する警告音が鳴り、メーターの画面上に車線変更を尋ねる文字が表示される。OKボタンを押し、車線変更時にドライバーが合流方向に視線を向ける、つまり目視での確認がシステムに認識されると、クルマが車線変更をしてくれるのだ。
この“アドバンスドドライブ”や駐車支援システム“アドバンスドパーク”を合わせた高度運転支援システムのことを〈レクサス〉は“レクサス・チームメイト”と呼ぶ。そしてこのシステムは〈レクサス〉初となる、オンラインでの自動アップデイト機能を持つ。
先日まさにはじめてのアップデイトを行い、ますます進化する予感すら。今後の展開も楽しみ!
★DATA 〈レクサス〉LS500h エグゼクティブ アドバンスドドライブ
●全長×全幅×全高:5235×1900×1460mm
●車両重量:2400kg
●ホイールベース:3125mm
●エンジン:3.5ℓV型6気筒
●エンジン最高出力:220kW(299PS)/6600rpm
●エンジン最大トルク:356N・m(36.3kgf・m)/5100rpm
●モーター最高出力:132kW(180PS)
●モーター最大トルク:300N・m(30.6kgf・m)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:1792万円
●レクサス インフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577