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2019.06.27


成熟したA4の魅力を再発見! 〈アウディ〉A4 45 TFSI クワトロ スポーツ

普段は新しいモノや派手なものが大好きでも、ときにオーセンティックでトラッドなモノを手に入れたくなったり、体験したくなることってありませんか? 特にほんのりお疲れモードの日。そっと心に寄り添ってくれるような、気の知れた相棒のような何かと、心穏やかな時間を過ごしたい。そんな感じの気分の日もありますよね?

そんなアナタにうってつけの1台なのが、〈アウディ〉A4 45 TFSI クワトロ スポーツ。A4は半世紀以上にわたってモデルチェンジを繰り返す、超ロングセラーモデル。現在発売されている現行型は5代目。近くビッグマイナーチェンジが発表されているけれど、2015年から市場に出ている現行型の円熟味たるや相当なモノ。だから、今まさにオススメしておきたいのだ。その乗り味、まさに「唸る」という表現がピッタリなんだから。



 

意に沿う感じはさすが!


久しぶりに試乗してみるとドライバーの意に沿う感じや、こちらの操作を完全に反映してくれる感じを、アクセルペダルのほんのひと踏みから実感することができるのがスゴイ。

もともと登場当初は、A4は同社ラインナップの中でも末っ子に近いモデルでもあって、比較的スポーティな性格を与えられていた個体だった。シックでエレガントなセダンスタイルとステーションワゴンタイプのアバントを展開していて、そのどちらにも四輪駆動のクワトロとFFをラインナップ。しかし、そのちょっとおとなしめのルックスとは裏腹に、どれもかなりヤンチャだった印象。アシはしっかりと締まり、路面のプリントひとつまで仔細にドライバーに伝える。ワインディングなんかでのハンドリングは最高なんだけど、なんだか日常で乗ると、ちょっと疲れさせられちゃうなぁ、そんな性格だったのだ。

しかし、モデル末期に入り印象は一転。少〜し締め気味のアシはほどよくスポーティな性格を残しているけど、こちらの操作を待ってくれないほどピーキーじゃない。街乗りでのコンフォートさもきちんと感じさせるような、成熟を手に入れている。





エンジンは〈アウディ〉お得意の2ℓ直4ターボで、最高出力は252ps。街乗りカーとしてはそこそこの数字だけど、370Nmを1600rpmから発生させるというあたりが日本のストップ&ゴーの多い道路環境にぴったりマッチングしている理由といえそう。このトルクの出し方も実にジェントルで、比較的ローギアでは飛び出し感をつけがちなダウンサイジングターボ系の中にあって、トルクの盛り上がりが実にきめ細やかなのだ。

逆に高速クルーズではこの個性がスポイルされて、「ああ、普通に2ℓターボだよね」みたいな平凡な感想を抱いてしまいがちなのだけど、超低速域〜街乗り域でのアクセルコントロール性の高さ、踏み代に対しての燃焼のフレキシビリティは、ちょっと感激に値するレベル。信号待ちの停止ラインへの合わせこみなんていうところなんか、加減速ともに絶妙にこちらの意を反映してくれるのだ。

どんなにブルーな1日でも、このA4に乗ればきっと癒やされるに違いない。この絶妙のアクセレーションでモヤモヤも吹き飛んでしまうかも⁉
 

 
★DATA〈アウディ〉A4 45 TFSIクワトロ スポーツ
●全長×全幅×全高:4755×1840×1410mm
●ホイールベース:2825mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ
●最高出力:185kW(252PS)/5000~6000rpm
●最大トルク:370Nm(37.7kgm)/1600~4500rpm
●トランスミッション:7速Sトロニック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:624万円

 
Information

●アウディ コミュニケーションセンター 
TEL:0120-598-106

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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