まさにレインボーブリッジ!?
〈ゼニス〉の黒時計はひと味違う!
レインボーカラーの時計と聞くと、「派手で似合わないかも」なんて、尻込みをする人もいるだろう。けれども、〈ゼニス〉の新作コラボウォッチは、ちょっと違う。どう違うかというと、ボディはシックなブラック。精悍さをしっかりと確保しつつ、スケルトンの文字盤から見えるブリッジをマルチカラーで彩色しているというお洒落な1本。これなら、派手派手しい印象は皆無。むしろ、これを手元に置くだけで、洗練された雰囲気の中にも遊び心を備えている、そんな余裕のある大人を演出できるというわけ。さらにこちらは限定アイテム。希少価値だって高いモデルなのだ。
〈ゼニス〉の新作は、精悍さとカラフルさが融合したデファイ 21 フェリペ・パントン。世界的な人気を集めている現代アーティスト、フェリペ・パントンとのコラボアイテムだ。
〈ゼニス〉とフェリペ・パントンのコラボレーションは、2020年にマニュファクチュールの建物のファサードを、現代アートのキャンバスとして仕上げたことからスタート。それがきっかけとなって、今回のコラボウォッチの誕生へと繋がった。
で、こちらのデファイ21 フェリペ・パントンの特徴はというと、ムーブメントのブリッジをレインボー調のカラーに仕上げているところ。これ、簡単そうに見えて実は大変な作業。ムーブメントの表面処理に革新的なシリコン粒子の立体的なPVDでコーティング。これがメタリックなレインボー調のグラデーションとなるのだが、これを実現するのに何カ月もの時間を要したそう。いやはや、頭が下がります!
さらにそのコーティングしたブリッジなどの各ピースは、なんと、それぞれわずかに異なる色を帯びている。つまりは、唯一無二のタイムピースになるというわけ。う〜ん、これだけでも十分価値のある1本!?
スケルトンの文字盤には、それ以外にも特徴が。まず、中央にある時分針にご注目を。稲妻のように歪んでいるのがわかるはず。これはパントンの作品から着想を得たもの。そして、12時位置にあるパワーリザーブや、6時位置の60分積算計、9時位置のスモールセコンドなどに見られる白と黒のモアレ効果を用いた縞模様もパントン作品のテーマを再現したものだ。
ブラックでカラーリングされたケースも、コラボアイテムらしい工夫がなされている。セラミック製の軽量かつ堅牢なボディには、4隅に“FP#1”の文字を刻印。これは、“Felipe Pantone El Primero”を意味するもの。エル・プリメロは〈ゼニス〉の傑作ムーブメントの名前として、すでにご存知の人も多いはず。また、ベゼルにはグリッド柄を配し、ワントーンのボディにアクセントを加えている。
100本限定。ケース径44mm、自動巻き、セラミックケース、ラバーストラップ、10気圧防水。220万円(ゼニス/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)
ストラップは、ブラックのラバー製。ベゼルのグリッド柄と合わせたようなデザインで、実にスポーティでスタイリッシュ。これなら、たとえば春に人気の黒ナイロンジャケットとの相性もぴったり。レインボー調のカラーが差し色として効いているから、トーンが同じ黒でも重たくならないのもいい。
こちらは100本限定のコラボアイテム。虹のようにずっと存在するモデルではないので、気になった人はお早めにどうぞ!
●LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス
TEL:03-3575-5861