2023.05.14
個性あふれるアフタヌーンティーで特別感を味わう。
各ホテルでしのぎを削るアフタヌーンティー。旬のフルーツを使ったスイーツや、食事のように充実したセイボリーなど、日々進化を遂げている。ここではさらにイベント性が高い個性派をご紹介。もはや午後の紅茶は女性のためだけのものではないのだ。
01/ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』は知的で美味しい!?
メズム東京、オートグラフ コレクション
ホテルのクリエイティブディレクター小泉堅太郎氏が監修し、キュリナリーアーティストとミクソロジストの3人でコラボ。ひとつのテーマを完成させるのに4カ月かかる力作
ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』をメレンゲの上に転写した野菜のモクテル。バー&ラウンジならではのドリンク
16階から見下ろすウォーターフロントの景色も楽しみたい
絵画の登場人物ゆかりのスイーツ。紅茶セットで。4月17日〜7月28日。5800円(税込)。1日24組限定
16階のバー&ラウンジ〈ウィスク〉で供される新感覚のアフタヌーンティー“アフタヌーン・エキシビジョン”。第8弾はレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』の世界観を表現した、その名も“Supper(サパー)”。昨年夏に好評を博したメニューを再構築しての“再展示”だ。ベジタリアンだったダ・ヴィンチにちなみ野菜ベースのモクテルと、生ハムを巻きつけたグリッシーニからスタート。このメニューのために手作りしたというボックスを開くと、12人の弟子とキリストの逸話から発想されたスイーツやセイボリーが、スモークとともに登場。たとえば銀貨でキリストを売りわたしたユダは銀貨を彷彿させる丸いチョコクッキーに。弟子のゆかりの地に中東が多く、エジプトやイスラエルの伝統菓子が並ぶのもユニーク。
02/横浜の和・洋・中を詰め込んだ大人の逸品。
ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜
誰もに幸福が訪れるよう“一陽来復”という言葉を添えた島台や、スティックに挿した鉢庭など、プレゼンテーションもこだわりが
※写真はイメージです。一部メニュー変更あり
全個室の〈日本料理 濱〉。“濱茶膳”は料理長・青木信啓氏が考案
多彩な横浜を味覚で堪能。5月1日〜6月20日。8800円(税込)
ホテルが位置する横浜ゆかりのスイーツやセイボリーをコース仕立てでいただけるのが、〈日本料理濱〉の“濱茶膳”。神奈川県産の地魚を使ったかわり寿司や日本庭園・三渓園公認の箱庭のような重など、定番人気メニューに加え、季節ごとにメニューも刷新。5月1日からは“初夏の濱茶膳”がスタートする。西洋を象徴するカレーパンや鮑のグラタンをはじめ、涼しげな甘味ところてんなどもラインナップされる。創意工夫あふれる横浜の和・洋・中が味わえ、まるで食べ歩きをしているよう!?
03/ホテル最上階のパノラマの景色の中でフレンチを。
ザ・プリンス パークタワー東京
オードブルプレートやグランデセールなどフレンチのメニュー構成。店名にも由来している、新緑の季節の“ヴェール(緑)”がテーマ
窓が開放的な店内。"天空のフレンチアフタヌーンティー"は〜6月30日。8000円(税込、サ別)
晴れている日は富士山も一望できる、ホテル最上階の〈レストランブリーズヴェール〉で味わう“天空のフレンチアフタヌーンティー”。モクテル、セイボリー、オードブルプレート、スイーツ、グランデセール(メインのデザート)からなるフレンチスタイル。グランデセールは、ドライアイスがまるで雲海のように湧き出るルビーショコラのムース、またはピスタチオのムースの2品からチョイス。オードブルプレートやセイボリーはフランス料理国際コンクールで入賞したシェフが考案する本格派だ。
文=古関千恵子
text:Chieko Koseki
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