[アスリートとファッション]第1回
“楽ちんトップ”でも だらしなくない服装に!
日本を代表するトップアスリートの素顔に迫る集中連載。トップバッターはリオ五輪200mバタフライ決勝であの怪物マイケル・フェルプスに0.04秒まで迫った坂井聖人選手。スイマーだけに、普段見るのは水着姿やプールサイドでの公式ウエアくらいだが、実はお洒落の腕も一流。逆三角形のカラダに似合うゆる~い“楽ちんトップ”を絶妙なバランスで着こなす姿をご覧あれ!
がっちり肩幅だからオーバーサイズ好き!
まずは、世界で戦うスイマーの鍛えられたカラダを見てほしい。坂井選手は、通称“2バタ”と呼ばれる200mバタフライを得意としている。水を大きくかきこむために胸筋も発達しているが、肩の可動域を広く使って推進力を得るため三角筋も大きい。まさに絵に描いたような逆三角形の持ち主だ。「特に肩幅が広いので、この体型でジャストな服を探すのは難しいんですよね。だから、基本はXLなどの大きめのサイズを選んでゆったり着ています。でも、肩幅があると友達もTシャツ姿が似合うまといってくれるので、たまにジャストサイズを見つけて強調するときも(笑)」練習日はジャージで向かうことも多いので、それ以外の日はお洒落に気を配っている。オフには服を買いに代官山あたりへ出かけることも多く、そのセンスのよさは競泳選手の間でも有名。そんな坂井選手は昨年肩の手術を経験した。しかし、現在は東京五輪に向け、「怪我で落ちた筋力も強化し、戦える準備をしています」と闘志を燃やしている。来シーズンは、競技とお洒落の両面でトップギアに入った坂井選手を見られるはずだ。
Point1 ゆったりドロップショルダー
肩幅が広くてもゆったり着られるという理由で選ぶことが多いのが、ドロップショルダーのトップ。一般的な服は、肩幅基準で選ぶと着丈が長すぎてバランスが悪いが、その問題も解消できる
Point2 楽ちんなオーバーサイズ
Tシャツやシャツなどの場合は、あえてXLなどのオーバーサイズのものを選んでゆるめに着ることも。最近は大きめのサイジングがトレンドでもあるので、選択肢が多くて助かっているのだとか
Point3 だらしなく見えないバランス
ゆるめの服が好きではあるが、だらしなく見えないようにするのが坂井選手のこだわり。トップはゆったりさせつつ、パンツはすっきりとしたシルエットのものを選び、バランスを調節している
コーデュロイジャケット3万9800円、スウェットシャツ 1万7800円(以上レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、デニムパンツ2万4000円(プロスペクティブ フロウ/ Safari Lounge)、チェックシャツ1万2000円(ペンドルトン/アドナスト)、腕時計30万円(グランドセイコー/セイコーウオッチ お客様相談室)、サングラス3万2000円(アーナー/グローブスペックス エージェント)、スニーカー8万5000円(クリスチャン ルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパン)
[チャンピオン フォー RHC]
CHAMPION FOR RHC1万9000円(チャンピオン フォー RHC/RHC ロンハーマン)
コーデに悩まなそうな淡色のプルオーバー!
肩線を落としたパーカを選んだ理由は、これ1枚羽織るだけでコーデが完成する楽ちんさ。普段は色物をあまり着ないが、「こういった淡色なら挑戦してみたいですね」。
ROTOL
デニム合わせで着てみたくなる味出しカバーオール!
[エストネーション]
ESTNATION
1万9000円(エストネーション)
シンプルな無地を選ぶことが多いが、「色柄ではチェックが好き」ということで、このシャツもチョイス。きちんとマジメに着るというより、羽織りもの感覚でさらっと着るスタイルがお好み。
●エストネーション
TEL: 0120-503-971
●クリスチャン ルブタン ジャパン
TEL: 03-6804-2855
●グローブスペックス エージェント
TEL: 03-5459-8326
●Safari Lounge
TEL: 03-4485-1305
●セイコーウオッチ お客様相談室
TEL: 0120-302-617
●ビームス 原宿
TEL: 03-3470-3947
●ユナイト ナイン
TEL: 03-5464-9976
雑誌『Safari』12月号P275‐277掲載
photo : Takaharu Tsuchiya(TUCCI), Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix) hair&make-up : Namiko Shiroo(+nine) text : Takumi Endo
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