〈セリーヌ〉銀ギラギンな1足で大人が童心にかえる!?
シルバーが効いたバッシュ!
ストラップやアンクルのクッションなど、’90年代のバッシュに見られた意匠が懐かしい。シルバーでエッジが効いているけど、意外と合わせやすい。9万1000円(セリーヌ オム バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
本誌のキャッチコピーは“いくつになっても冒険野郎”。年を重ねると保守的になりがちだけど、いつも少年のように好奇心旺盛でいたい。ってのがその真意なんだけど、〈セリーヌ〉のクリエイティブ・ディレクター、エディ・スリマンは、そんなコピーを地で行く人物だ。エディといえば、ロックなイメージを抱いている人も多いはず。でも、今季のコレクションで、安易なステレオタイプを見事に覆した。驚くことに彼が着目したのは、TikTok⁉ 「若造のアプリでしょ」なんて心を閉ざすことなかれ。踊りながら自己表現を続けるEボーイたちの自由な感性を反映したコレクションは、パンク、エモ、スケーター、と様々な要素が混在していて、ワクワクする。
たとえば、コレ。今日的なテーマの1足だけど、ぼってりしたハイカットが懐かしいし、メタリックな近未来感が、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』育ちのアラフォー世代にもぐっとくるでしょ? ということで、最近オヤジ化が進んじゃっている元少年たちにこそ、挑戦してほしい。エディみたいに、いつまでも瑞々しい感性が手に入るかも!?
スニーカーの随所に〈セリーヌ〉のロゴが大胆に施されている。このヒールのステッチもレトロフューチャーな雰囲気
ソールの底はこんな感じ。こちらは足跡が、ブランドネームになるという仕掛け。細かいところまでギミックが効いていて、心憎い!
●セリーヌ ジャパン
TEL:03-5414-1401
雑誌『Safari』2月号 P90掲載
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