薄く仕上げたレザーで品のある風合いをプラスしたメッセンジャーバッグ!
アペニン山脈の名を冠した“アペンニーニ”に彩ったヴェネチアグロリアレザーを採用。W19×H15×D9㎝。45万1000円(ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
十二単衣にだって馴染むバッグ!?
春はあけぼの。夏は夜。秋は夕暮れ。冬はつとめて。『枕草子』で清少納言が四季折々の趣深い景色や雰囲気を1日の時間を切り取って表現した名文。そうした季節の移ろいを風情として楽しむのは、平安時代も今も変わらない。むしろ現代のほうが、いっそうその趣向が深いかもしれない。
たとえば、ファッション。春はパステルカラー、夏は白やブルー系、秋はブラウン系、冬は黒とかネイビーの暗色系を着たくなるでしょ? 景色の移り変わりや気温の変化に合わせて、自然と身につけるものに季節感を意識してしまうのは、日本人特有のDNA的なものが作用しているのかも!?
だからこそ、シーズンカラーにすこぶる弱い。毎シーズン、いい色合いのものが様々なブランドでリリースされるのを見るたびに、心が躍るもの。そして、今回紹介するこのメッセンジャーバッグが、まさにそれ。こちらは2025春夏の限定カラー。
〈ベルルッティ〉らしいレザーの風合いを生かした格式高いカラーチョイスが食指を動かす。春夏のシーズンカラーだけど、季節問わず、いろんな服装にスッと控えめに馴染んでくれる、まさに才色兼備なバッグ。きっと清少納言が着る十二単衣にも馴染んでくれるんじゃないかと。
シーズンカラーは2色で、こちらはあざやかなオレンジと深いバーミリオンをブレンドした“アランチョ・ヴェルミリオ”。スクリットの入らないシンプルな顔もまたいい。40万9200円(ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
●ベルルッティ・インフォメーション・デスク
TEL:0120-961-859
雑誌『Safari』2月号 P146掲載
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