右裾に付けられたお馴染みのトライアングルロゴが小気味いい。王道の白Tにデニム・オン・デニムもよし、前を閉めて黒デニムと合わせるもよし! 予定価格24万7500円(プラダ/プラダ クライアントサービス)
それとも“悠久の歴史”か!?
神は細部に宿る。この有名な言葉は、誰がいった言葉なのか、定かではないようだが、芸術や建築の分野で語られることが多いようだ。細かい部分にまでこだわることで、全体としての完成度が高まる。ひるがえって、“本物”は細部にまでこだわった意匠がポイント、ということだろう。
そんなことを再確認させてくれるのが、この〈プラダ〉のGジャンだ。印象としては、シンプル・イズ・ベストな王道ブルゾン。ヴィンテージのような風合いのブルーは、カリフォルニアの青い空とも相性抜群だ。
そして、ここからが真骨頂というべき“細部”。ブランドロゴが品よくデザインされたボタンはもちろん、右裾にブランドのアイデンティティともいうべき、トライアングルロゴが配置されている。この位置が絶妙。普通だったら、胸の部分に持っていきたくなるところだけれど、ここにあることで、上品だ。
加えて、右腰のパッチ。よ~く見ると、1913年のブランド開業の地・ミラノのアドレスが記載されている。そこに“悠久の歴史”を感じるのは、デニムという育てがいのあるアイテムだからなのかもなんて、想像が膨らんでしまうのは、“本物”だからゆえだろう!?
ヴィンテージのような雰囲気のパッチ。1913年の開業の地の住所が入っていて、ディテールへの配慮も楽しめる!
●プラダ クライアントサービス
TEL:0120-45-1913
雑誌『Safari』3月号 P35掲載
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