“スマート”なのに“泥臭い”男は きっと魅力的!
計算しつくされたワイドデニム!
太めのシルエットではあるが、決して“太すぎ”ではないので大人のカジュアルに取り入れやすい。ブランド初期のアーカイブデニムの仕様を採用したあて布やバックポケット(下記参照)などの細部も男心をくすぐる。3万2000円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン 表参道)
ただの嫉妬だったらすみません。でも、なにもかもソツなくスマートにこなせる男って、どこか人間味に欠けて見えたりしませんか? ときには泥臭く頑張る姿があってこそ、人は魅力的に見えてくるんじゃないかと。まあ、いい年の大人がいつまでもがむしゃらなスタンスというのもチト厳しいのは事実。ある程度年相応のスマートさとのバランスは心掛けたい。
で、そんな“泥臭さ”と“スマートさ”の黄金比をそのまま落としこんだような1本がこの〈ラグ & ボーン〉のリジッドデニムだ。都会的な細身シルエットが多い同ブランドのデニムには珍しく、骨太でワイドなストレート。生地も14Ozのセルビッジデニムを使用し、ヴィンテージのワークウエアを思わせるような佇まい。と、一見完全に“泥臭い”方面のデニムに思えるが、そこはさすが〈ラグ & ボーン〉。しっとりとした光沢を放つ日本製の生地や、その濃紺のボディに馴染む黒のリベットやフロントボタンなど、細部は非常に都会的でスマートな仕上がりなのだ。
“泥臭さ”と“スマートさ”は共存できるってことを語りかけているよう⁉ ともかく大人諸君はこの1本を手はじめに、そのベストバランスを模索してみてはいかがでしょう。
アーカイブデニムのディテールを採用!
右:ウエスト内側のあて布は、タキシードパンツの伝統的な仕様に着想を得たもの 左:2枚の生地を縫い合わせたバックポケット。縁どりのステッチも特徴的だ
●ラグ & ボーン 表参道
TEL:03-6805-1630
雑誌『Safari』8月号 P128掲載
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