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CULTURE カルチャー

2020.07.03


共感必至の青春音楽ドラマ! 『カセットテープ・ダイアリーズ』

映画を観ていて、流れてきただけで一気にテンションがアガる名曲ってあるでしょ。しかもそれがストーリーにぴたりとハマっていたら、陶酔レベルの興奮が訪れる。そんな映画の醍醐味を体験させてくれる、新たな作品が誕生した。この感覚、ちょっと『ボヘミアン・ラプソディ』に近いかも!?

『カセットテープ・ダイアリーズ』
胸アツなポイントは?
1980年代の大ヒット洋楽に気分がアガる!



タイトルに“カセットテープ”とあるように、舞台はノスタルジーを感じさせる‘80年代。ロンドンから1時間の距離にある町で、16歳のジャベドが、もろ“アメリカン”なブルース・スプリングスティーンの音楽を聴いて“覚醒”する物語。

主人公のジャベドはパキスタン系の移民。そのことで嫌がらせを受けることも多かったが、詩を書きながら将来の夢を模索していた。そんなある日、スプリングスティーンを聴いたことをきっかけに、彼は文章を書く仕事への一歩を踏み出す。というストーリーの中で、友情や恋、厳格な父と思いやりにあふれた母と妹、そして夢への背中を押してくれる人たちと、様々なドラマを繰り広げる。これは、共感しまくりの要素が詰まった作品なのだ。

この映画の魅力のひとつと言っていいのが、スプリングスティーンの曲の歌詞が“ビジュアル”として画面に登場したり、マイケル・ジャクソンやマッドネスといった'80年代アーティストを意識したミュージカルシーンがあったりという、“気分がアガる”演出だ。

そして、アガるだけではない、思わず胸に熱いなにかがこみ上げるクライマックスが用意されている。ちなみに、ジャベドのモデルは実在の人物で、監督自身(『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ)もスプリングスティーンの大ファン。“ボス”本人も映画の仕上がりに感動したという。

スプリングスティーンの名曲の多さに改めて感心するし、音楽への愛、青春への愛、’80年代への愛など、とにかく“愛”が詰まった1本。心からオススメ!

『カセットテープ・ダイアリーズ』
製作・監督/グリンダ・チャーダ 出演/ビベイク・カルラ、クルビンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ 配給/ポニーキャニオン
2019年/イギリス/上映時間117分

7月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
(c)BIF Bruce Limited 2019

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