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2021.01.28


“さすが”としか言いようがない!〈ビー・エム・ダブリュー〉X7 M50i

ごく個人的な話で恐縮だけど、昨日、雪山に行ってきた。白銀の世界をバックに「かっこいいクルマの写真をとろう!」という趣旨の取材旅だったのだが、これが恐ろしいほどに難航。そう、ドカ雪が降った年末年始を最後に、なんとどんどん雪が溶けている(涙)。こうなってくると、もう少し、あと少しと雪を求めて標高を上げてドライブをし続けるほかなく、非常に時間がかかってしまったのだった。で、思った。こういうときって、やっぱりコレくらいのクルマがあったら、パワー的にも心理的にもラクなのにって! 〈ビー・エム・ダブリュー〉X7 M50iだ。


 

 
スポーツセダンのイメージが強い〈ビー・エム・ダブリュー〉だが、グローバルトレンドの例に漏れず、気づけば意外なほどにSUVラインナップが拡充している。

同社のSUVは頭文字に“X”がつくのだが、スモールなX1からはじまってX2、X3、X4、X5、X6、そしてX7と隙間のないラインナップがズラ~リ! しかも只今流行ど真ん中である、クーペのようにルーフを傾斜させたスポーティなクーペSUVを、はじめてマーケットに送り出したパイオニア。そんなこともあって、奇数ラインはSUVスタイル、偶数ラインはクーペSUVスタイルと、スタイリングも豊富ならば、ガソリンエンジンからマイルドハイブリッド、そしてディーゼルとパワートレーンの選択肢も豊富。いつの間にやら、一大SUVメーカーにもなっていたのだ。

そんなSUVファミリーの頂点に君臨するのが、今回ご紹介するX7。なかでも頂点中の頂点、MパフォーマンスのM50iはやっぱり、頂点の名にふさわしいリッチさにあふれていた。 

 
まずボディがデカい! 傍に立つとまるで小山か象か、言い知れぬ威圧感を醸し出すほど。

全長は5m超えの5165mm、全幅は2m(2000mm)、全高は1835mmと書き記すだけでも圧倒的なのをご理解いただけるだろうか。

特にクーペライクなX6と比較すると、高さの迫力は圧倒的だ。リアエンドのルーフが四角く切り立っているために、あらゆるレジャーに求められる荷物積載量を巨大な荷室でカバーしてくれることは、想像に難くない。 

 

室内空間はまるで走るホテル!?

しかし、アッ……と息を飲んだのがインテリア。試乗車はなんとアイボリー・ホワイトのレザーが張り巡らされていて、「これはまるで走るホテルだ!」と感激した。

コックピットも随所にウッドとレザーがあしらわれ、ため息モノのエレガンス。収納式の3列めシートを備えているが、恐ろしいことに3列めまでもが「フツーに座れてしまう」という驚異のゆとりを持つから、このボディサイズは伊達じゃないのだ。おすすめは2列めを独立したキャプテンシートにすること。さすればそこには、ゆとりしか存在しない。

そして走りも期待を裏切らないモノだった。エンジンはV8 4.4ℓ、8速ATとの組み合わせ。最大出力は530ps、最大トルク750Nm(!)。さすが、としか言いようがない。 

 
事実、踏みはじめからボディの重みやダルさを全く感じさせないスッキリフィール。さらに当然ながら、泉のごとく湧き出るトルクに全く途切れもない。M50iということでサスペンションもブレーキも専用のものが装備されているが、これのおかげで全高180センチ超えのロールがカッチリと固められていたことにも驚いた。

さらにいうなら、試乗車にはオプションとなる22インチタイヤが装着。ただカタめただけではガツガツ、ゴロゴロした入力がもたらされるはずなのだけど、車内はシ~ンと静まりかえり、フラットなまま。

一体このクルマに何をしたんだ、〈ビー・エム・ダブリュー〉! ブランド初であるはずのフルサイズSUVには、すでにこなれ感すら漂っていたのだった。 

 

気になるスペックは?

★DATA 〈ビー・エム・ダブリュー〉X7 M50i
●全長×全幅×全高:5165×2000×1835mm
●車両重量:2580kg
●ホイールベース:3105mm
●エンジン:4.4ℓV型8気筒DOHCターボ
●最高出力:390kW(530PS)/5500rpm
●最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800~4600rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:1603万円 

 
Information

●BMWカスタマー・インタラクティブセンター
TEL:0120-269-437

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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