〈アウディ〉Q3 スポーツバック35 TDIクワトロ Sライン
東京都民もいよいよGo toキャンペーンの仲間入り!? な〜んて期待膨らむポストコロナ。そう、アクティブな『Safari Online』世代なら、もうロングドライブのチャンスを待ってはいられない。そんな勢いのままに、ここで一気に“新顔”をガレージに迎えちゃうっていうのも手かも。
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〈アウディ〉SUV群の中核を担うQ3が8年ぶりのフルモデルチェンジ。新たにクーペスタイルの“スポーツバック”をラインナップして登場した。今回は、なかでもトレンドど真ん中のディーゼルエンジン搭載モデル、〈アウディ〉Q3 スポーツバック35 TDIクワトロ Sラインをご紹介!
まずはQ3のオーバービューから。気になるボディタイプは2種類をラインナップする。今回ご紹介するクーペタイプの“スポーツバック”は、これまでセダンタイプのモデルに設定されていたが、満を持して(?)、このQ3からSUVへの設定がスタートする。しかし、オーセンティックなSUVルックももちろん用意されていて、どちらもやや意匠が異なるからお気に入りを見つけてほしい。一番端的な特徴はやはりグリルの表情だ。
〈アウディ〉のアイコンといえば“シングルフレームグリル”。SUV群では大型のインテークを生かした八角形“オクタゴン”の意匠を採っている。スポーツバックには以前から同社“RS”グレードにも採用されていた蜂の巣状メッシュ、いわゆる“ハニカム柄”をさらに細かくしたものが入る。対してSUVタイプには縦にメタルのラインがあしらわれる。むろん、ルーフラインの傾斜とともにラゲッジ容量も微妙に変わるので、ルックスと使い勝手をメインに考えていただきたい。
パワートレーンも強気な設定で、わかりやすい。メインになってくるのは今回ご紹介する2.0ℓターボディーゼルで、〈アウディ〉の代名詞であるクワトロ=四輪駆動はこのディーゼルのみ。ガソリンエンジンをチョイスすると自動的にFFとなる。
さらに、同じパワートレーンであればSUV、スポーツバックにサスペンションの差はなく、「スポーツバックだからスポーティ=アシが硬い」な~んてこともなく、乗り心地はかなりラグジュアリーだ。
乗りこめば、〈アウディ〉ならではの進化したMMI(マルチメディアインターフェース)とデジタルコックピットが美しい。今回のQ3はこのデジタルコックピットが嬉しい標準装備に! 定価でこの贅沢な気分が味わえるとは嬉しい限りだ。
さらにドライバーを嬉しくさせるのは、この熟成のディーゼルエンジンの吹けのよさ!
踏みはじめからボディサイズをひと回り小さく感じさせるほどにトルキー、かつ細やかに繊細によく吹ける。試乗シーンは箱根神社周辺だったのだけど、急峻な登坂路も涼しい顔で駆け抜ける頼もしさ。正直ライバル社を見わたしても、このエンジン、同クラスならダントツ気持ちイイ。
さらに最近の〈アウディ〉で目を見張るのは、ステアリングの意に沿う的確さ。これももちろん実現されているから、どこまでも走りたくなっちゃいそう!
むろん、最新世代の安全性能も抜かりなし。すでに販売店によっては今年分を売り切っているというから、年内に欲しい人は急いで!
★DATA 〈アウディ〉Q3 スポーツバック35 TDIクワトロ Sライン
●全長×全幅×全高:4495×1840×1610mm
●ホイールベース:2680mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCインタークーラ付きターボ
●最高出力:110kW(150PS)/3500~4000rpm
●最大トルク:340Nm(34.7kgm)/1750~3000rpm
●トランスミッション:7速Sトロニック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:563万円
●アウディ コミュニケーションセンター
TEL:0120-598-106