Safari Online

SEARCH

CARS クルマ

2020.03.23


“特別”なものには やっぱり価値がある!?

たとえば“限定”とか“別注”とか、普通とは少し違う“特別”なものに惹かれるのは男の性!? それがたとえちょっとした差であっても、そこには無限の魅力がある!


[ベントレー ベンテイガスピード]
BENTLEYBENTAYGA SPEED


日本人はよく“特別”とか“限定”とかいった言葉に弱いといわれる。スポーツブランドのスニーカーなどはその代表的なものだろうが、頭のてっぺんから爪先まで、ファッションブランドのそうしたアイテムにつられちゃう人は実に多い。でもそれは日本人だけに限ったことではなく、実際はグローバルでも人気は高い。それを証拠に海外で、「こんなのあるんだー!」的な商品を目にすることがある。それにアメリカだけで発売とか地域限定も多いようだ。人間は皆“特別”がお好きなんだよね。
 

 

自動車業界も例に漏れず、限定車はよく売れる。装備を充実させただけのものから、エンジンをカリカリにチューニングしたものまで、それこそ内容は様々だが人気は高い。カタログモデルより確実に売れる。ここでフィーチャーする〈ベントレー〉ベンテイガスピードもそんな1台。〈ベントレー〉初のSUVとして話題をさらった、ベンテイガのハイパフォーマンスバージョンだ。
 

 

実はスピードの名前はこれがはじめてではない。コンチネンタルGTには2007年からこの名前のモデルが存在していた。エンジンパワーをアップし、足回りを強化したものがそれだ。面白いのは、それがスタンダードモデルと同じくらいの台数売れているという事実。通常この手のモデルは全体の1割か2割となるが、コンチネンタルGTスピードはおよそ5割の販売比率を持つ。ん? となると特別じゃないかも。でも理由はシンプルで、もはや2000万円とか3000万円の領域になればその差額などそれほど気にならない。オプションでアレとコレをつけてなんてやっていると、すぐにスピードの価格に追いついてしまうのだ。となれば、どうせならパワーアップされた上級モデルにしようかって話になる。そのほうが走りの楽しさは上がるし、威張りも効く。というか、やっぱり“特別”感は高まるというものだ。
 

 

で、このベンテイガスピードだが、日本の割り当ては20台で、そのほとんどがすでに行き先が決まっている。かなり“特別”だ。内容もそうで、チューンナップされたエンジン出力は635psに達する。スタンダードの12気筒が608psだからそれなりに差はある。最高速度は301㎞/hに対し306㎞/h。0 -100㎞/h加速は4・1秒に対し3・9秒に縮められる。まぁ、それでいて価格差100万円を切っているのだから、こちらを選びたくなるのも当然だろう。
 

 


ほかにもある!

このクルマの楽しみ方&使い方


このスピードがスタンダードモデルのハイパフォーマンス版であることは前述したとおり。なので、実際に走らせるとパワーもそうだが、“らしい”演出がしっかりと施されている。たとえばドライブモードをスポーツにする。もちろんスタンダードモデルでもギアボックスの変速タイミングを遅らせてエンジン回転数を上まで引っ張ったり、ステアリングの反応を重くしたり、サスペンションを硬くしたりといったセッティングが自動で行われる。スポーツカーブランドとして生まれた〈ベントレー〉本来の味が前面に押し出される格好だ。で、スピードはそこにレーシーなエキゾーストノートが加わる。低音から乾いた高音へと変化する様はまさにレーシングカー。思わずニヤリとしてしまう。また、スピードにはアルカンターラで巻かれたステアリングホイールが採用されているのもポイント。つまり、握った感触もまんまレーシングカー。ちなみに、リアルレザーのバックスキンより今はアルカンターラのような人工皮革が主流。このほうが軽量化のメリットは大きい。

というように、ベンテイガスピードはSUVであってもかなりスポーティなフィーリングが得られる。これぞ鬼に金棒。ライバルは〈ランボルギーニ〉ウルス? 〈ロールスロイス〉カリナン? いやいやこのフィーリングはオンリーワンってところですかね。
 

 


ココにもソソられる!


01 エンジン
もはやレーシングカークラス!

エンジンはお馴染みの6ℓ W型12気筒。スピードはそれをチューニングアップして同じW12気筒の608 psを635 psまでパワーアップさせた。V 8モデル比でいうと85 psもの出力アップだ。数字だけだとル・マンのレーシングカーのよう。

02 インテリア
“スピード”ならではの装備満載!

ベンテイガスピードのインテリアにはアルカンターラが採用される。コンチネンタル・スーパースポーツ以来の採用だ。このほかバックレストに“SPEED”の文字が刺繍されたり、スタンダードモデルにはないステッチのカラーが用意される。

03 エクステリア
お化粧的パフォーマンスキットも!

ボディまわりではボディカラー同色のサイドスカート、大型のテールゲートスポイラーが印象的。このスポイラーはリアのダウンフォースを稼ぐ役目をする。ダークティンテッドヘッドライト、22インチの専用アルミホイールも目を引く。

 
Information

SPECIFICATIONS
ベントレー ベンテイガスピード
●全長×全幅×全高:5150×1995×1775㎜ 
●エンジン:6.0ℓ W12気筒ツインターボ 
●最高出力:467 kW(635 ps)/5000 - 5750 rpm 
●最大トルク:900 Nm / 1500 -5000 rpm 
●トランスミッション:8速AT ●駆動方式:4WD 
●車両重量:2530 kg 
●定員:5名 
●税込み価格:3000万円~ 
●問ベントレーコール70120 - 97 - 7797

雑誌『Safari』4月号 P236・237掲載

“ドライブは楽し!”の記事をもっと読みたい人はコチラ!

文=九島事務所 text : Kushima Office

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ