〈リシャール・ミル〉が〈マクラーレン〉とコラボ!
1億円超の限定ウォッチの中身とは⁉
普段から高級時計に慣れ親しんでいる人なら、「うん百万円」と聞いたくらいでは驚かないだろう。しかしながら、さすがに「1億円超えの時計!」と聞けば、興味を示すのでは? その超高級時計というのが、〈リシャール・ミル〉の新作RM 40-01 オートマティック トゥールビヨン マクラーレン スピードテール。名前にあるように、〈マクラーレン〉史上最速のロードカー、“スピードテール”のデザインを踏襲した1本。さらに複雑機構トゥールビヨンを搭載し、独自素材のカーボンTPTをケース素材に採用と、デザイン面以外でも破格の存在。これは中身が気になる!
〈リシャール・ミル〉の新作は、〈マクラーレン〉とコラボしたRM 40-01 オートマティック トゥールビヨン マクラーレン スピードテール。実は両社、パートナーシップを締結してから今年で5年め。その成果として、最高級なタイムピースを誕生させたというわけ。
着想のもととなった〈マクラーレン〉のスピードテールは、最高時403km/hを誇るハイパーカー。4ℓV8ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリットシステムを搭載し、〈マクラーレン〉史上最速を誇る“公道走行可能車”となっている。
ケースは流線型のティアドロップ形。これはスピードテールの独特なフォルムを生かしたもので、これを再現するために〈リシャール・ミル〉の外装開発チームは約18カ月間、過去最長の約2800時間を費やしたそう。う〜ん、なんという手間暇。頭が下がります!
ケース素材には、チタンと独自素材のカーボンTPTを採用。シルバーのベゼルにある刻みめは、ボンネットの吸気口、プッシュボタンはフロントホイールの後ろにある排気口をイメージしている。さらに、スピードテールのシームレスなフォルムを再現するため、様々なパーツに鏡面仕上げ、ブラスト仕上げ、サテン仕上げを施している。
文字盤はスケルトン仕様。堅牢性に加えて軽量化を図るため、地板やブリッジ、ブリッジを留めるネジなどにグレード5のチタンを採用している。複雑機構トゥールビヨンを搭載しているキャリバーは、このモデル専用のCRMT4。9時位置のパワーリザーブ表示、針の上にあるオーバーサイズデイト、ファンクションセレクターという3つの複雑機構を搭載。6時位置にあるオレンジのラインは、ブレーキランプからインスピレーションを得たもの。
ケースバックから眺められるローターは、ボンネットの形状を表現。どうです、さすがは1億円超えのモンスター時計。デザインから素材選びに制作工程と、すべてにおいて時間と労を惜しむことなく注ぎこんだ1本。これならスピードテールのオーナーも大満足するはず。
世界限定106本。ケースサイズ48.25×41.80mm、自動巻き、チタン×カーボンTPTケース、ラバーストラップ、50m防水。予定価格1億1990万円(リシャール・ミル/リシャールミルジャパン)
ちなみになぜ、限定106本かというと、スピードテールの生産台数に合わせたからだとか。つまりは、クルマのオーナーがそれぞれ買えば完売という算段。これは入手困難、間違いなし。うん? だからこそ、所有欲が湧いてくるって!?
●リシャールミルジャパン
TEL:03-5511-1555