〈パネライ〉の新作ダイバーズは
“世界に1本の価値”がある!?
最近の高級ダイバーズも、特殊カーボンやチタン、セラミックなどのハイテク素材モノが注目株。SS(ステンレススチール)製ケースよりも硬くて軽量。見た目にも精悍で実用性にも優れるのだが、そんな中、ちょっと個性的な見た目のものがあるのでご紹介したい。それが、〈パネライ〉の新作“サブマーシブル カーボテック”。こちらはケースなどに先端素材“カーボテック”を採用しているのだが、表面には独特の筋目が……。で、この模様、なんと2つとして同じものがないというのだから興味がそそられる!
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これまで“ルミノール”シリーズの一翼を担っていた“サブマーシブル”が、新たに単独シリーズに。それがコチラの“サブマーシブル カーボテック”。特徴はケースやベゼル、リュウズプロテクターに先端素材のカーボテックを採用したところ。ちなみにカーボテックというのは、カーボンファイバーの薄いシートを高分子ポリマーPEEKと高圧圧縮した合成素材のこと。軽量、耐傷、耐蝕など数多くのメリットがある。こうした特性に加え、圧縮によって生まれる独特の筋目は唯一無二。見た目に“世界に1本の価値”を演出してくれる。
そのうえ、オールブラックの見た目はまさに精悍。そこに映えるアクセントカラーのブルーは、ダイバーズらしい潮っぽさが感じられてとってもお洒落。ケースは47mm径(4月発売)と42mm径(12月発売予定)をラインナップ。47mm径は屈強な男の手元で強い存在感を放つもの。また、42mm径のほうはちょうどいい装着感が楽しめそうだ。
ケース径47mm、自動巻き、カーボテック&チタンケース、ラバーストラップ、300m防水。203万円(パネライ/オフィチーネ パネライ)
ケース径42mm、自動巻き、カーボテック&チタンケース、ラバーストラップ、300m防水。198万円(パネライ/オフィチーネ パネライ)
もともと、このモデルは、1956年にエジプト海軍用に開発した深海潜水用ダイバーズ“エジツィアーノ”に着想を得て、回転式ベゼルを採用するなどブランドの先進性を象徴しているもの。そうした出自だけに革新技術との親和性は高く、ほかのシリーズに比べても今後の発展は大いに期待できる。
ジャンマルク・ポントルエ氏が新CEOに就任した〈パネライ〉。SIHH 2019での新作は、“サブマーシブル”に絞って展示。各シリーズをバランスよく新作を投入してきた例年から比べると、これは大英断。それだけに熱い意気込みが伝わってくるというもの。〈パネライ〉独自の革新素材を採用した“サブマーシブル カーボテック”が、ブランドの次なるステージの幕開けを告げる存在となるか、注目だ。
●オフィチーネパネライ
TEL:0120-18-7110