スイスの名門時計ブランドの中でもクルマと最も関係が深いのが〈タグ・ホイヤー〉。〈ホイヤー〉時代の1887年、現在も使われる機械式クロノグラフの基本機構“振動ピニオン”を開発し、特許を取得。懐中時計の時代から、クロノグラフのスペシャリストとしてさまざまなレースの計時に関わり続けてきた。そんなルーツを持つブランドが〈ポルシェ〉とのコラボアイテム第2弾を発表。それがタグ・ホイヤー カレラ×ポルシェ リミテッドエディション。ブラックボディが実に精悍で洗練された印象。そこに〈ポルシェ〉のレーシング・イエローを配した特別な1本となっている。これなら大人好みのモノトーンコーデを格上げしてくれること請け合い!
タグ・ホイヤー カレラは、ホイヤー家の4代目であり、1958年に父の後を継いで社長に就任したジャック・ホイヤーが、1950年代にメキシコを舞台に開催されていた伝説のロードレース“カレラ・パナメリカーナ・メヒコ”への敬意を込めて開発・発売したレーシングウォッチ。
その新作となるこちらは、ケースにDLCブラックコーティングを施したステンレススチールを採用。エレガントで落ち着いた雰囲気は実に大人好み。ベゼルにある〈ポルシェ〉のロゴをはじめ、クロノグラフ秒針や文字盤、リュウズやストラップに効かせたイエローは〈ポルシェ〉のレーシングカー用の特別なカラーなんだとか。
ケースと同じブラックでカラーリングされた文字盤は、レーシングカーのメタリックな車体から着想を得たテクスチャーを帯び、シャイニー効果が加えられている。さらに3時位置と9時位置にある2つのサブダイヤルにご注目を。ゴツゴツしたアスファルトエフェクトがベースに施されているでしょ? う〜ん、なんともディテールに凝った1本。クルマ好きなら愛おしく思えて仕方ないはず!
この“腕に着ける〈ポルシェ〉”を駆動するエンジンは、垂直クラッチなど最新のメカニズム、技術を導入して生まれた〈タグ・ホイヤー〉が誇る完全自社製クロノグラフムーブメント“キャリバー ホイヤー02”。約80時間というロングリザーブは、現代の機械式クロノグラフとしてもトップクラスのスペック。しかもコラムホイールという凝ったパーツを使うことで、シャープで心地いい最高の操作感を実現している。
シースルーのケースバックからは、〈ポルシェ〉のハンドルへのオマージュを捧げたローターを眺めることができる。両ブランドのロゴとともに、シリアルナンバーが刻印されているのも、コレクション欲を大いに刺激するポイントだろう。
1500本限定。ケース径44㎜、自動巻き、SSケース、レザーストラップ、100m防水。83万6000円(タグ・ホイヤー/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー)
レザーストラップは、〈ポルシェ〉のシートカバーから着想を得てデザインされたダブルステッチ仕上げ。イエローのステッチとライニングがブラックレザーとあざやかなコントラストを生み出している。
精悍でスポーティな見た目がお洒落な〈タグ・ホイヤー〉のドライバーズ・クロノグラフ。ハンドルを握る手元に映えるのはもちろん、ネイビーのナイロンシャツにテック系の黒パンツといったスポーティな着こなしにもぴったり。休日カジュアルの決め手に是非1本いかが?
●LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL:03-5635-7054