〈ロンジン〉水の心配もしないで軽くて丈夫って願ったり叶ったりな時計じゃない?
身の回りのものが気づかぬうちに、どんどん便利になっていく。アナログ時計にもそれはいえて、〈ロンジン〉のこの1本は、カーボンが使われている。軽くて丈夫で、防水万全。海好きにはまさにもってこい!
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LONGINES
日々、なんてことなく過ごしている中で、テクノロジーの進化を実感することが多い。スマホ1台でタクシーを呼べて、その場でお金のやりとりをしなくても決済できたり、エアコンは温度センサーだけでなく、人感センサーや湿度センサーによって、より快適な空調管理を自動で設定したり、ロボット掃除機は、ゴミがいっぱいになったら、勝手にクリーニングステーションとやらに戻って、自動でゴミを処理してくれるというじゃないか。こんな便利な世界を誰が想像できたか。そんなことを考えると、『アイ,ロボット』や『her/世界でひとつの彼女』、『トランセンデンス』といった映画作品が、やや現実味を帯びてきて、より作品としての面白みを増してくる。
映画のことはさておき、ITや家電業界はもちろんだが、アナログを地で行く時計業界も年々進化している。その最たる例が、スマートウォッチだが、時計ファンの多いアナログウォッチにおいても創意工夫を重ねて、使い勝手のよさを追求している。そこで近年よく耳にするのが“カーボン”という素材。軽くて丈夫で、腐食しないという特性はまさに腕時計にもってこいというわけだ。
そこで紹介したいのが、この1本。1968年、〈ロンジン〉初の高振動ムーブメント搭載のダイバーズウォッチから着想を得た新作“ウルトラ-クロン カーボン”。その名のとおり、ブランド初となるカーボンケースを採用したモデルだが、この1本はとにかく軽い。およそ70gの重量は、ステンレススチール製と比べて段違いの軽量感。しかも、毎時36000振動という驚異のハイビートであるブランド独自のムーブメントを搭載しているため、精度が高く、時刻のブレが起きにくい。カーボンを装って生まれ変わったこの1本を見ると、業界の進化を感じずにいられない!
サンドブラスト仕上げのアンスラサイト(ダークグレー)文字盤にグレーの針をあわせ、スポーティでありながら都会的な印象。白Tに合わせるだけで、こなれ感をプラスしてくれる。ケース径43㎜、自動巻き、チタン&カーボンケース、テクニカルファブリックストラップ、30気圧防水。75万6800円(ロンジン)
●ロンジン
TEL:03-6254-7350
雑誌『Safari』4月号 P225掲載
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