天秤座
全体運
眠っていた衝動が目覚め新たな運気が巡っていく。
2023年前半期は、冬眠していた動物が起き出していくような“目覚め”の時期。忘れていた記憶とともに、生き方の流れを大きく変えるような具体的なきっかけが意外なところからスッと湧き出したり、渡りに船な出来事が起きたりしやすくなります。ただ、ここでは心身がまだ寝起き状態にあることを忘れずに。まずは伸びやあくびをし、白湯を飲み、朝日を浴びて、ゆっくりと少しずつ新たな運気の循環を促していくべし。そして5月半ば以降は、いよいよウォーミングアップを終えて“試験運転”の期間に入ります。ここではアクセルを思いきり踏んで、持てる能力を縦横無尽に解放。経験したことのない新しい世界へと飛び込んでいくことがテーマとなってきます。
金運
新たな運気が巡る2023年前半は、経済的・精神的プレッシャーからどれだけ自分を解放できるかがカギ。自力で稼ぐことがすべてではなく、補助金制度の活用やいかに援助してもらう関係を作れるかが焦点に。
健康運
周囲に振りまわされやすい今期の合言葉は「お腹を柔らかに」。生命力と深く関わるお腹は、ちょっとした不安や緊張でこわばりがちなとても繊細な部位。日頃から直接手をあてて、ケアする習慣をつけていくべし。
強運日
3/2
天秤座の守護星・金星と、“自己信頼”の木星が重なる日。狭い安全領域を越えていくだけの勇気が自然と湧いてきやすいはず。
要注意日
10/10
天秤座の守護星である金星に、“限界と制限”の土星が真正面からぶつかる日。悩み出すと泥沼化しやすいので、適当に手放すこと。
蠍座
全体運
古いサイクルを浄化し、次のステージへ引っ越し。
2023年前半は、新たな幕開けを直前に控えた“引っ越し直前”にあたるタイミング。2011年半ばからの約12年間を過ごしてきた古いサイクルの“浄化”が課題となっていく時期となります。ここでは、次の新しいサイクルへと引き継いでいくものをしっかりと厳選しつつ、これからの人生に不要なものや関わりを思いきって断捨離していくこと。そうしてこそ、身軽になってスムースに生まれ変わっていくことができるはず。そして木星が牡牛座に移る5月半ば以降は、いよいよ“引っ越し当日~直後”にあたる“巡り”の時期へ。なにかと振りまわされやすいときですが、1人で頑張りすぎないよう、頼れる相手に頼ったりして、予定を詰めすぎずに生活に余白を設けましょう。
金運
今期は新たに獲得したり、財産を増やしたりより、少しでもモノを手放し、自分より必要としている人にまわす=贈与すること。資本主義的な発想から贈与経済へとベクトルを向けることがツキを呼ぶカギに。
健康運
特に2023年前半は、春野菜などデトックス効果のある苦い食べ物を摂取したり、節制して蓄えていた脂肪を落としたり、カラダの中の余分なものを排出。生まれてきたときの心身に近づけることを意識すべし。
強運日
5/21
“底力”を司る冥王星と、“行動力”の火星が互いを最大化していく日。未知の世界へ飛び込んでいく突破力が自然と発揮されるはず。
要注意日
10/9
“怒り”を司る火星と、“執着”の冥王星が激しくぶつかり合う日。極端に感情が爆発しやすいので、アルコールなどは控えること。
射手座
全体運
違和感を見すごさず、システムの代案を模索する。
2023年前半は、既存の慣習やシステムに対する“代案の模索”の時期。そのためにも、かすかな違和感も看過せず、そこから自然と湧いてきた問いと向き合って、出てきた答えと問いとの結びつきを“こじらせ”ていく時間を大切にすること。ただし、理想と現実のギャップというのは基本的には苦しいもの。しんどいときほど、人間の生き死にを超えた宇宙的な視点に立って、ユーモアを伴った前向きの諦観を取り込んでいきたいところ。そして5月半ば以降には、“根まわし”のフェーズへ移行。ここでは、もし電撃が走るようなアイデアが湧いても、焦って衝動的に実行するのはちょっと待って。長期戦を見据えて冷静になり、どっしり腰を据えて準備していきましょう。
金運
未来への溜めを作っていく今期。「社会的に何者でありたいのか?」というアイデンティティの問題も出てきやすく、経済的にも我慢の時期となりそう。とはいえ、現状に執着しての我慢になっていなければOK。
健康運
特に2023年前半は、神経系統が活性化している分、カラダがピリピリと張りつめたり、眼精疲労が起きたりしやすい時期。指先や上半身の緊張を、氷を溶かすように湯たんぽや蒸しタオルなどでじんわり温めて。
強運日
6/20
射手座の守護星で“勢い”の木星と、“経験”の土星とが協力し合っていく日。難敵や難題ともしたたかにわたり合っていけるはず。
要注意日
5/18
“集合的こだわり”の冥王星が、木星の“信念”に強い圧力をかける日。希望を喪失したように感じやすいので何事も早まらないこと。
占ってくれたのは
Sugar [ シュガー ]
占星術家。慶應大学文学部哲学科卒。IT業界を経て、西洋占星術をテーマに執筆や講師として活躍。ユニークな個性と教養で占術界での交友関係も広い。
『Safari me time』Vol.10 P22掲載