高窓からの光が美しいグリーンと家具が映える家
家々が立ち並ぶ人気の住宅地ながら、外部からの視線をコントロールする設計の工夫でプライバシーを確保した石橋邸。柔らかな光が満ちた部屋にこだわりのグッズやお気に入りのコレクションを満載している。開放感とこもり感のバランス抜群の2階LDKではグリーンもゴキゲン!ワードローブを見わたすクローゼットの充実ぶりも見逃せない。
- SERIES:
- 西海岸的なハッピー・ルーム! vol.52
石橋邸/3LDK/95.3㎡
掃き出し窓を背景に、個性を放っているのが、ミッドセンチュリー的家具と、VANSのディスプレイ用スニーカーやパタゴニアのサーモンなど、遊びゴコロのある店頭POPたちだ
高さ4mほどある勾配天井が心地いい。ここ石橋邸では「窓辺のモンステラは、この家に暮らして倍に伸びた」という。その居心地のよさを保証するかのように、愛犬ポテトがソファの特等席を陣取る。家を建てたら飼いたいと思っていた念願の家族だ。
環境が気に入って購入した土地は南北に細長い形状だった。そこであえて北側の2階にLDKを設け、家が近接する東西両サイドには、高さの異なる窓を設けた。北からの柔らかな光がLDKを照らし、高窓から低窓へ風が心地よく抜ける。
白い壁と飴色の床、ヴィンテージ家具などが織りなすミッドセンチュリー的な空間に個性を放っているのは、’60~’70 年代のマクドナルドのポスターやブリキの看板など。石橋さんが好きだという「クエンティン・タランティーノ作品を通してみるミッドセンチュリーの世界観」に通じるものがある。
1階のウォークスルークローゼットでは、Tシャツだけでも数百枚という圧巻のワードローブを見わたせる。夫妻の各ワークルームには〈ハーマン・ミラー〉や〈エルゴヒューマン〉のワークチェアを置くなど、こだわりを詰め込んで、どこにいてもワクワクする空間になった。
スタッキングできるシェルチェア
1950年代に製造がはじまった〈イームズ〉のシェルチェア。背座一体型のシェルで知られ、ベース部分はエッフェル塔を思わせるワイヤーベースなど数種類が展開されている。石橋邸はスタッキングベースを選択。サイドの金具で横にも連結でき、より工業的な表情を持つ。折に触れ集めてきた、色違いの4脚を愛用している。
「中古マンションを買ってリノベをするか新築にするか迷っている当時から依頼先は決めていたので、一緒に土地もみてもらって決めました。自分たちの家を持ったことで、好みのインテリアを一つずつ買い足していくのがますます楽しくなりましたね。飼いたいと思っていた保護犬を迎え入れて、ソファで一緒に映画を見たりする時間が一番の癒やしになっています」
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URL:www.housetrad.com
雑誌『Safari』12月号 P244~245掲載
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photo : Takafumi Matsumura text : Kuniko Nakajo