好感度が高いうえに失敗することもすくないワントーンコーデは、この夏も使っていきたいコーデテク。なかでも、夏なら爽やかさが醸し出されるようなものであった方がいいのは言うまでもない。じゃあ、こんなのはどう?
表情のある加工ものを選ぶ!
爽快な青空と海と同様、見ているだけでパワーみなぎる色“ブルー”。だから当然、上から下までブルーまとめ、なんていうコーデもやってみたい。とはいうものの、ワントーンって、ネイビーならばすんなりサマになるのに、ブルーとなると急に濃淡の調節がうまくいかない。しかも思いがけず小僧っぽくなってしまったり……。そこで、アイテムぜ~んぶブルーだけど、着こなしに立体感が出る、今回はそんなコーデをご紹介。その立体感の理由は、ズバリ“褪せ”。で、この写真を見てほしい。ロンTはくすみがかった褪せブルー、しかも両腕にアクセントとしてタイダイ染めが入っているのでほどよくメリハリがついている。ボトムはウォッシュが効いて味出しのされたブルーデニムだと、その深みのおかげで立体感を作り出してくれるから使わない手はない。手持ちのシャツも、まとまり感の出る同色を合わせる方が、この場合は正解。ホラ、これなら、ブルーにも奥行きを感じるから「うまくいかなぁ~い」なんて嘆くことはないはず。というわけで、晴れた空と海を感じるような全身ブルー着こなしで、梅雨シーズンの憂鬱を乗り切っちゃおう。
タイダイカットソー1万1000円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、デニムパンツ1万5000円(ビッグジョン)、シャツ1万1500円(ローラス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス3万6300円(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、スニーカー1万2000円(コンバース/コンバースインフォメーションセンター)
小物で引き締めるのが基本!
淡色でワントーンを作る。これ、爽やかで軽快に見えるのは間違いないんだけど、やっぱり小僧っぽく見えることが心配。それがショーツ姿なら? もう、単色を使うなんてことは考えるはずもない。でも、一方で若々しく見えるといういいところがあるから、大人がこれを逃す手もないかと。ということで、まずは今季人気の高いエメラルドグリーン調の水色Tシャツと楽ちんなコーデュロイショーツを用意。これに夏のビーサンでは小僧一直線!? 年相応に仕上げるにはどうする? この手の色は、引き締める色を添えるというのが常套手段。今回は、水色と同系のネイビーを引き締め色にチョイス。当たり前だが、淡色と濃色ではコントラストが強く出るので、チグハグにならないよう同色系で濃淡をつけるのがベター。しかも単色は地味なので、たとえば、手持ちのシャツはタイダイ染め、スニーカーにも白い星デザイン付きなど、目にとまるデザインものを選ぶと、いいアクセントになってコーデに奥行きを出してくれる。さらにサングラスを胸元にかけたりすれば、こなれ感もばっちり。軽快だけど決して小僧じゃないでしょ? 是非、真似してみて!
Tシャツ7800円(シーグリーン/タトラスインターナショナル)、コーデュロイショーツ1万3800円(アダム マー/アダム エ ロペ)、手に持ったシャツ10万8000円(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ)、サングラス3万7500円(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、スニーカー6万2000円(ゴールデン グース /ゴールデン グース 東京店)
〈One tone Style 03〉
意識すれば男らしい&涼しげ!
バイク乗りだから、そのイメージを崩さないように夏でも黒を着る。な~んて考えはちょっと古いかも。ひと工夫すればそんなことをしなくても、バイク好きの武骨さはキープできるし、夏らしさを見せることだってできる。今回はそんなコーデを紹介。コーデのポイントとしては一言でいうと、“アースカラー”でまとめるということ。「でもそれ、重く見えるのでは?」と思いがちな色だけど、自然を感じる色でもあるから、実は涼しげでもあるってわけだ。で、選んだのは、アースカラーの中でもバイカーにウケのいい土っぽさを感じる茶系。たとえば、バイクをいじっていて汚れてしまう……なんてこともあまり気にしなくていい色だっていうのもその理由。バイクのプリントTにダック地のパンツ、ミリタリーシャツにブーツなんて具合に武骨なアイテムで揃えれば、まさしくバイク好きキャラにふさわしい仕上がりになる。ホラ、なんだかんだ言って黒が好きだったバイカーも、これなら納得のタフさが手に入るのでは? 色をまとめれば黒同様のすっきりシルエットになるので、この手のコーデは多色使いしないというのも成功のカギ!
Tシャツ6000円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、パンツ3万7000円(PT トリノ/PT ジャパン)、ミリタリーシャツジャケット2万6000円(ヌーディージーンズ/ヌーディージーンズ ラフォーレ原宿店)、ニット帽5200円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、サングラス3万9000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、ブーツ3万8900円(レッド・ウィング/レッド・ウィング・ジャパン)
でも、楽ちんなコーデ!
1日中家の中で仕事をするというのも結構しんどいから、逆に効率が下がってしまう。アクティブ男は特にそうかと。じゃあ、たまにはPCを持ち出してカフェなどで仕事をしてみては? そんなとき、白Tにこんなドロップショルダーのシャツを着るなんてどうだろう。肩の力が抜けたリラックス感が漂ってカフェでくつろぐにはうってつけ。ひとつ困るとすれば、テレビ会議があったとき!? 確かに会議にカジュアルすぎはNGですよね……。とはいっても、お堅いシャツを着なくても大丈夫! ボタンをきっちりと閉めて襟を正せば、即仕事モードにシフトできるものを選べばね。ポイントは、ゆるっとしていても張りのある生地を選ぶってこと。そうすれば、だらしがなく見えず、高い好感度を保てるはず。カジュアルコーデでもデキる男は演出できるってわけ。画面越しにきちんと感が出ればいいのだから、ボトムは長時間座っていても楽ちんなジャージーデニムで決まり。どう? これなら堅苦しい格好で外出しなくてもいいし、外でのテレビ会議にも対応できる。要は、2刀流に着こなせるシャツのポイントさえ覚えておけば、今後も役立つこと間違いなし!
ドロップショルダーシャツ1万9000円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店)、Tシャツ7900円(ヴィンス/リエート)、スウェットデニムパンツ1万9000円(レッドカード/ゲストリスト)、サングラス5万5000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー3万9000円(ヒドゥナンダー/チンクエ ステッレ)
●コンバースインフォメーションセンター
TEL:0120-819-217
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●ビッグジョン
TEL:086-477-3800
●アダム エ ロペ
TEL:0120-298-133
●ゴールデン グース 東京店
TEL:03-6803-8272
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●タトラスインターナショナル
TEL:03-5708-5188
●ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
TEL:0120-990-307
●ヌーディージーンズ ラフォーレ原宿店
TEL:03-5772-0770
●PT ジャパン
TEL:03-5485-0058
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●レッド・ウィング・ジャパン
TEL:03-5791-3280
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店
TEL:03-6418-5712
●チンクエ ステッレ
TEL:03-6721-0970
●リエート
TEL:03-5413-5333
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photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix),Takeshi Yanagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です