”アスリート ドレッサー アワード”の授賞式が大手町”丸ビル”で開催!
話題のアスリートがお洒落で共演!
今年は‶スポーツの年〞。そして、その主役になるのは間違いなく日本が世界に誇るトップアスリートたち。そんな一流選手のライフスタイルに目を向け、ファッションにフォーカスしたイベントを『Safari』がずっと開催してきたのを知っている? 今回で8回めを迎えたスペシャルなアワードの全貌をここで紹介!
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今年は、五輪イヤーということもあり、アスリートへの注目度が例年以上に高まっている。その最中、開催された”第8回 サファリ アスリート ドレッサー アワード”。この賞は、世界大会や国内リーグを盛り上げたアスリートに注目し、その中でもライフスタイルやファッションでも輝きを放つ選手を表彰する『サファリ』主催のイベント。
今年の受賞者の中でも、授賞式ステージに最初に登場したのは、昨年のW杯で日本中を熱狂させたラグビー日本代表の山中亮平選手。この日はテイラードJKのインにパーカでカジュアル感を加えたコーデで登場。「ゆったりリラックスできる服がお気に入りで、好きなブランドはストリート系が多い」という山中選手らしさを垣間見させてくれた。
ラグビー 山中亮平選手
1988年、大阪府生まれ。東海大仰星高校で全国制覇し、副主将を務めた早稲田大学でも日本一に。神戸製鋼コベルコスティーラーズでは攻撃的SOとして躍動し、昨年31歳で念願のW杯に初出場を果たした
「ストリート系のブランドが好きで、普段は〈ネイバーフッド〉や〈シュプリーム〉の服をよく着ています。その中でも年相応のお洒落への意識なのか、最近は若い頃より黒の服を選ぶ機会が増えましたね。競技の面では、今年のトップリーグの試合は連日満席でラグビー熱が高まってきていることを感じています。昨年のW杯に負けないぐらい盛り上げ、チームとしてもリーグ優勝を目指したいですね」
ジャケット、パーカ、パンツ参考商品(以上ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ/ザ・ハートブレイカーズ)、腕時計46万5000円(タグ・ホイヤー/ LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン タグ・ホイヤー)、その他は本人私物
野球界からは、読売ジャイアンツのリーグ優勝に貢献した捕手の小林誠司選手が受賞。紺ブレでドレスアップし、デニシャツにボウタイという攻めたスタイルを披露。「本職はキャッチャーなので、お洒落でも攻めるのは苦手(笑)」とユーモアを交えつつ、「今年はチームを自分が引っ張るというマインドで攻めの部分も見せたい」と熱い気持ちも語った。
プロ野球 小林誠司選手
1989年、大阪府生まれ。同志社大を経て、日本生命入社。社会人屈指の捕手として注目を集め、2014年に読売ジャイアンツ入団。球界屈指の強肩として知られ、昨年のリーグ優勝にも貢献
「オフの日はシンプルで着心地のいい服が好きですね。カジュアルなデニムもよく穿きますが、ストレッチのきいた楽なものが基本です。お洒落では、あまり冒険しないタイプ。今日はボウタイやソックスを見せてちょっと冒険してみましたが(笑)。今年は本業の野球でも、チームを引っ張るくらいの強い気持ちで取り組みたい。昨年はリーグ優勝しましたが、日本一になれなかったので、今年は両方のタイトルを狙います」
ブレザー4万5000円、シャツ1万4000円、その他参考商品(以上トミー ヒルフィガー/トミー ヒルフィガー カスタマーサービス)、腕時計は上と同じ
会場に華を添えてくれたのは、女性アスリートとして初受賞したプロゴルファーの柏原明日架選手。この日着用したデニムのセットアップはメンズのもの。身長171㎝という抜群のスタイルで、グリーン上とはまた違うセンスのよさを披露した。
ゴルフ 柏原明日架選手
1996年、宮崎県生まれ。2011年にナショナルチームに選出。昨シーズンは、プロ入り6年めにして念願の初優勝。1カ月後に2勝めを果たす。今年も活躍が期待される才色兼備のゴルファー
「普段のお洒落は、女性とはいえやっぱりスポーツ選手なので、”かわいい”というより”かっこいい”装いが好きですね。身長も高いほうなので、華やかな柄ものよりも無地でシンプルに。SNSで海外の素敵な女性を見つけて、コーディネートの参考にすることも多いですね。今年の目標は基本的なプレイの質を上げ、年間を通して安定した成績を出すこと。それを繰り返せば、自ずとツアー優勝もついてくると思っています」
メンズのデニムジャケット13万4000円、メンズのブルーデニムパンツ5万9000円(以上マディソンブルー)、腕時計43万5000円(タグ・ホイヤー/LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン タグ・ホイヤー)、その他はスタイリスト私物
会場を大いに沸かせたのは、キックボクシング界の神童・那須川天心選手。この日は、ライダースJK姿で登場。「身長が低いので自信がなかったのですが、今日は服に輝かせてもらいました」と語りつつも、「一流の選手は一流のものを着なくては」という強気な発言で会場を盛り上げた。
格闘技 那須川天心選手
1998年、千葉県生まれ。5歳で極真空手を習い、小学5年生でジュニア世界大会優勝。15歳でプロの格闘家に。翌年RISEバンタム級王座獲得。キックボクシング界の神童として知られる
「ファッションは大好きで、ストリート系の服をよく着ます。格闘技もお洒落もそうですが、とにかく挑戦することが大好きで、目立ちたがり屋。だから、みんなが着ないような服を着ることもあります。派手な色同士を合わせたり、髪色と服を合わせたり。そういう新しい自分を見せることもみなさんの楽しみにしていただければと思って(笑)。格闘家としては、今年は海外の試合に挑戦して世界に力を示したいですね」
すべてスタイリスト私物、腕時計46万5000円(タグ・ホイヤー/ LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン タグ・ホイヤー)
また、モデルさながらの長身でクールなファッションセンスを印象づけたのは、昨年アルバルク東京のリーグ連覇に貢献したバスケットボールの田中大貴選手。黒でまとめたシックな装いと思いきや、足元はスニーカー。「今一番気に入っているKーPOPアーティストのGードラゴンと〈ナイキ〉のコラボモデルです」と、スニーカー愛を語る場面も。
バスケットボール 田中大貴選手
1991年、長崎県生まれ。ポジションはSG。2014年に、アルバルク東京に入団。中心選手として活躍し、2018年にはチームをリーグ優勝に導き、翌年も連覇。2019年にW杯日本代表に選出
「普段はゆるめのシルエットで着心地が楽なものが多いのですが、黒が好きで着る服は黒ばかり。特に意識しているわけではないのですが、それがきちんと感の演出になっているのかも。今日のようなセットアップはあまり着ませんが、黒だから自然に着こなせましたね。今回は、ファッションに注目していただいてとても光栄です。男子バスケが44年ぶりに出場を決めた五輪でも注目していただけるように頑張ります」
ジャケット4万9000円、パンツ2万7000円( 以上H.I.P. バイソリード/タトラスインターナショナル)、シャツ参考商品(マイケル・コース メンズ/マイケル・コース カスタマーサービス)、腕時計は上と同じ、その他はスタイリスト私物
このほか、サッカー界からは合宿中で出席できなかった浦和レッズの槙野智章選手、ラグビー界からは体調不良で欠席となった姫野和樹選手も受賞。さらに会場では、トップアスリートにふさわしいアイテムを表彰する”アスリートフェイバリッツ アワード”を受賞した〈トヨタ〉のGRスープラもお披露目。一流選手が競技中とは違う輝きを放つステージに、特別感を演出してくれた。
では気になる授賞式の様子を紹介しよう。今年から、会場を東京・丸の内のマルキューブに移して開催された”アスリート ドレッサー アワード”。まずステージに登場し、受賞者を迎えたのは、MCのサッシャと、『サファリ』の榊原達弥編集長、そして『サファリ オンライン』の藤原晃編集長。会場は2階や3階まで観客で埋め尽くされたが、登場した受賞者は超満員状態の大舞台にも動じることなく、さすが一流アスリートらしい堂々たるパフォーマンスで会場の雰囲気を盛り上げた。
受賞アスリートが次々とステージに登壇し、トロフィーを授与。野球の小林選手とラグビーの山中選手は、それぞれの競技のボールを観客にプレゼントするサプライズで歓声を集める一幕も。那須川選手は、ハイキックで会場を沸かせた。
アスリートたちは華やかさの中に、”らしさ”を感じさせる装いを披露してくれたわけだが、気になる競技面の質問に答える場面も。バスケットボールの田中大貴選手は、44年ぶりに五輪出場を決めた競技として、「昨年はラグビーに感動をもらったので、今年はバスケの日本代表として感動を与えられる存在になりたい」と熱く語ってくれた。また、女性初の受賞者となったプロゴルファーの柏原明日架選手は昨年、プロ初優勝した試合と、2勝めの試合でブルーとグレーのウエアを着たが、「黒も好きなので、今年は黒のウエアで優勝したい。3、4勝めをあげて、女子ゴルフといえば柏原明日架という存在になりたい」と意気込んで会場を沸かせた。
豪華副賞はこの2つ
受賞アスリートたちには、〈タグ・ホイヤー〉の機械式時計と〈ラボ シリーズ〉のスキンケア製品という豪華副賞も贈呈。どちらも一流アスリートが持つにふさわしい一級品だ。
ライブ演奏も!
イベントをさらに盛り上げてくれたのが、ウォンクのライブパフォーマンス。ソウル、ヒップホップ、ジャズの要素をクロスオーバーさせた質の高いサウンドで、会場に集まった耳の肥えた大人たちをすっかり魅了。
後半に”アスリート フェイバリッツ アワード”の受賞アイテムとして〈トヨタ〉のGRスープラが登場すると、小林選手と那須川選手が試乗。那須川選手は、「これは速く走りそう。本気で乗って帰りたい」とクルマ好きの一面を披露。ラグビーの山中亮平選手も「このクルマに稲垣選手を乗せて笑顔にしてみたい」と”笑わない男”をイメージさせる絶妙なコメントで会場を盛り上げた。やっぱり一流アスリートと一流のクルマは、どこかで共鳴する部分がある!?
photo : Takaharu Tsuchiya(TUCCI) styling : Kim-Chang, Masahiro Enomoto(remix), Takumi Tagawa(remix)
hair&make-up : Megumi Matsumoto, Akito Teramoto