第7回“アスリート ドレッサーアワード”プロ野球 鳥谷 敬
強い信念でチームを引っ張る、“猛虎”の鉄人
鳥谷 敬といえば、野球好きでなくともその名を一度は聞いたことがあるはずだ。というのも、世界記録保持者・衣笠祥雄に次ぐ公式戦連続試合出場歴代2位の1939という記録を持つ、セ・リーグを代表する内野手だからだ。
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早稲田大学から自由獲得枠で阪神タイガースに入団を果たし、今年で実に15年目。いまや伝説のように語り継がれていることだが、阪神入団を決断した理由の1つが、12球団の本拠地で甲子園球場だけが内野が人工芝ではなく、土だったからだといわれている。
入団2年めから一軍の全試合に出場し、守りの要である“ショート”を守り、クリーンアップも務めてタイガースの顔となった。鳥谷は、とりわけ遊撃手という仕事に誇りを持っているのだ。
2000本もの安打を放ち、ゴールデングラブを4回も獲得してきたその成績が、並外れたこだわりを物語っている。2015年から5年契約を結び、事実上の“生涯・阪神”宣言をしたことも、鳥谷のクールなポーカーフェイスに秘めた信念の強さを感じさせるエピソードといえるだろう。
遊撃直訴し再挑戦、チームも活性化
鳥谷の存在は、復活のときを虎視眈眈と狙うチームに好影響を与えている。2018年シーズンは、若手選手の台頭もあって、二塁手や三塁手を務めた鳥谷だが、来シーズンに向けて、遊撃手としてショートに再起を果たすために奮闘しているという。そのためには、北条、植田といった若手選手と一緒に泥まみれになりながら、その座を勝ち取らなくてはならない。こうした鳥谷のプライドをかけた挑戦が、選手同士の互いを高め合う環境を生み出し、それがチーム力を高めることにもつながっているという。
授賞式当日は、そんな再起をかけて戦う鳥谷選手の、グラウンドとはまた違った“勇士”を見てみたい。
ファッションを評価され大変嬉しい
鳥谷選手はこうコメント。「本業の野球以外で表彰されることに正直驚きましたが、自分の好きなファッションという分野で評価していただいたことは大変嬉しく思います。今後も野球をしっかり頑張ることが第一ですが、好きなファッションに対しても自分なりにこだわりを持っていきたいと思います。このたびはこの様な賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。」
1981年生まれ。阪神タイガース所属のプロ野球選手。2003年のドラフト会議にて自由獲得枠で入団。公式戦1939試合連続出場や史上50人めの公式戦2000本安打等、数多くの記録を樹立。遊撃手として、NPB公式戦シーズン最多打点記録(104打点)および、NPB史上最長の667試合連続フルイニング出場記録を果たす。どんなときでも試合に出続けるという信念を持ち、背中で引っ張るプレースタイルはチームでの人望も厚く、2000年代の阪神タイガースを代表する内野手。
鳥谷 敬ら受賞者6名が一堂に会する
“アスリート ドレッサー アワード”は12月8日開催!
●第7回 アスリート ドレッサー アワード
日時:12月8日(土)15:00~17:00
場所:有楽町マリオン センターモール(阪急メンズ東京前)
※授賞式&トークショーのほか、マイケルカネコによるミュージックライブ、ファッションスタイリングショーなどもあり。会場には〈テスラ〉モデル3を展示。観覧無料。