D・クレイグのデニム姿が
貫禄たっぷりに見える理由!
ダニエル・クレイグといえばジェームズ・ボンド。劇中の着こなしも貫禄たっぷりだけど、プライベートではデニム姿でなかなかの貫禄っぷりを披露している。そう見える理由のひとつが、余裕のあるデニム選び。ピタピタな細身シルエットでは下半身が華奢に見える恐れがあるが、ダニエルは堂々とした見た目のストレートタイプを選択。現在51歳のベテラン俳優らしい余裕を醸し出している。とはいえ、それだけで貫禄が生まれているわけではない。
もうひとつ、彼が貫禄たっぷりに見えるのは、トップに選んだアイテムも関係している。決して小僧が選ばないコートや、アウターの重ね着を工夫することで風格がアップ。これがラフな雰囲気のデニムと相まって、堂々とした見た目になっているのはご覧のとおり。ではさっそく、そんなダニエルの着こなしを見ていこう。
Style01
ひねりの利いたコートを生かしたジャケデニこなし!
まずはこちらのダニエル。グレーのジャケットに濃紺デニムを合わせた、いわゆる”ジャケデニ”スタイルに、ベージュのコートをラフに羽織った着こなしだ。コートの襟を立てて颯爽とした印象を演出しつつ、デニムは腿がユルめのリラックスしたシルエット。今っぽいバランス感でこなしているのがわかる。靴やベルトは明るめの茶にして、味のある雰囲気を出しているのもポイント。着飾っているわけじゃないけど、大人の風格はバッチリ!
Style02
レザーコートとヴィンテージデニムが迫力満点!
続いてコチラは、黒と濃紺の色使いでクールな雰囲気にまとめたダニエルのデニム姿。カットソーの首元にスカーフを巻いて、レザーコートの骨太感に洒脱さを加えているのがお見事。デニムは味なヴィンテージタイプを選んでこなれ感を出し、裾をロールアップしつつ足元はスニーカー。重厚な色使いでも軽快に見えるように工夫している。キリッとした大人のデニム使いといえそう!
Style03
まさかの重ね着でお洒落に見せる!
ムートンジャケットの上にダウンジャケットという、寒いNYらしい重ね着を披露したダニエル。防寒を意識した着こなしだろうけど、なんとも堂々とした印象になっている。コチラも首元にスカーフを巻くことで、野暮ったくならない工夫をしているのがよくわかる。デニムはいたってシンプルなストレートタイプで、足元は大人っぽい茶ブーツという着こなし。少しずつトーンを変えながら、濃紺と茶という好相性の色だけでまとめているのがお洒落に見えるコツ。派手色を使わず、色数を抑える。これが、大人っぽいデニム姿の近道だ。
というわけで、ダニエルのデニム姿を見れば貫禄出しのポイントがわかるはず。ただ、もし今買うのであれば、腰元ゆったりで穿き心地のいい素材のデニムにするというのもアリ。というわけで、ここから先は、デニムの味わいがありつつもストレッチ性のあるデニムをご紹介。
[リプレイ ]
REPLAY
ドローコードのリラックス感のある着心地が魅力!
柔らかなフリースデニムは肌触りが気持ちいいうえに、ストレッチが効いているので楽チン。股上や腿はゆったり、裾に向かって細くなるスリムなテイパードシルエットを採用。ウエストベルトの後ろには、NYテイストのロゴがプリントされている。
[ヤヌーク ]
YANUK
2万8000円(ヤヌーク/Safari Lounge)
ベルトループがついているのでゴムが苦手な人にもおすすめ!
色落ち加工を施したデニム素材はストレッチ性も高め。裏面は暖かさを逃がさず、静電気が起こりにくい起毛したマイクロファイバーポリエステルを採用。フォルムはレッグラインをきれいに見せるスリムテイパード。斜めにカットされたコインポケットや重なり合うバックポケットが個性的。
[ザ ・ダファー・オブ・セントジョージ]
THE DUFFER OF ST.GEORGE
1万4000円(ザ ・ダファー・オブ・セントジョージ/Safari Lounge)
男らしい見た目ながら伸び〜る素材で穿き心地も抜群!
ストレッチデニム素材にパイルフリースをボンディングした5ポケットパンツ。ブラスト加工やブリーチ加工を施し、リアルなヴィンテージ感を表現。着こなしがシャープにキマまる細身のシルエットで、起毛デニムとは異なる圧倒的なウォーム感も魅力。
●Safari Lounge
https://safarilounge.jp
photo by AFLO
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です