ド派手なアクションと悪ノリに抱腹絶倒!『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
マーベルのヒーロー映画として待望の公開となった『ブラック・ウィドウ』に続き、今度はDC側から、破壊力バツグン、最高にクレイジーな新作が登場した。チーム戦でのギリギリの攻防、予測不能の結果に、オリンピックの興奮がよみがえる可能性も!?
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スーサイド・スクワッド(=自殺レベルに危険な任務に挑む部隊)は、正統派のヒーロー集団ではなく、終身刑や死刑を言い渡された極悪の面々。すでに単独の映画も作られたハーレイ・クインのほか、サメの外見で人間を襲いまくるキング・シャーク、カラフルな水玉を放って驚くべき攻撃をみせるポルカドットマン、ネズミを操るラットキャッチャー2など、とにかく個性派キャラが集結。最初は奇抜で、どうしようもなく悪党の彼らが、任務に全力を懸け、不思議なチームワークで結ばれる。その過程に、信じられないレベルで共感してしまうのが、本作の魅力だ。監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンなので、悪ノリにぐいぐい引き込まれる感覚!
危険な刑務所に入っていた極悪の14人に課せられたのは、犯罪王が圧政を強いている島への潜入作戦。14人というのは、やや多めだが、これが意外な展開で少数精鋭にセレクトされる。冒頭には壮大なフェイント的仕掛けもあったりして、予測を裏切る痛快さ。
一方でバイオレンス描写は、かなり過激。R15+(15歳未満は鑑賞不可)なので、お子様には危険なアクション、さらに放送禁止用語の数々に、妙なテンションが上がるはず。犯罪王を誘惑するハーレイ・クインなど、とにかく全編、これほどまで“ヤバい”という表現がぴったりなアクション大作も珍しい。特大スケールを極めるクライマックスのバトルまで見せ場の連続状態なので、観終わった後は、スポーツの後のような爽快感に包まれるはず!
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
監督/ジェームズ・ガン 出演/マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、シルベスター・スタローン(声の出演) 配給/ワーナー・ブラザース映画
8月13日より全国ロードショー
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