Matthew McConaughey
深グリーンの上品なダブル仕立てコートに身を包んだマシュー。インはTシャツ、デニムにブーツと、すべて武骨なアメカジまとめ。とはいえ、シンプルな定番アイテムなので主張が強すぎず、上品コートとも上手に馴染んでいる。普通であれば、こういったダブルのコートはコンサバに見えがちだが、そうならないのが彼らしい。というのも、ウールやメルトン生地ではない、ひとクセあるモコモコ素材をチョイスしているから。見た目に立体感が出て、存在感も抜群。彼のバランスよくカジュアルダウンさせるこのテク、真似したい!
Andrew Garfield
空港にいるアンドリュー・ガーフィールドを目撃。この日の彼はいつもよりカラフル!? でも、よ~く見てみると、ただカラフルなアイテムを組み合わせているだけではないようだ。それは、足元で存在感を放つ〈グッチ〉をメインアイテムにしてスタイリングしたからのよう。で、スニーカーのラインの色を見てみて。グリーン=カーキのパンツ。赤=パープルのパーカ。ほら、なんとなく色合いが合っている気がしない? しかも、ドンズバじゃなくて、若干色合いを変えてのリンクというところがニクイ! 〈グッチ〉のスニーカーを象徴するカラーでリンクコーデを作るなんて遊び心満載!
Niall Horan
普段ネイビーや黒などの着こなしが多いナイル。この日はぐっと大人っぽいベージュ系を中心にまとめたコーデを披露。彼が上手なのは、カジュアル感の強いモコモコ素材のアウターを、合わせで大人っぽく見せているとこ。たとえば、トップはポロシャツ風、ボトムはセンタークリース入りの上品パンツにして、足元はかっちりローファー。これにモコモコアウターだと、チグハグになりがちだけど、ベージュ系で揃えたことで、うま~くまとまっている。このワザ、いろいろなコーデ術で使えるから覚えておいて損なし!
Eddie Redmayne
腰丈のダッフル調ジャケットを着て、ボトムは濃紺デニム。首元でアクセントにしたマフラーやバックパックもネイビーでまとめて、ワントーンコーデに仕上げたエディ。なかでも、とにかくうまいのがマフラーの使い方。コートのボタンをしっかり閉めずに、インしたマフラーをがっつり見せることで、こなれた印象を強調。しかも、千鳥格子やチェックの柄が表情豊かに見えるように工夫しているのも計算済み!? こんなふうに、コートにはマフラーで簡単に変化が出せるから、是非やってみて!
James Marsden
艶感のある上品なチェスターコートを颯爽と着こなすジェームズ。ナイルと同じくベージュ×ブラウンのコーデで、今季らしい着こなしだ。足元はサイドゴア、インはタートルネックとお決まりのコーデかと思いきや、ボトム選びに工夫があった。実は、これ最近増加している“スラウチ”シルエット。こちらは、腰まわりはややゆったりで、そこから次第にシルエットが細くなっていくというもの。単に美脚魅せが叶うだけでなく、ややゆったりとしたフィットがリラックス感を与えてくれるのだ。カラー選びはもちろん、シルエットまで気を使ってこそ、こんなふうに今どきらしい着こなしが完成する。さすが!