走りと装備、すべてが上質!〈アウディ〉RS4アバント
外が寒くなればなるほど、ホットな走りを求めてしまうのは、“クルマニア”ならではの習性⁉ だけど着飾るタイミングも多い冬だからこそ、ある程度のフォーマル感も押さえておきたいところ。だったら、こんなクルマでお出かけするのはどう? 〈アウディ〉RS4アバントだ。
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2019年1月に6年ぶりのフルモデルチェンジがなされてから約1年。改めて試乗すると、そのパワフルさと〈アウディ〉のスポーツモデルならではの上品さが実に高次元で表現されていて、かなりのワクワクフィールを備えていることを再確認する。
RS4アバントは〈アウディ〉のコンパクトミドルクラス、A4アバントをベースに〈アウディ スポーツ〉が手掛けた高性能モデル。〈アウディ スポーツ〉はほかにも、かのフラッグシップスポーツR8や、RS6、RS5なども手掛けている。つまり“美味しいに決まっている”って、たやすく想像できるでしょ?
RS4アバントに関しては、ややヤンチャなセッティングが魅力! 最大出力450ps、最大トルク600Nm(!)を発揮するそのパワーは、新開発の2.9ℓV6ツンターボエンジン×8速AT(ティプトロニックトランスミッション)から生み出されるのだけど、繰り返すようにこのスペックが搭載されるのはA4アバントがベースの、いわばコンパクトにも相当するボディ。
つまり、ボディサイズに似つかわしくないほどのパワーを備えているってこと。なんとステーションワゴンの“アバント”形状ながら、0-100km/h加速が4.1秒だっていうんだから、ものすごい。このクルマを“ヤンチャ”って言ったこと、ご理解いただけたんじゃないかと思う。
しかし、同時にラグジュアリーな側面も備えているあたりは、さすが〈アウディ〉。それはRSシリーズならではの専用エクステリアデザインや、ファインナッパレザーを多用したシートなどで装飾された、ルックスだけの話ではない。
特に高級車らしい高い質感を感じさせるのは、実は“走り”なのだ。RS4アバントでは、ブランドアイデンティティでもある四輪駆動“クワトロ”がもたらす、なんともいえないきめ細やかなコーナリングの接地感に舌を巻くだろう。これ、このビタ〜っとキマるハンドリングこそが〈アウディ〉らしさ。
どこまでもタイヤのグリップがパワーを受け止めて、これほどまでにハイスペックなパワートレーンを、いかなる状況でもアンダーコントロールで制御する、メカとしての崇高さに酔いしれてほしい。
そして、そんな走りにワクワクするアナタにとって、Gフォース、トルク値などをマニアックに表示する“アウディバーチャルコクピット”も、きっとニヤリとさせてくれるはずだ。
★DATA〈アウディ〉RS4アバント
●全長×全幅×全高:4780×1865×1435mm
●車両重量:1840kg
●ホイールベース:2825mm
●エンジン:2.9ℓV型6気筒DOHCインタークーラー付きターボ
●最高出力:331kW(450PS)/5700~6700rpm
●最大トルク:600Nm(61.2kgm)/1900~5000rpm
●トランスミッション:8速ティプトロニック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:1218万円
●アウディ コミュニケーションセンター
TEL:0120-598-106