〈ジラール・ペルゴ〉の“天体時計”は
リアルすぎる立体感が別格の貫録!
男たるもの、未知なる宇宙に思いを馳せる……な〜んてロマンチックな一面を、誰もがお持ちのことだろう。そんな銀河への探求心をさらにくすぐる1本を見つけたので、是非ご紹介したい。それが〈ジラール・ペルゴ〉の新作“ブリッジ コスモス”。ひと目でわかるとおり、立体化された地球と天球が鎮座している様は、まさに別格の貫録! このユニークな文字盤を見せながら男のロマンを語れば、どんな女性もうっとりしちゃう!?
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どうです?このインパクトのある文字盤は。わずかなスペースに、銀河を再現した仕掛けはまさに脱帽もの。なによりもまず、目に飛びこんでくるのは、3時位置にある青い球体の地球儀。これはチタンで作られていて、世界地図もバッチリ反映。そのうえ、よ〜く見ると大陸部には起伏があって、海は凹面で表現されている。これはレーザーで彫られているのだが、このこだわりレベルには唸るほかない。この地球儀は、ホンモノの地球と同様に自転することで昼と夜を表示。赤道の近くに位置する24 時間の目盛では、GMT(第2時間帯)の読み取りを可能にしている。デザインだけでなく、実用性もあるのだから、恐れ入る。
そして、9時位置にセットされた天球儀は、古代ギリシャ人から受け継がれてきた12星座を表示。こちらもチタン製の球体にレーザーで星座を彫刻。でき上がった星図は23時間56分4秒ごと(地球が1回転する自転の時間と同じ)に回転し、かわるがわる12星座の姿を現してくれるのだ。12星座と点在する数十個の星々には、夜光性ハイドロセラミックが施されているため、暗闇でも星影を視認できる。う~ん、これはなんともロマンチックな仕掛け。しかも、文字盤からは真昼に見える星座が、ケースバックからは真夜中に見える星座が表示されるという、2つの顔があるのも面白いでしょ?
もうひとつ、あっ!と驚くデザインが。そう、この“ブリッジコスモス”にはリューズがないのだ。懐中時計から着想を得たという調節ネジをケースバックに設けていて、それにより巻き上げや時刻合わせ、地球儀、天球儀などの各種調整ができるというわけ。
6 時位置には、ブラックチタン製の大きなブリッジの下にトゥールビヨンを搭載。それによりケース径は48mmとやや大ぶりなサイズ感になっているけれども、この2つの天体を表現するには、逆にこれぐらいのサイズ感があるほうが楽しめるのだから、納得だ。
ケース径48mm、手巻き、チタンケース、アリゲーターストラップ、30m防水。予定価格3802万円(ジラール・ペルゴ/ソーウインドジャパン)
また、外観はとってもモダンな雰囲気なのもいい。文字盤や2つの天球儀はブルーが基調。アリゲーターベルトも同色で統一しているため、全体は落ち着いた印象に。だからこそ、ニットなどのカジュアルなオフスタイルでも、手元から着こなしを格上げしてくれることは間違いない。もちろん、スーツやジャケットといったオンスタイルにも、バッチリ合わせられるはず。
こちらの“ブリッジコスモス”は〈ジラール・ペルゴ〉の2019年のテーマである“アース・トゥ・スカイ”を象徴する傑作であるとともに、未知へ思いをはせる人類の好奇心を満足させてくれる逸品。
宇宙の謎は解明されていないけど、こちらの1本をきっかけに彼女の女心は解明できるかも⁉
●ソーウインドジャパン
TEL:03-5211-1791