最近の時計業界におけるトレンドが、モータースポーツとのコラボ。話題のアイテムが発表されているなか、またひとつ所有欲を大いに刺激する1本が登場した。それが〈ブライトリング〉とモーターサイクルブランド〈トライアンフ〉によるコラボアイテム、トップタイム トライアンフ。特徴は、この透明感のあるアイスブルーのダイヤル。クールでたくましい印象は実に大人好み。それでいて淡色だからイマドキ感も漂うお洒落な仕上がりとなっている。さらに、このカラーリングは両ブランドにとって歴史のあるものなんだとか!
〈ブライトリング〉の新作は、〈トライアンフ〉とコラボしたトップタイム トライアンフ。もともとトップタイムは、若くアクティブなプロフェッショナルのための型破りなクロノグラフ。1960年代にイギリスで流行っていたカフェレーサー(スタイリッシュなバイクにまたがって、お洒落なカフェをはしごするカルチャー)から刺激を受けた当時の〈ブライトリング〉社長ウィリー・ブライトリングが、そのスピード感あふれるスタイルを体現しようと作り出したのがトップタイムだ。
モーターサイクルカルチャーと深いつながりを持つトップタイム。その最新作トップタイム トライアンフは、ケース素材にステンレススチールを採用。ポリッシュ仕上げでピカピカに磨き上げている。
ダイヤルは透明感のあるアイスブルーでカラーリング。この色味、〈ブライトリング〉は70年代に生産していた稀少なトップタイムのブルーダイヤルからヒントを得て、〈トライアンフ〉はサンダーバード6T(マーロン・ブランドが1953年の映画『乱暴者』で乗っていたモデル)へのオマージュという背景があるのだとか。
そしてトップタイムといえば“ゾロダイヤル”と呼ばれる蝶ネクタイをモチーフにした、独特のダイヤルが特徴。「うん? 蝶ネクタイになってる?」そう、こちらは盤面にサテン仕上げが施されていて、光の角度によって現れる仕様となっている。う〜ん、なんとも遊び心があるデザイン。こんなギミックがあると俄然、愛おしく思えてくる。
3時位置と9時位置に角を丸くしたサブダイヤルを配置。それぞれレコード引きが施されていて、視認性を高める工夫がなされている。12時位置に〈ブライトリング〉のロゴ、6時位置に〈トライアンフ〉のロゴをそれぞれ配されている。縁には、黒のタキメーター目盛りを備える。
ケース右側にある大型のマッシュルームプッシャーは、クロノグラフのストップ&スタートとリセット機能の操作性をアップ。ムーブメントには、約48時間のパワーリザーブを備えたCOSC公認クロノメーターのブライトリング キャリバー23を搭載している。
ケースバックには、〈トライアンフ〉のパラレルツインエンジンを刻印。ストラップはパンチングレザーにホワイトのステッチを施したレーシングテイストと、バイク好きの心もくすぐる仕様となっている。ちなみに〈トライアンフ〉は名優マーロン・ブランドをはじめ、スティーヴ・マックイーン、ボブ・ディランなど、そうそうたる面々に愛されてきた歴史があるという。
ケース径41㎜、自動巻き、SSケース、レザーストラップ、3気圧防水、63万9100円(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン)
もちろん、〈トライアンフ〉からも、このコラボを記念した特別モデル、トライアンフ スピードツイン ブライトリング リミテッドエディションが登場。270台限定。また、2022年8月22日までに購入すると、サンレイダイヤルを採用し、バイクのシリアルナンバーをケースバックに刻印した特別なオーナーズバージョンのトップタイム トライアンフを購入するチャンスが得られるとのこと。
時計好きにも、バイク好きにも満足な仕上がりとなっているコラボウォッチ。ハンドルを握る手元に馴染むのはもちろん、淡青デニムとアイスブルーのダイヤルを色リンクさせれば街でも映えること請け合い。デニムコーデの格上げとして1本いかが?
●ブライトリング・ジャパン
TEL:0120-105-707
URL: https://www.breitling.com