今どき感が際立つ〈デンハム〉と〈アスペジ〉のコラボ作。
去年と違うダウン着こなしに“表情豊かな黒”が効く。
ダウンジャケットの装いを、間違いなく都会的に見せてくれる色といえば黒。ただ、毎年同じような黒では新鮮味がなく、お洒落本来の楽しさも半減する。その点、〈デンハム〉と〈アスペジ〉がタッグを組んだ黒ダウンは、街に映える一方、その表情に目新しさがある。お互いを引き立て合ってくれるデニムと一緒にまとい、去年の冬とは違う“黒”を味方につけてはどうだろう。
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DOWN JACKET & DENIM
［ デンハム×アスペジ ダウンジャケット＆デニム ］
両肩に7オンスのデニムを施したダウンジャケットは、リサイクルダウンを採用。デニムパンツは腰や太腿がピタピタにならないスリム感が人気の“レイザー”で、ポケットのミリタリーディテールに加え、ボタンやレザーパッチも今回のコラボのための特別なデザイン。ダウンジャケット13万3100円、デニムパンツ5万2800円（以上デンハム×アスペジ／デンハム・ジャパン）、スニーカー2万9700円（デンハム×コンバース／デンハム・ジャパン）
仕事に限らず、お洒落においても過去の“成功体験”を拠りどころにすることは多い。冬の街で黒のダウンジャケットをよく見かける理由も、おそらくこの色で「都会的な演出が叶った」といった経験を多くの人がしているからだろう。ただ、その“成功体験”に固執しすぎて新しい発見の機会を逃したり、まわりに埋もれてしまうのは少しもったいない。そこで注目したいのが、〈デンハム〉と〈アスペジ〉がコラボした新作だ。こちらのダウンジャケットは、ただの黒にあらず。光の当たる角度によって、双方のブランド名をモチーフにした同色のグラフィックがほんのり浮かび上がる。黒デニムで切り替えられた肩ヨークでも、新鮮さを印象づける効果も期待できそうだ。また、そんなデニムディテールと、コーディネートをリンクさせるのにうってつけなブラックデニムも用意されている。オーガニックテキスタイルの世界基準であるGOTS認証を得たストレッチ生地を用いたこのデニムもまた、味のある色落ちで表情豊か。合わせてまとい、去年のダウンジャケット姿から一歩踏み出してみてはどうだろう。
ダウンジャケットの表地には、双方のブランド名を交差するように描いたグラフィックを総柄としてプリント。同色ゆえ過度に目立つことはなく、明らかな違いを印象づけられる
●デンハム・ジャパン
TEL：03-3496-1086
URL：www.denhamjapan.com
『Urban Safari』Vol.30 P26掲載
photo : Kouki Marueki（BOIL） styling : Kan Nakagawara（CaNN） text : Takumi Endo composition : Keiko Oshima
