〈バウワース&ウィルキンズ〉の名作完全ワイヤレス・ヘッドフォン、新作ではなにが変わった?
ワイヤレス・ヘッドフォンの選び方ひとつで、音楽や映画、ゲーム体験の質がガラリと変わる。これは本当の話。「たかがワイヤレス・ヘッドフォンで?」なんて思ってはいけない。ひと昔と違って、最近のものはだいぶ進化。特にハイエンドを謳うタイプに関しては、圧倒的な音質と使い勝手のよさがグッと際立ってきている。そんな状況の中、今話題となっているのが〈バウワース&ウィルキンズ〉の完全ワイヤレス・ノイズキャンセリング・インイヤーヘッドフォン“Pi5 S2”と“Pi7 S2”。これまでハイエンドユーザーを唸らせてきた、あの名作“PI5”と“PI7”をブラッシュアップした最新モデルだ。
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〈バウワース&ウィルキンズ〉といえば、オーディオ好きにとっては常に憧れの存在であることは言うまでもない。英国で1966年設立以降、高性能オーディオ技術の最前線で業界をリードし続け、革新性と音質の新たな基準となるホームスピーカー、ヘッドフォン、カスタムインストール製品、カーオーディオ製品を設計・製造することで、数えきれないほどの賞を獲得。同時に、世界有数のレコーディングスタジオやミュージシャンからの称賛も集めてきた。一方で、単に音質のよさだけではなく、ラグジュアリーなイメージが定着しているのもこのブランド。たとえばカーオーディオにおいては〈ビー・エム・ダブリュー〉をはじめ〈マクラーレン〉〈ボルボ〉〈マセラティ〉など、名だたる高級車が標準あるいはオプションとして〈バウワース&ウィルキンズ〉を採用しているのは、その証といえるだろう。
さて、気になる新作の“Pi5 S2”と“Pi7 S2”だが、その魅力はやはり圧倒的な音質のよさということになる。“Pi5 S2”は、コンパクトなボディサイズながら大口径の9.2mmカスタム・ダイナミックドライバーを搭載。これにより、深みのある低音と高解像度な中高域、そして透明感の高いステレオイメージを実現している。
さらに、フラッグシップモデルである“Pi7 S2”は、さらに高解像度で真に迫るサウンドのために、“Pi5 S2”と同じ9.2mmダイナミックドライバーに高音域再生専用のバランスドアーマチュア・トゥイーターを追加した2ウェイドライバー構成を採用。24bit処理の高性能なDSPと4つのドライバーすべてを個別に駆動するバイアンプドライブと組み合わせることにより、音楽のディテールのすべてを顕わにし、完全ワイヤレス・イヤフォンの常識を超えた“トゥルー・サウンド”を届けてくれる。
どちらも大口径ダイナミックドライバーを採用しているため、ロックやEDMでは厚みのある大迫力サウンドが楽しめるのはいわずもがな。さらに中高音域の高解像度に長けたスペックを見ると、ピアノや管楽器による繊細で輝きのあるサウンド再生にも期待できそうだ。
写真はPi5 S2クラウド・グレー
快適なリスニング環境を楽しむうえで、安定した接続と長時間楽しめるバッテリー性能は欠かせない。たとえば街歩きのシーン。いきなり音声が途切れたりして不快な思いをすることはよくある話だが、そんなときでも“Pi5 S2”、“Pi7 S2”なら安心感が違う。ともに、アンテナ設計を抜本的に見直すことで接続安定性がアップ。特に駅の改札口のような混雑する場所でも音切れの発生を抑えているのはありがたい。また、電波の干渉が少ない環境においては、通信距離が最大25mまで向上。より安定した通信状態で高音質なリスニング体験ができるため、仕事やレジャーなど、スマホやパソコンから離れた場所で音楽を楽しむ際にも、これまで以上に行動範囲を広げてくれるというわけだ。
さらに嬉しいのは、両モデルともイヤフォン本体のバッテリー容量が向上し、1回の充電で最長5時間のリスニングが可能になったこと。加えて、付属の充電ケースを使用することで、“Pi7 S2”は16時間、“Pi5 S2”は19時間の再生時間の延長が可能に。15分の充電で2時間の連続再生が可能なクイックチャージ機能およびワイヤレス充電機能も引き続き搭載しているから、充電切れの心配も格段に少なくなったといえるだろう。
写真はPi7 S2キャンバス・ホワイトと付属のスマート充電ケース
“Pi5 S2”と“Pi7 S2”は、“Bowers & Wilkins Musicアプリ”と完全に統合された最新のヘッドフォンであることも魅力のひとつ。セットアップ、接続の管理、ノイズキャンセリング・モードの切り替え、装着センサーの設定などはこのアプリにおまかせ。シームレスなユーザー体験を提供してくれるだろう。ちなみにこのアプリでは、Deezer(※)などのサブスクリプション・サービスを通じて、モバイル機器からイヤフォンに直接高品位な音楽をストリーミングする機能もサポートしている。つまり、いつも使うアプリで音楽ストリーミングも思いのまま。別の音楽配信アプリを立ち上げるなんて手間もなく、カンタンに音楽体験ができるのは、ユーザーにとって大きなメリットになるだろう。
※ストリーミングサービスのご利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。
そのほか、“Pi7 S2”は初代モデルと同様に、付属のスマート充電ケースによるBluetoothトランスミッター機能を引き続き搭載。これがとっても便利で、たとえばパソコンや航空機内のエンターテインメントシステムなどにUSB-Cまたは3.5mmステレオミニプラグで接続することで、そのサウンドを、スマート充電ケースを介して“Pi7 S2”イヤフォンにワイヤレスで再送信。機内用のヘッドフォンとは雲泥の差がある、優れた音質で楽しむということもできる。
“Pi5 S2”と“Pi7 S2”ともに、ハイレベルの高音質をいつでも楽しめるうえに、洗練されたユーザー体験まで叶えてくれるハイエンドモデル。毎日使うものだからこそ、こだわり抜いたワイヤレス・ヘッドフォンを手にしてみてはいかがだろうか?
True Wireless Stereoテクノロジーにより、安定した高品質なイヤフォン間の同期を確保。各イヤフォンに搭載された9.2mmのカスタム・ドライブユニットによって、抜きん出たオーディオパフォーマンスを提供する。Pi5 S2は、aptX対応モバイル機器からの音楽を高音質なaptXで受信することで、CDクオリティでの再生を行うことが可能。ユーザーによる調整が可能なノイズキャンセリング機能とアンビエントパススルーモードをシームレスに利用できるほか、左右合わせて4つの内蔵マイクと高度なDSP処理による高品質な通話も可能。2023年2月上旬発売予定。
音楽のみに没頭できる最高のリスニング体験のために、周囲の騒音を自動的に分析し、環境に合わせて最適なノイズキャンセリングを行うアダプティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載。ユーザーによるモード切り替えなどは必要なく、再生音への影響を最小化された、最適なレベルのノイズキャンセリングが自動的に適用される。ノイズキャンセリング機能とは独立してオン/オフができるアンビエントパススルー機能も搭載。左右合わせて6つの内蔵マイクにより、アダプティブ・ノイズキャンセリング機能とアンビエントパススルー機能、ノイズレスな通話を実現している。2023年2月上旬発売予定。
●バウワース&ウィルキンズ
URL:https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/