【デニム】今季の本命は、
実は“ストレート”という噂は本当!?
この夏、デニムはどんなタイプを選べばいいのか? 今まではテイパードがぐっと効いたスリムタイプが大人の主流。なにしろスタイリッシュに見えるから、「毎日コレだね」という人も多いはず。でも、トップもボトムも余裕のあるシルエットが旬の今。どうやらデニムもその流れを汲んでか、裾が絞られていないタイプが復活の兆しアリなんだとか。
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とはいえ大人デニムの主流が、いきなり若造好みのワイドシルエットになるかというとさにあらず。最近はスリムやレギュラーフィットといってもストレッチが効いたものも多いから、そのへんの心地いいフィット感はそのままに、人気のシルエットがテイパードからストレートへと変わってきているという理解でいい。
で、そんなストレートタイプはロールアップしても膝下がすっきり見えるのがポイント。しかも足元にほどよい余裕があるから、スリムテイパードのように「ロールアップしたら膝まわりがキツくなった」な~んて話もナシ。つまり、ロールアップも楽でサマになるから夏向きってこと。というわけで、今回はそんなストレートデニムを久しぶりにご紹介。是非、ロールアップしてサンダルを合わせるなんて着こなしを楽しんでみて!
J BRAND FOR THEORY
2万9000円(Jブランド フォー セオリー/リンク・セオリー・ジャパン)
すっきり感満点のスリムストレート!
股上が浅い設計で、裾に向かってストンときれいに落ちる。ストレートレッグが特徴的な“シリアスリー ソフト タイラー”。ヒップ位置をキュッと高く見せてくれるパターン設計なので、後ろ姿もすっきりとした印象で見栄えもいい。加工感を強調しないナチュラルな色落ちのアイスブルーが爽やかで、ストレッチを効かせた柔らかな生地も快適。
SCOTCH & SODA
2万4500円(スコッチ アンド ソーダ/スコッチ アンド ソーダ なんばパークス店)
遊び心を感じる意匠をトッピング!
〈スコッチ アンド ソーダ〉のデニムで一番人気のシルエットといえば、この“ラルストン”。腰や腿まわりはピタピタすぎないレギュラーフィットのため、膝下がすっきり見える独特のパターンは、脚が長くきれいに見えるように設計されたもの。清々しい色落ちと思いきや、右膝に手縫い風のリペアが施されていたり、裾を折り返すとデニムコレクションのロゴテープがチラ見えするなど、細部の見どころも満載。
RHC
3万5000円(RHC/RHC ロンハーマン)
味わい深さはやっぱりピカイチ!
“いつまでも白Tとデニムを格好よく着ていたい”という思いをこめて、日本が世界に誇る岡山県の工場で作られている〈RHC ロンハーマン〉のデニム。いくつかあるシルエットの中でもこのスリムストレート“ギャビン”は、ジャストサイズはもちろん、あえてサイズアップして穿いてもきれいなフォルムを描けるように設計されている。穿きジワを生かした色落ちや穴の開き具合のリアルさが秀逸で、まるで何年か穿きこんで“育てた”デニムのような味を楽しめる。
RESOUND CLOTHING
2万7000円(リサウンド クロージング)
これならコワモテに見える心配なし。
ペイントがランダムにちりばめられていて、色落ちもちょっぴりワイルドな印象の定番モデル“ミック”。一見、コワモテに見えるのでは? と思いがちだが、そう見えない理由は、膝から下をストンと落としたシルエットだから。デニム自体には強めのストレッチが効いていて、股上も深めな設計に。腰から腿にかけてのラインがピタピタにならないので、お腹まわりが気になる人も安心して穿ける。
ENTRE AMIS
2万9000円(アントレ アミ/インターブリッジ)
ナポリ仕込みのこちらを!
ナポリのパンツ専業メーカーが手掛けたこのデニムは、細身のトラウザースばりのきれいなパターンに加え、ビシッとプレスを効かせたクリースラインもすこぶる都会的。その一方で、右膝の当て布使いや腰ポケのほつれ具合といったこだわりのユーズド加工で、デニムならではの味を存分に楽しむことも。股上も今どきのトラウザースっぽい浅めの作りなので、シャツをタックインしてジャケに合わせるコーデにもハマる。
●リンク・セオリー・ジャパン
TEL:03-6865-0206
●スコッチ アンド ソーダ なんばパークス店
TEL:06-6585-7207
●RHC ロンハーマン
TEL:045-319-6700
●リサウンド クロージング
TEL:06-6441-6061
●インターブリッジ
TEL:03-5776-5810
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo