
イギリスの靴の聖地といわれるノーサンプトン。ここで5世代にわたり、靴作りを続けているシューメーカーがある。それが〈クラウン・ノーサンプトン〉。その5代目となる社長、クリス・ウッドフォードが来日し、通常は本国のオンラインでしか購入できない"クラウン シューズ スニーカー"のパターンオーダー会を東京・銀座の〈ロイド・フットウェア〉で実施した。そのイベントで『Safari』が独占インタビューを実施した。
ちなみに東京でのカスタムオーダーイベントは終了しているが、大阪の〈ロイド・フットウエア〉の店舗では12月5日(金)〜8日(月)でカスタムオーダー会を実施する。関西エリアの方は是非足を運んでみて。また、もしそこにいけないとしても是非〈クラウン・ノーサンプトン〉のウェブサイトも覗いみてほしい。

このブランドがユニークなのは、グッドイヤー製法で昔ながらのドレスシューズを作っているというイメージが強いイギリスのノーサンプトンにありながら、シューズ以外のスニーカーもイギリスの自社工場で作っているということだ。この事実はちょっと驚きではないだろうか? そのあたりのことを含めクリス社長に聞いてみた。
「私が若かった頃、あるいは父が私の年齢と同じくらいだった頃、街には10万人くらいの靴を作っている人がいたんです。それが今では700人以下。今ではノーサンプトンで最初から最後まで外注に出さずに靴を作れる会社は5社ほどしか残っていません。そのほとんどが50数年前と同じようなビジネススタイルで靴を作っています。私のようにオンラインを使って、世界中のお客様に届けるなんてことはやっていません。また、昔ながらの方法で靴を作っているメーカーにとって日本は以前として大きなマーケットですね。日本ではイギリス製の靴を高く評価してくれます。イギリス人以上に(笑)」

「消費者に直接販売するという今の方法になってから、私のビジネスは完全に変わりました。最もオーダーが多いのはアメリカです。日本は品質にとても厳しいので、そこに販売できれば、世界中に通用するレベルの品質があるということです。また同じものを毎日作るということから、1足1足お客様のニーズにあったものを作るということで品質の大切さと手仕事の重要さを痛感しています。また世界中でAI化が広がって、人々はより人間的な交流を求めているような気がします。なので、それぞれのシューズボックスにはチケットが入っています、そこにはどの工程を誰が担当したのか、それぞれに名前が記載されています」

「私はスタッフが10年後も仕事をしていられるようになってほしいと思っています。なので、多様なスキルを身につけられるように工夫をしています。これからも新たなことにチャレンジしていきます」

できる限り地元の厳選された素材を使い、ノーサンプトンの自社工場でハンドメイドで作るスニーカー。1足づつのオーダーなので、納品まで9〜12週間かかるが、それだけ待つだけの価値のある自分だけのスニーカーとなっているはずだ。今回の日本でのカスタムオーダーも、もしかしたらクリス社長の新たな挑戦のひとつなのかもしれない。




































































