柔道家・村尾三四郎が〈エンポリオ アルマーニ〉の新作を着る!
無限の可能性を秘めた挑戦者のスピリット
東京五輪で逃した代表の座をパリ五輪で掴み取り、その名を世界に知らしめた柔道家の村尾三四郎。幼少期から“本物”の強さを追い求めてきた“令和の三四郎”は、すでに4年後のロス五輪で頂点に立つ自分の姿を思い描き、自らの無限の可能性を探求する険しい旅の一歩を歩みはじめている。その高みを目指し続ける“自由な精神”が、あらゆるボーダーを超えるイーグルをシンボルに掲げ、挑戦し続けるものを鼓舞する〈エンポリオ アルマーニ〉の新作ウエアとあざやかに響き合う。
- TAGS:
- Fashion
村尾三四郎 Sanshiro Murao
2000年、アメリカ・NY州生まれ。5歳から筑波大学の道場で柔道をはじめ、東海大学のエースに。パリ五輪では、初出場で男子90㎏級銀メダルを獲得。立ちふるまいの美しさでも鮮烈な印象を残した。
あくなき探究心を胸に
“誰も到達できない領域”へ
イタリア製メリノナッパシアリングで仕立てたムートンコートを、威風堂々と着こなす村尾。その柔らかなシープスキンにカラダを包まれたときの心地よさからは、“本物”ならではの価値の高さが感じられる。一方で、彼が柔道家として追い求めているものも“本物”の強さ。しなやかなコートを力強く着こなす姿は、“柔よく剛を制す”を体現しているかのように映る。
ムートンコート95万7000円(エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)、その他は本人私物
自由に羽ばたくために
自らを限界から解き放つ
稀代の柔道家は、動きに無駄がない。正座ひとつをとっても、その動きはまさに洗練されている。ワイドパンツの裾をさばきながら正座する所作の美しさは、レザーブルゾンのエレガントさを見事に際立てた。「正座もそうですが、柔道は相手がいてこそ成り立つ競技。畳に上がるときの一礼も含め、気持ちを込めた所作を大切にしている」と語る村尾。あらゆる所作に美しくフィットするよう計算されたブルゾンとパンツが、そんな柔道家の佇まいを魅力的に引き立てる。
レザーブルゾン63万8000円、Tシャツ2万2000円、パンツ20万6800円(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
「目の前のことに一喜一憂せず、自分が目指すべき理想にガッと向き合い、突き進む。そんな柔道家でありたい」と語る村尾。その力強くも洗練されたマインドが、グルカラーが都会的な印象を与えるデニムジャケットの佇まいと、どこか重なり合って見える。デニムをワンランク上のお洒落として楽しませてくれる刺繍使いも、高みを目指す柔道家の心に響いたようだ。
デニムジャケット9万7900円、タンクトップ2万2000円、ネックレス8万1400円(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
「王道を走っている一方で、ほかとは違う個性が感じられる服がしっくりくる」と語る村尾。ショート丈のダブルブレストジャケットとワイドパンツのバランスが新鮮なこのセットアップは、まさしくその理想形だったようだ。伝統やルールという限界に縛られがちなテイラードの装い。しかし、“自由な精神”を感じさせてくれるこのジャケットとパンツは、無限の可能性を追い求める柔道家の感性にも共鳴した。
ジャケット21万4500円、タンクトップ2万2000円、パンツ14万3000円、グローブ7万7000円、バッグ13万7500円、シューズ15万1800円(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
●ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
URL:https://www.armani.com/
雑誌『Safari』12月号 P108-112掲載
※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。
photo:Kentaro Kamata(holy) styling:Hidenori Asai hair&make-up:Jhun Takayama text:Takumi Endo