アウター選びに知っておくと役立つ! “ポーラテック”ってなに?
今年の冬は厳冬になるとの予想が。久々にウインターバケーションを楽しもうと計画している人も多いだろうが、となると気になるのがフリースウエアだ。昨今高い保温性を誇るフリースウエアに、“ポーラテック”という名のタグを目にするという人は多いのではないだろうか。ハイパフォーマンスなフリースウエアがあふれる中にあって、その名はいわば信頼の証。その信頼とはなにか。知ればきっと、この冬に頼りたくなるはず。
- TAGS:
- Fashion
機能素材が世にあふれる中、こと冬において求められるのは暖かさと軽さの両立。“ポーラテック”は、それだけに留まらず多機能ぶりを発揮する。吸汗性、通気性、防風性、防水性、さらには抗菌防臭など。そんなポーラテックとはなにか? それは、フリースメーカーのことだ。
創業は1906年。アメリカ・マサチューセッツ州にて創業した老舗のファブリックメーカーが、ポーラテック社。実は同社、フリースの生みの親といわれている。〈パタゴニア〉創業者とフリースを共同開発したのが、ほかならぬ同社だからだ。ファッションブランドではなくあくまでファブリックメーカーとあって、エンジニアリング的視点から生み出されるポーラテック社のフリース。アウトドアウエアはもちろん、アメリカ軍にも正式採用されているほどの信頼性を誇っている。また、吸収速乾機能を強化したパワードライ、防風性を強化したパワーシールド、防水透湿性能を備えたネオシェルなど、用途を細分化している点も魅力。それにより、様々なウエアに対応しているのだ。
4万6200円(アンドワンダー)
毛足が長く、そのぶん空気を多く含むことから高い保温性を得られるポーラテック ハイロフトを採用したこちら。それでいて重量はわずか555gと軽量。そして、ボディサイドにストレッチ素材、光が当たると反射するリフレクティブステッチングなど、随所に高機能が。
6万6000円(ハンティング・ワールド/ハンティング・ワールド帝国ホテル店)
ゆったりしたシルエットとポーラテック フリースの組み合わせが、実にリラックスした着心地を提供。アームのロゴパッチやグログランテープ、メッシュライニンングに配したアクセントカラーが、ファッション性をアピールする。袖先には防風性を高めるドローコードも。
3万580円(ノンネイティブ/ベンダー)
ポーラテック パワーストレッチを採用したドゥウェラーカーディガン。その名のとおり高いストレッチ性を備え、山岳用など本格的なウエアにも使われている。通気性や速乾性も備えており、アウターとしてはもちろん、これからの季節はミドルインナーとしても重宝する。
2万4200円(カリマー/カリマー インターナショナル)
リサイクル素材を使用するポーラテック サーマルプロを採用。さらに、デタッチャブルフードにはパーテックス アンリミテッドを、そして抗菌加工したポケットやダブルジップ仕様など、ほっこりした見た目とは裏腹に、ハイパフォーマンスを誇る仕上がりに。
4万5100円(BLK/ホワイトマウンテニアリング)
ポーラテック200とコーデュラナイロンを組み合わせた、スタンドカラータイプのジャケット。暖かさと肌触りのよさに耐久性を兼ね備え、さらに立体的なパターンによりノンストレスな着心地を実現している。一方で、黒のワントーンはアーバンスタイルにも馴染む。
軽くて暖かいフリースは、これからの季節に欠かせない素材。その中でも、様々な追加機能を備える“ポーラテック”は、様々なブランドから重宝されているのがわかってもらえたはずだ。これからフリースアウターを探す際は、是非とも“ポーラテック”のタグの有無に注目してもらいたい。
●アンドワンダー
TEL:03-5787-3460
●カリマー インターナショナル
TEL:03-6712-5661
●ハンティング・ワールド帝国ホテル店
TEL:03-3501-7080
●ベンダー
TEL:03-6452-3072
●ホワイトマウンテニアリング
TEL:03-6416-5381
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka