春の到来は、サーファーにとってなによりも嬉しい。凍てつく寒さから解放され、ウェットも薄くなる。身軽になってフットワークが軽くなると、海に出る回数も自然と多くなる。で、そんなときにかけるサングラスとして断然おすすめなのが、風防付きのカラーレンズ。レンズの淡色で春らしさをきっちり演出でき、また丸みのある玉型&メタル系フレームのレトロなデザインが多いから、レイドバックしたサーフスタイルにもよく似合う。そして特筆すべきはやっぱり風防。そもそも風防付きアイウエアは18世紀、蒸気機関車の屋根なし席で、風やホコリ、蒸気に含まれるススから目を守るために開発されたのがはじまり。だから砂交じりの春風の中でも、実に快適にいられる。ゴーグルと比べたら頼りないと思うかもだけど、一度かければ心強い味方であることがわかるはずだ。海ではもちろん、街でもオープンカーを流すときなんかに重宝するかもね!?
POLICE
“フード”で目元に個性をプラス!
比較的大ぶりなラウンドシェイプと、仕上げの非常に繊細なメタルフレームで、レトロな印象の中にもモダンさを加えた新作。デザインスパイスとなっている風防は小さめだが、隙間から入りこむ強い日差しや風に舞うホコリから目を守るのには十分。横顔の印象の変化も、さりげなくアピールできる!? 2万4000円(ポリス/デリーゴジャパン)
[マツダ]
MATSUDA
海外で絶大な支持を集める〈マツダ〉の新作は、繊細な彫金や縄手仕様など、大人にこそ似合うクラシカルな意匠が満載。11万円(マツダ/マツダアイウェアジャパン)
薄めだから、視界の邪魔にならない仕様
GLCO
ブランドのアイコン的モデル“ウィルソン”に、可動式のアセテート製フードを付けた新バージョンが登場。フラットレンズを採用したことで、かけるとキリッとした印象となる。4万5000円(GLCO / G.B.ガファス)
目元を完全に覆うフードはアセテート製
●デリーゴジャパン
TEL:03-6661-9266
●マツダアイウェアジャパン
TEL:0776-43-9788
●G.B.ガファス
TEL:03-6427-6989
雑誌『Safari』6月号 P291掲載
photo : Hiroki Nakayama,Tomoo Syoju(BOIL) text : Yuta Yagi