今季の〈リプレイ〉は確実に進化している
軽くて薄くて、ヤミツキになる穿き心地!
生活スタイルが変わりつつあるように、普遍の定番デニムだって時代の変化とともに変わってきている。今まで以上に快適さが重視され、長く穿くものであるからこそ、環境保全に配慮した製法であることも大事に。そんな時代の声に耳を傾け、デニムの進化に力を注いできたブランドといえば、そう、〈リプレイ〉。驚きの伸縮性を実現した“ハイパーフレックス”シリーズのデニムが有名だが、春の新作では、その一段上をいく驚異の快適さを実現。しかも、いっそう地球に優しい作りにも。この2つが揃ったと聞けば、大人は穿かずにいられない。
DENIM 01/驚きの軽さでアクティブに動ける
[ハイパーフレックス リユーズド エックスライト]
HYPERFLEX RE-USED X-L.I.T.E.
デニムであることを忘れてしまうほどの伸縮性を誇り、そのストレスフリーな穿き心地の虜になる大人が後を絶たない“ハイパーフレックス”シリーズ。その進化版がこちら。まず注目なのが、サスティナブルな製法。これまでも環境に配慮した製法に取り組んできたが、2020年秋冬に発売された“ハイパーフレックス リユーズド”で、さらにそれが加速。たとえば、糸を紡ぐ際に生まれる落ち綿や、糸といった従来は廃棄されてきた資源を素材として再利用するなど。今回紹介する新作は、デニムの生地自体が軽量化され、夏でも涼しく穿ける仕上がりに。驚きのストレッチ性も十二分に発揮され、アクティブ派も納得の“楽ちん”デニムへと進化を遂げている。
ベージュダメージニット2万8600円、ロゴキャップ7700円、アンバス ブラックデニムパンツ3万5200円、シューズ1万8700円(以上リプレイ/ファッションボックスジャパン)
アンバス 3万5200円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
こちらのデニムのシルエットは、一番人気の“アンバス”。ウエストまわりは股上が浅すぎないレギュラーフィットで、膝下に向かってほどよくテイパードがかかっている。脚のラインを拾いすぎないスリムフィットなので、体型を選ばないのも嬉しい。生地自体は、伸縮性と復元力に富むライクラの芯糸にポリエステル糸を巻き付け、その外側をコットンで包みこんだ三層構造。そのため、驚異的なストレッチ性がありながら、従来のデニムのような味わい深いユーズド加工もよく映える。
生地は、元々の状態から4〜7倍の長さまで伸びる驚異的なストレッチ性が自慢。加えて復元力もあるので、座っている時間が長くても膝が出てしまったりすることもない。
同じ“アンバス”で、くっきり浮かぶ太腿の付け根のヒゲや濃淡のある色落ちが映えるダークブルーとミディアムブルーもラインナップ。ブラックデニムが10オンスなのに対し、この2本は10.75オンス。いずれにしても薄手で軽量なので、まるでジョグパンツのように軽快に動ける。
ベージュダメージニット2万8600円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
味わい深い色落ちの“楽ちん”デニムにテンションを合わせるなら、サマーニットも味出し加工を施したものに。これは袖や襟ぐりのほつれ加工が、ワイルドすぎない絶妙なさじ加減。色褪せ具合にもやりすぎ感が一切なく、肩の力が抜けた海カジュアルを無理なく演出できる。
“573 ビオパック”シリーズは、オーガニックコットンを用いたサスティナブルな作りに加え、自然からインスパイアされた配色が魅力。たとえば、この写真で穿いているデニムの清々しい淡青は、北極の氷河をイメージした“アークティック・ブルー”。しかも、生地自体が10.5オンスという薄手のライトウエイト仕様なので、日差しがすっかり暖かくなった春の海でも涼しげかつ快適に過ごせること請け合い。
ブルーロゴスウェットシャツ2万2000円、Tシャツ8800円、アンバス デニムパンツ2万8600円、シューズ1万6500円(以上リプレイ/ファッションボックスジャパン)
アンバス 2万8600円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
太腿まわりや前ポケ周辺といった色落ちが激しいエリアをホワイトアウトさせ、清涼感あふれる淡青を表現。シルエットは、ピタピタ過ぎないスリムフィットが絶妙な“アンバス”。もちろん、ストレッチ性も非常に高く、縦横によく伸びるので、穿き心地はノーストレス。
しっかり洗い加工をかけることで、ライトンオンスデニムがよりいっそう柔らかな風合いに。年間を通して快適に穿けるものとして作られているため、デニム特有の重さは一切なく、非常に軽やかな生地に仕上がっている。
ますます着心地がいい!
〈リプレイ〉では定番の愛用者も多いモデル“アンバス”。ウエストは楽ちんなレギュラーフィットで、レッグはややテイパードのかかったスリムタイプ。だから、足のラインがすっきりと見えるのが特徴だ。“アンバス”には、横糸の出た穴にリペアを施した“ほどダメ”のアイスブルーも用意している。一方、ストレートベースのシルエットを採用した“ロッコ”は、腰から太腿にかけてゆとりを持たせ、膝下にほどよくテイパードがかかっている。
ブルーロゴスウェットシャツ2万2000円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
ガーメントダイ(製品染め)でひんやり涼しげな配色を表現した、味出しスウェット。実はこれも“ビオパック”シリーズにラインナップされたもので、北極の氷河をイメージした“アークティック・ブルー”を採用。ボディと同色のロゴプリントや袖口のロゴといった、さりげない見どころの演出も絶妙。
穿きこんだデニムの色落ちやダメージ感を、年数に置き換えて再現したのが“エイジド エコ”シリーズ。その年数設定が絶妙で、ちょうど脚に馴染んできたくらいの1年や5年モノといった年数もあれば、ヴィンテージ顔負けの迫力ある色落ちを再現した10年や20年モノといった年代物も揃っている。しかも、今回紹介するものはその最新型で、持続可能な製法を用いたサスティナブルコットンを用いた、パワーストレッチデニムを採用。ワイルドに“育てた”デニムで男らしく「久しぶりのギターを奏でようか」な〜んてときも、リラックスした時間を過ごせるはず。
Tシャツ8800円、ダメージスウェットシャツ2万2000円、エイジ20年 デニムパンツ4万1800円、シューズ2万7500円(以上リプレイ/ファッションボックスジャパン)
エイジ20年4万1800円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
こちらは、20年モノを再現した“エイジド 20イヤーズ”仕様の“アンバス”。リジッドの状態から穿きこんですっかり色が抜けたアイスブルー。ヒゲやアタリも消えかかっている感じもリアルだ。左右の腿には引き裂けて横糸が出た状態も再現されている。こうしたダメージは裏側の当て布でリペアされているので、強度的な心配なしで穿けるのも嬉しい。
糸が均一でなかった時代のムラ糸をあえて再現した生地を採用しているので、ヴィンテージデニムさながらの縦方向の色落ちがしっかり表現されている。ポケットや生地表面のちょっとしたほつれや引っ掻き傷も、穿いていて自然に生まれたダメージのように見える
生デニムをワンウォッシュしたぐらいの状態を再現した“0年モノ”も用意されているのが面白い。これがストレートフィットの“ロッコ”というモデル。“10年モノ”はまだ濃色の部分が残っているので、シワ部分のアタリやダメージの白糸がぐっと際立った顔立ちに。こちらのシルエットは、スキニーフィットの“ジョンドリル”。
ダメージスウェットシャツ2万2000円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)
年季の入った表情のデニムを穿くのに、合わせるトップが新品すぎてはバランスが悪いことも。せっかくだったら、こんな風にユーズド加工されたスウェットシャツで味わい深いアメカジを楽しんでみては!?
今回紹介した新作デニムは、いずれも環境に配慮した作り。その中でも頭ひとつ抜けた存在なのが、“ハイパーフレックス リユーズド エックスライト”。従来は廃棄されていた落ち綿や糸を生地として再利用していることは冒頭でも紹介したが、それ意外にもサスティナブルな製法が随所に見られる。
また、このシリーズのデニムはエネルギーの使用量の削減にも取り組んで作られており、省エネの面でも環境に配慮。デニムにつけられた紙ラベルのQRコードをスマホでスキャンすると、サスティナブルに対する取り組みの概要を閲覧できるようになっている
たとえば、ポリエステルの糸は使用済みペットボトルのリサイクル素材だし、リベットやレザーパッチ、ボタン、紙ラベルといった部材も再生資源を用いたものだから、その徹底さはお見事
ということでご紹介してきた〈リプレイ〉の新作デニムは、いずれも穿き心地は“楽ちん”。なおかつ味わい深く、そして地球に優しいという三拍子揃った作りが魅力。なによりも、かつてより増えたお家で過ごす時間も快適だし、楽にも関わらず家着感はまったくなし。おまけに夏を迎えても涼しげに過ごせるのだから、これからの季節のよき相棒になってくれることは間違いない!
●リプレイ
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photo : Hiroki Nakayama(IL NIDO.STUDIO) styling : Kim-chang text : Takumi Endo