ブラッドリー・クーパーも実践!
“楽チンパンツ”姿が大人っぽく見えるコツ!
楽チンパンツを穿いたはいいが、「どうも大人っぽさが足りない」、な~んて思ったことありません? 特にスウェットパンツあたりがそう。楽チンパンツの“楽チン”な部分に着こなしが引っ張られて、気づけば部屋着のようなリラックスしただけの格好になっていたりして。これじゃ、大人らしさは望めないかも。では、どうするのがいいのか? そこで参考になるのが、お洒落セレブ3人の楽チンパンツ着こなし。どれも大人っぽさ満点だけど、そう見えるのにはやっぱり理由がある!
大人っぽく見えるポイントはいくつかある。まず、落ち着いた雰囲気があること。これはシックな色使いや上質な素材感使いが大きなポイント。たとえ明るい色使いであっても、スモーキーなトーンや褪せ色なら十分大人っぽく見えるはず。
次にスタイリッシュなシルエット。全身ダボダボでは大人っぽさはどこへやら。やっぱり若造っぽい印象になっちゃうでしょ? そして最後は、奇をてらわないベーシックなアイテム選び。もちろんデザイン性が高いアイテム自体悪くないけど、奥ゆかしさも大人に見える条件のひとつ。控え目な印象だけど、よく見ると「センスがいいなぁ~」という着こなしにこそ、「経験を積んだら行きついた」って感じの“深み”が滲み出るというもの。そう、これが大人らしさに繋がるってワケ。
で、そんなポイントを押さえたら、さっそく見てほしいのがお洒落セレブの着こなし。彼らが、いかにして楽チンパンツ姿を大人らしく魅せているのか。さっそく見ていこう。
Bradley Cooper
コレ、滅茶苦茶かっこよくないですか? この日、俳優のブラッドリーが選んだ楽チンパンツは、リブ付きスウェットパンツでイエローのライン入り。シルエットはテイパードだ。これがスタイリッシュな雰囲気出しに効いているのはご覧のとおり。でも、それ以外にも大人っぽく見えるポイントがある。「全身ダークトーンだからでしょ?」。確かにそれもそう。でも、一番のポイントはトップに選んだ折り目正しきピーコートにあり。
黒でベーシックなデザインだけど、カチッとした仕立てでいかにも上質。これがスウェットパンツのゆるい雰囲気をほどよく抑え、さらに大人っぽさが増す結果に。でもその一方で、彼はピーコートの襟を立て、上ボタンのひとつ掛け。さらにインにパーカを仕込んで、ラフに演出することも忘れていない。こうやって上品なアイテムを着崩すことで、カジュアルな楽チンパンツと“力の抜け具合”を統一。大人らしさに加え、こなれ感もアップさせているのはさすがに上手い。このへんにも、大人のお洒落の懐の深さが窺える!
Kit Harington
映画『ゲーム・オブ・スローンズ』のスノウ役で知られる英国人俳優のキット。ワンちゃんのお散歩がてら、ご近所のスーパーに立ち寄った着こなしがコチラ。渋グリーンのリブ付きスウェットパンツとは、さすが洒落者らしい選択。シルエットも細身だから、ルースな印象とは無縁だ。で、彼が上手いのが、細身のスウェットパンツに合わせてサイドゴアブーツを選んでいるってこと。これにより、パンツとブーツがひとつのラインを描くように見えて、印象はグッとスタイリッシュに。
また、キットもブラッドリー同様、トップに上品アイテムをコーディネート。品のあるサイドゴアブーツと上質なスウェードブルゾンでスウェットパンツを挟みこむことで、しっかりと大人っぽさをキープしているのは興味深い。それにしても、茶のハンチングから以下はネイビー、グリーン、黒の4色使い。でも、不思議とちぐはぐ感がないのは、すべて渋色トーンでまとめているおかげ。そんな色使いも、大人魅せには大事なポイントになりそう!
Josip Ilicic
サッカー・セリエAのアタランタでスターFWとしても活躍中のヨシップ。彼の着こなしも見事だ。特に細身のスウェットパンツは、スポーツアイテムらしからぬミリタリーグリーンが泣かせるポイント。それにデリケートゾーン(?)で揺れるドローコードもユニーク。「いいアイテムを見つけたね~」と羨まれているに違いない⁉
そしてそんなパンツを、ヨシップはベーシックな味黒Gジャンと黒パーカでまとめている。先の2人に比べてトップはカジュアル路線だが、なにせ黒ベースだから大人っぽく落ち着いた雰囲気に。さらに足元も黒ベースのハイカットスニーカーを合わせ、グリーンのスウェットパンツを上下でしっかりと引き締めているのがニクイ。ちなみに彼の着こなしをよく見ると、Gジャン以外はすべてスポーティな楽チンアイテム。
となると、いかにこの味黒Gジャンが、大人の貫禄出しに貢献しつつも全体の引き締め役になっているかがわかるはず。そう、ちょっと辛口なアイテムをトップに据える。これも楽チンパンツ姿を大人っぽく見せるコツだったりする。それはそうと、歩きスマホは危ないですよ~(笑)。