アメリカンデニムとひと味違うから欲しい!
デニム好きの大人が選ぶリッチなイタリアンデニムの旗印!
永久不滅のファッションアイテムであるデニムパンツ。そのオリジンといえばいうまでもなくアメリカだが、大人になるとワークなデニムパンツだけでは満足できなくなる人も少なくないかと。というのも、デニムをもっと幅広いシーンで穿きこなしたいからだ。そんな人たちから支持されているのが〈ヤコブ コーエン〉。その魅力はどこにあるのだろう。
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実はイタリアにはアメカジ好きが多いことを知っているだろうか。いわゆるアメカジブランドが数多くあり、さらにデニムを専業とするブランドも実に多い。そんな中でも、頭ひとつ抜けているといえるのが〈ヤコブ コーエン〉だ。1985年にイタリアで設立された同ブランドは、“仕立てのよいジャケットとともに、フォーマルにも着られるジーンズ”というコンセプトを掲げ、アメリカンデニムとは一線を画したラグジュアリーなデニムパンツを提案している。
イタリアにはドレスパンツ専業ブランドが多いが、〈ヤコブ コーエン〉はそのデニム版といったところ。実際にテイラード技術を駆使した立体裁断がもたらすシルエットは実にスタイリッシュで、さらに装飾性の高いボタンや高級レザーなどを用いたパッチ、また細部のちょっとしたあしらいに至るまで、ドレスパンツさながらの高級感ある仕立てになっている(写真左)。ドレスパンツでお馴染みのベルトピンフックの採用からも、それが見て取れる(写真右)。
さらに、モデルごとに異なるスレーキを採用し(写真右)、またバックポケットにバンダナを付属(写真左)。後ろ前立てにはモデル名が刺繍されている(写真中)など、それぞれのモデルのコンセプトと世界観を表している点も面白い。ラグジュアリーデニムらしい遊び心といえば、香りにこだわっている点にも注目したい。製造工程の仕上げ段階で、パチョリと呼ばれるハーブフレグランスを吹きかけるのだ。ワークウエアが出自のデニムパンツを、ドレス仕立てのシルエットや工夫を凝らしたディテールで格上げする〈ヤコブ コーエン〉。1本手に入れれば、異なるモデルと履き比べしたくなるはずだ。
10万4500円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
股上を浅くすることでヒップアップ見えを促し、さらにテイパードさせることで脚長効果をもたらしてくれる。いわば美脚デニムパンツの理想形となるのがこのモデル。まさしくテイラードジャケットにもマッチし、ドレスシューズとも好バランス。
15万9500円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
ニックと同様にスリムテイパードを採用。一方、股上はニックと比べてやや深めになっており、より幅広い体型に沿ったシルエットになっている。太めのステッチも特徴で、〈ヤコブ コーエン〉の魅力であるあざやかなステッチワークをより楽しめるモデルだ。
20万9000円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
2025年春夏に登場した新モデル。股上が深く、さらにレギュラーフィットのストレートシルエットとあって、いわゆるアメリカンワークなデニムパンツらしさを楽しめる。ヴィンテージデニム好きにも刺さりつつ、それでいてディテールはやはりリッチ。
18万7000円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
こちらも新モデルで、2025年の秋冬シーズンより展開。ハイライズでレギュラーフィット、そしてストレートとアメリカンな香りを漂わせながら、ショーンと比べてヒップや太腿まわりがややコンパクトに。いわば、洗練されたアメリカンデニムといったところ。
10万1200円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
リラックス感のあるシルエットは、モノだけ見るとルースに感じるかも知れない。しかし、裾に向かってテイパードさせているので、いざ足を通せばその穿き姿は実にスタイリッシュ。さらにクロップドなので足元まわりもスッキリと見せることができる。
10万7800円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
昨今人気のブーツカットモデル。シャープなラインと相まって、脚長効果をより楽しませてくれる。股上は深めに設定。1970年代的な空気感を匂わせつつも、あくまでコスプレにならない、絶妙にモダナイズされたブーツカットだ。
10万4500円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
太腿がゆったりとしていながら、裾に向かって細くなるキャロットシルエットを採用。バックポケットがやや下めに付けられているのも相まってリラックス感がありながら、いざ穿くとスッキリとして見える。股上が浅めなのも、スマート見えの要因に。
⚫︎ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店
TEL:03-3405-0852
https://www.coronet-store.jp/
photo : Tomoo Shoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix) text : Masafumi Yasuoka









































































