小僧と一線を画すかっこよさ、 大人のための厳選サーフブランド3選!
海好きにとって、サーフカジュアルは永久不滅の定番スタイル。いつでもどこでも海を感じられるのがなによりの魅力だろう。ほどよく力の抜けたチルな雰囲気と相反する力強さの両方が得られるんだから、サーファーでなくとも興味があるはず。ただ、気になるのが、アクティブ感が小僧見えしてしまうのでは? ということ。でも、大人にふさわしい注目のブランドを選べば大丈夫!
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ということで、今回は厳選に厳選を重ねて〈ストックホルム サーフボード クラブ〉、〈ウェスタン ハイドロダイナミック リサーチ〉、〈フォーマー〉の3つをセレクト。それぞれブランドのバックボーンがしっかりしているから語りどころがあるし、上質素材で着心地も申し分なし。三者三様の個性が光るアイテムと一緒に、まずはブランドを知ることからはじめよう!
STOCKHOLM SURFBOARD CLUB
近年、極寒の海でサーフィンを楽しむのが、一部の波乗り好きの中でブームとなっているのをご存知? その中心地の北欧の島、スカンジナビアで盛り上がっているのが〈ストックホルム サーフボード クラブ〉。サーフボードシェイパーでデザイナーでもある、マンネ・グラッドが設立。サーフカルチャーとファッションがうまく掛け合わさったミニマルなウエアが揃うのが魅力。今、まさに波に乗っている注目のブランドだ!イエローTシャツ1万6500円、グリーンロンT2万2000円、オレンジパーカ3万9600円、ビーチタオル1万8700円(以上ストックホルム サーフボード クラブ/エドストローム オフィス)
サーフボードを彷彿とさせるアーチ状のロゴが目を引くシリーズ。ビーチと相性がいい北欧カラーのボディは、デザインもシンプルだから大人のサーフカジュアルにすんなり馴染む。オーガニックコットンを使ったソフトな肌触りで、海上がりの素肌にも気持ちがいい。トップとバスタオル、セットで手に入れてビーチに行けば、間違いなくお洒落サーファーだ。
コーチジャケット6万500円(ストックホルム サーフボード クラブ/エドストローム オフィス)
今期の〈ストックホルム サーフボード クラブ〉は、1960年代後半から’70年代にかけてのスウェーデンのプログレッシブニュージックムーブメントに着想を得ている。こちらのコーチジャケットもそのひとつで、フェードウォッシュ加工を施したボディと遊び心のある赤いボタンが印象的。ボックスシルエットだからインナーも選ばず、イージーパンツと合わせれば今どきのリラックススタイルが簡単に完成する。
こちらは、カリフォルニアでのビーチライフ認知拡大を目的に設立された〈ウエスタン ハイドロダイナミック リサーチ〉。機能的なビーチ用品は、その耐久性とデザイン性の高さから長年使用することができ、現地のサーファーも太鼓判を押すほど。そんなブランドのウエアは、どこかギア的な魅力があり、サーフカジュアルにはもちろんアウトドア系スタイルとも好相性だ。Tシャツ1万3200円、ロンT1万4300円、キャップ各1万2100円(以上ウエスタン ハイドロダイナミック リサーチ/タトラスインターナショナル)
〈ウエスタン ハイドロダイナミック リサーチ〉は、独自開発のバンジーコード使いが特徴的。Tシャツの裾やキャップの背面に採用されており、伸び縮みするためフィット感を調整できる。さらに人気を後押ししているのが、存在感のあるアイコニックなワンポイント。キャップなどは定番人気アイテムだ。Tシャツは定番ロゴのほか、海を感じるクジラなどデザインものも豊富に揃う。
ジャケット3万800円、ワークパンツ1万9800円(以上ウエスタン ハイドロダイナミック リサーチ/タトラスインターナショナル)
ワークなセットアップを展開しているのも、このブランドの面白いところ。ハリのあるチノ素材で、インナーにラフなTシャツを選んでもきちんと感のある見栄えに。ハトメやバンジーコードがアクセントになってくれるので、まわりとは頭ひとつ抜けたセンスを見せつけられる。海辺のカフェでデートを楽しんだ後、このまま街へ繰り出しても問題ない。日本限定発売だから特別感も十分。
ブランドがお洒落かどうか。そのジャッジは作り手側の出自が大きく影響するだろう。そして、その部分に関して絶対的な信頼をおけるのが、ロサンゼルスを拠点とする〈フォーマー〉。2015年に設立、プロサーファーとプロスケーターの3人でプロデュースしており、サーフ&ストリートのリアルなカルチャーがデザインにも反映されている。スタイリッシュ感のあるブラックのボディを選べば、海でも街でもお洒落度がアップ。ロンT6930円、パーカ1万3200円(以上フォーマー/ナインボール)
〈フォーマー〉らしさを味わうならプリントものを選ぶのもひとつの手。サーフ&ストリートの先鋭的なグラフィックアートは、定番化したスタイリングのほどよいスパイスになってくれる。スウェットやロンTは、秋から春まで着まわせて汎用性も高く、はじめて手にする1枚としてちょうどいい。
デニムパンツ1万6500円、ブルゾン1万8700円(以上フォーマー/ナインボール)
上下ブラックはハズさない鉄板コーデ。ゆえにまわりとのカブリが気になるところだが、この組み合わせなら心配ない。というのも、どちらもボンバージャケット×ブラックデニムというスタンダードなアイテムでありながら、裏地が千鳥格子柄だったり、ヒップポケットに同色でロゴ刺繍が施されていたりと、違い出しがさりげなくできているからだ。安心してブラックコーデを楽しめる。
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix) text : Ryuto Se-noo