間違いない“白シャツ”選びで知っておきたいこと!
アメトラ(=アメリカントラッド)人気の陰で、今、白シャツへの関心が高まっているのはご存知だろうか? 確かに、ブレザーやチノパン、レジメンタルタイといったアイテムとの相性は抜群。とはいえ、小ぎれいに着るばかりが白シャツの魅力じゃない。プレーンな色だからこそ、シャツの生地感によってその印象は多様。さらに襟元のデザインやフォルムが変われば、ドレスからカジュアルまで、一番似合う着こなし方もそれぞれで違ってくるだろう。となれば、まずは白シャツそのものを知ることが大事。そこで今回は、白シャツにはどんなタイプがあるのか、タイプ別にご紹介したい。
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効果1:一見してクリーンで上品
効果2:なんにでも合わせやすい
効果3:生地感次第で表情は様々
ストリートファッション人気からここのところスウェットばかり着ていたという人も、最近はもっぱらシャツに移行。そんな人、実は多いと思う。折しも、アメリカントラッドスタイルへの関心が高まっている最中。となれば、まずは白シャツを手に入れておきたいところだ。
ビジネスシャツにおける基本である白シャツ。欧州ではかねてよりまっさらな白シャツを日々着続けることが、ある種のステイタスといわれてきた。確かに、白シャツにはクリーンで上品といった印象があるが、生地感によってその印象は一変する。ドレッシーに着るならフラットな質感のブロード、ややカジュアルに着るなら洗いざらしがサマになるオックスフォード、これから夏に向けてさわやかさを狙うならリネンの平織りといった具合。
つまり、同じ白シャツでも選び方次第で、様々なスタイルが楽しめるということ。さらに、ほかのアイテムとの合わせやすさはいわずもがな。白シャツをバリエで揃えておけば、コーデに悩むことが少なくなること請け合いだ。
◆かっちり紳士のドレス系シャツ◆
[ルイジ ボレッリ]
LUIGI BORRELLI
3万9600円(ルイジ ボレッリ/バインド ピーアール)
端然とした印象は変わらず!
コットンブロードに裏前立て、胸ポケットはなく、セミワイドカラーを採用。イタリアンドレスシャツといえば、やっぱりこの形だ。ドレッシーな中にも色気があり、またセミワイドカラーはタイを外してもサマになる。とはいえ、合わせるパンツはやはりスラックスがベストだ。
◆上品カジュアルなオックスフォードBDシャツ◆
[ブルックス ブラザーズ]
BROOKS BROTHERS
2万900円(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン)
間違いのないシャツ!
アメカジ人気、プレッピー人気の今、ボタンダウンシャツは大いに気になるところ。ならば、狙い目は当然ここのオックスフォード生地。洗うと目が詰まり、味わい深い風合いになるオックスフォード。タイドアップだけでなく、デニムなどのラフなスタイルにもマッチするオン・オフ兼用シャツの代表格がコレ。
◆洗いざらしのカジュアルシャツ◆
[フランク&アイリーン]
FRANK&EILEEN
3万1900円(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)
ラフな着こなしにも対応!
ドレスシャツで使われることが多いコットンブロードだが、必ずしもドレス専用というわけじゃない。そのライトな生地感は、これからの季節にぴったり。カジュアルコーデを想定したコンパクトな襟や、タックアウトでバランスがいい着丈を採用したこんな1枚なら、リラックスした雰囲気で着られる。
◆リラックス感たっぷりのカプリシャツ◆
[バルバ]
BARBA
3万8500円(バルバ/ストラスブルゴ カスタマーセンター)
開放感を堪能させてくれる!
ワンピースカラーを採用したカプリシャツ。シングルボタンといういかにもリゾートな顔つきの1枚だが、こちらの袖は定番の7分ではなくフルレングスとあって、ジャケットをオンすればドレッシーな雰囲気でも着こなせる。素材はリネン。ドライな風合いは、袖を通した瞬間、リゾートに行きたくなる。
◆タフさが魅力のデニムシャツ◆
[ディーゼル]
DIESEL
3万4100円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)
色次第でこんなに上品!
トレンドの古きよきアメカジに似合う、ウエスタンヨークを採用したデニムシャツ。とはいえ、こちらはインディゴ染めではなくオフホワイトの生成りを採用することで、タフさの中にも品のよさを漂わせる。胸ポケットにはロゴ刺繍をワンポイントで。ややオーバーサイズで、ゆったり着るのが気分。
◆軽やかな印象のカットソーシャツ◆
[マジェスティック フィラチュール]
MAJESTIC FILATURES
1万8700円(マジェスティック フィラチュール/八木通商)
その理由は生地にアリ!
コンフォートな着心地がもはや絶対となったビジネスアイテム。シャツにおいては、昨今カットソー地や鹿の子といったノンストレスな生地の採用が目立つ。こちらもカットソー地を採用した1枚。スタンダードな形ながら、その着心地は実にリラックスできるもの。ゆえに、ビジネスでも休日でも活躍してくれる。
このところビジネスでもカジュアルコーデが浸透し、白シャツが必ずしもドレス仕様である必要はなくなった。オン・オフ兼用も可能とあらば、なおさら白シャツを揃えておいて損はない。これからの季節は汗を多くかくため、1回でも袖をとおしたらその日のうちにすぐに洗うこと。皮脂などを放置しておくと黄ばみの原因になるので気をつけよう。
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●ストラスブルゴ カスタマーセンター
TEL:0120-383-563
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●バインド ピーアール
TEL:03-6416-0441
●ブルックス ブラザーズ ジャパン
TEL:0120-185-718
●八木通商
TEL:03-6809-2113
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka