〈モンクレール〉“最新”が “最善”とは 限らない!
ディテールも満載!
パイピングに施されたブランドロゴや、トリコロール使い、さらにはシュータン部分がダウン調になっているなど、これみよがしでないブランドアピールで違いを見せられる。6万9000円(モンクレール/モンクレール ジャパン)
今年は厳冬だったこともあって〈モンクレール〉にお世話になった、という人も多いはず。このブランドといえば、老舗ながらデザインも機能性も常に革新的で、ファッション業界をリードし続けている存在。そんな同社の新作に、ローテクのキャンバススニーカーがあるではないか! 高機能でモダンな服作りが得意な〈モンクレール〉が、わざわざローテクの1足。もちろん履き心地やシルエットの美しさ、大人な配色などは文句ナシなのだが、本気を出せば人問工学に基づいたアレコレだったり、近未来的なルックスだったりにできるはず。なのにあえてのローテク、というのが大人心をくすぐる。
そういえばセレブもヴィンテージ車ブームのようだし(今月号のセレブ今昔連載をチェックしてね!)、レトロなくらいがちょうどいい的な感覚が世の中に戻っているのかと。そもそもドライブでは紙の地図、記念写真は現像を待っていた時代を知る『サファリ』世代は、超ハイテクよりこっちのほうが落ち着く⁉ というわけでこの1足とともに、ローテクのよさを改めて噛みしめてはどうだろう。
右:ブルーの替え紐も付属。こちらにするとパイピング部分の白いブランドロゴがより引き立ちそう 左:靴底にも〈モンクレール〉のモチーフが潜んでいるのがニクい
●モンクレール ジャパン
TEl:0120-977-747
雑誌『Safari』4月号 P53掲載
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