【セレブの愛車】“エコ王子”のディカプリオが
実際に選んだSUVとは?
俳優業のほかに、自然保護活動にも余念がないレオナルド・ディカプリオ。たとえば、3月4日に発表された世界に1台のカスタム電気自動車、〈フィアット〉500 アルマーニの誕生にも関与。こちらは今後オークションが予定されているが、その収益はすべてディカプリオらが2019年7月に立ち上げた自然保護団体“アース・アライアンス”に寄付されることに。まさに“エコ王子”として、地に足がついた活動を実践しているというわけだ。
さて、そんなディカプリオだが、クルマ選びでも1本筋の通った選択をしているのが興味深い。その筋とは、もちろんエコカーを選ぶということ!
で、現在彼が乗りこなしているクルマが、〈ボルボ〉XC90 T8ツインエンジンAWD。「え、ツインエンジンがなんでエコなの?」と思った人も多いかと思うが、実はこれは〈ボルボ〉流の表現で、要はエンジンとモーターで駆動するPHEV=プラグインハイブリッドってこと。ディカプリオのXC90も、左のフロントフェンダー上に給電口が確認できる。
しかもこのクルマは、ディカプリオが選ぶだけあってとってもラグジュアリー。シートや内装には随所に上質なファインナッパレザーを使用。シフトはオレフォス社製のクリスタル・シフトノブをあしらうなど、宝飾品を思わせるディテールも贅沢だ。とはいえギラギラと飾り立てないのがモダンなスウェーデン流のラグジュアリー。エコなクルマ選びが大前提としても、実は彼が惹かれたのはそんな〈ボルボ〉の上質さだったりして!?
さらにもう1台、彼が〈ボルボ〉XC60をドライブしている姿も目撃されている。XC90と比べてこちらはミドルサイズでやや小ぶりとなるが、フェンダー上に給電口があるので、こちらもどうやらプラグインハイブリッド仕様。まあ、ここまでエコカーにこだわるとはさすがディカプリオ。セレブといえば愛車を複数所有するのは珍しくもないが、彼のように常に複数台のエコカーをそばに置いて筋を通しているセレブはなかなかいないかも。
ちなみにディカプリオは、以前〈ポルシェ〉カイエンをドライブする姿も頻繁に目撃されていたが、こちらもエコなSUVであるカイエンSハイブリッドを選択している。
かつてはアカデミー賞のレッドカーペットに〈トヨタ〉プリウスで現れて話題をさらったディカプリオ。その後、電気自動車の〈フィスカー〉カルマ、〈テスラ〉モデルSなど、多くのエコカーを乗り継いできた。今後は電気自動車やハイブリッドカーの選択肢がますます広がりを見せる中、次はどんなクルマが彼のお眼鏡に適うのか? 注目していきたい。