ジェームズ・ボンド60周年を記念し、〈オメガ〉がリリースしたタイムピースは、実は二つ。ひとつはステンレススティール製のケースで、もう一方がこちらの18Kカノープスゴールドをケースとブレスレットに採用したラグジュアリーな1本。ブランド独自の18Kカノープスゴールドはホワイトゴールドの合金で、華麗な輝きと色褪せない性質が特徴。そこにポリッシュ仕上げとサテン仕上げを施すことで、いっそう輝きが増している。
独特の模様がデザインされている文字盤は、天然のグレーシリコン製。結晶子の性質のおかげで、その模様は文字盤ごとに異なっているそう。つまりは2つとしてない唯一無二の代物というわけ。これは『007』の生みの親イアン・フレミングの故郷であるジャマイカの別荘“ゴールデンアイ”の美しい砂浜にちなんでいるそう。
ベゼルには、グリーンとイエローの天然ダイヤモンドをセット。ジャマイカの国旗をイメージしていて、濃いフォレストグリーンからオリーブ、イエロー、ゴールド、ゴールドコニャック、そしてコニャックへと変わるグラデーションに彩られている。12時位置には2石のクリアなダイヤモンドを配置し、気品ある美しさをいっそう後押ししている。
ステンレススティールケース製モデルと同様に、ケースバックには『007』シリーズの有名なオープニングシーンを再現。ボンドのシルエットと回転する銃身がデザインされ、モアレ効果によるアニメーションによって映画オープニングの躍動感あふれるシーンが繰り広げられている。ムーブメントはラグジュアリー仕上げのコーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8807を搭載。信頼性の高さもお墨付きだ。
同モデルはマザー・オブ・パールのらでん細工とボンド60周年記念のロゴがあしらわれたマンゴーの木でできた特製ボックスに収納。マンゴーの木は1962年に公開された『007/ドクター・ノオ』の中で流れる曲“マンゴーの木の下で”から着想を得ていて、マザー・オブ・パールは同作の舞台となる島“クラブ・キー”の貝殻にちなんでいるそう。2月発売予定。ケース径42㎜、自動巻き、カノープスゴールドケース&ブレス、300m防水。予価2108万7000円(オメガ/オメガお客様センター)
18Kカノープスゴールドとジャマイカカラーのダイヤが輝く〈オメガ〉の贅沢ダイバーズ。ボディ全体のカラーは大人が好むモノトーンコーデとの相性がバッチリ。そこにグリーンとイエローの天然ダイヤがアクセントとなって、コーデを手元から格上げしてくれるはず。お値段のハードルは高いものの、それ以上の価値があるのは間違いなさそうだ。