大人だからって、常に襟付きでビシッとしている必要なんてないけど、リラックスした休日に過ごすコーデであっても、そこには上品さを備えていたいもの。これがクリアできれば、デート服に困るなんてこともなくなるはず。今週末、こんな品ありコーデはいかが？

大人のお洒落コーデをもっと見たい人はコチラ!

海好きでなくとも、必ず持っているであろう“ボードショーツ”。でも考えてみると、「あれっ、最近海やプールに行ってないから、全然使ってないな～」なんていうボードショーツが1枚や2枚ありません？　それ、そのままタンスの肥やしにするのはもったいない。ということで、今回はボードショーツの街履きこなしを紹介！ ご存知かと思いますが、最近では、デザインや機能性の高いモノも様々出ているから、使わなくちゃ損。ということでまず、ボードショーツに合わせるトップはもちろんTシャツでOK。でも、このTシャツを定番素材じゃなくて “ニットT”に替えてみるのがポイント。これだけで、ボードショーツのアクティブさが中和されて、ほどよい上品さが足されるから。で、その上にこんな麻のニットジャケットはどうだろう？ ニットTにさらにニット地を重ねることで、もはやボードショーツを穿いているとは思えないほどの、大人な雰囲気に仕上がる。それに、全体にくすんだ色で統一するのもポイント。ボードショーツのナイロン生地とニットの風合いの違いで、色を統一しても馴染みすぎてしまうこともないから、のっぺり回避にもなる。これなら、気になるカフェやレストランに行くなんてシーンでも問題なし。なかなか穿く機会に恵まれなかったボードショーツを、こんなひと工夫で街穿きショーツに変身させてみて！

ニットジャケット4万9500円（トゥモローランド）、ニットTシャツ7万9200円（ルシアン ペラフィネ／ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店）、ボードショーツ1万3200円（サタデーズ ニューヨークシティ）、サングラス3万7400円（モスコット／モスコット トウキョウ）、ネックレス3万1900円（スーマン・ダックワ／S.O.S fp 恵比寿本店）、サンダル2万3100円（ヨーク／ヘムト PR） 

人気のグリーンということもあって、今季はどのブランドからもグリーンアイテムが大豊作。なので、同じグリーンでも森林のような深いものからシャーベットのようなミント色など、種類まで豊富。ということで、グリーンのワントーンコーデを作ってみたのがこちら。アクティブ感がありつつも大人らしくメリハリのあるコーデに仕上げてみた。まずは、同色使いでありがちなのっぺり感を回避するため、グリーンのショーツに、ミントグリーンで軽やかなトップ合わせを。そして、こなれ出しにシャツを羽織れば、ほら、今どき。でも、実はここに肝心なポイントが隠されているのだ。単なるスポーティスタイルにとどまらず、大人っぽく見た目にも爽やかさを演出する効果のあるアイテムを投入。それが、ストライプシャツ。定番だと侮るなかれ。この柄は、ドレスシャツなどによく使われるため、知的で清潔感がある。だから大人っぽく見えるのは言うまでもない。加えて、品のある爽やかさが手に入るというのも大きな特徴。Tシャツとショーツのカジュアルさを確実に格上げしつつ、大人の爽やかさを取りこんでくれる。こんな嬉しい効果があるのであれば、すぐにでも着たい気分でしょ？　ワントーンコーデの変化のあるアクセントにもなるから、いいことだらけ!?　簡単だから、是非この夏ストライプに注目してみて！

ストライプバンドカラーシャツ3万5200円（バグッタ／トレメッツォ）、Tシャツ1万780円（ジャングルス／プラントディストリビューション）、ナイロンショーツ2万5300円、キャップ2万4200円（以上ストーンアイランド）、サングラス5万3900円（アイヴァン 7285／アイヴァン 7285 トウキョウ）、ソックス2530円（ロンハーマン）、スニーカー3万800円（ニューバランス／ニューバランス ジャパンお客様相談室） 

デニムにTシャツ姿を脱・マンネリしたい。といっても、スラックスなどを合わせて、ヘタに大人っぽさを出すのも失敗の元。要は、カジュアル感は残しながらも大人っぽくアップデイトが叶うといい。であれば、目を付けるのはパンツ。シャツはモノによってはかっちりしすぎちゃう場合があるでしょ。じゃあ、どんなパンツを選ぶのがいいのか？　選択肢はいろいろとあるけど、ポイントとして注目したのは、ほどよく品が感じられるセンターパート入りってこと。で、今回選んだのが〈ラングラー〉の名品“ランチャードレスパンツ”だ。コレ、元々カウボーイのドレスアップ用ジーンズとして開発されたもの。ただドレスパンツといってもデニムブランドならではの香りが残っているのがいいところ。そのおかげで、カジュアルなTシャツとの組み合わせだって相性よし。裾に向かって少しだけフレアになっているのも、ヴィンテージ感があってお洒落。見た目は上品だけど、履き心地はストレスフリーな楽ちんさっていうのも見逃せない。これを普段のＴシャツに合わせるだけで、段違いの印象を自然に醸すことができるから、大人っぽいうえに脱・マンネリが叶うってわけ。あとは、写真のように、褪せた色を選べば大人の貫禄さえ伺える。こんな1本、手に入れたら使い勝手いいですよ！

Tシャツ1万450円（ジェームス パース／ジェームス パース 青山店）、シューカットパンツ8800円（ラングラー／リー・ジャパン カスタマーサービス）、チェックシャツ 3万5200円（バグッタ／トレメッツォ）、サングラス3万7400円（モスコット／モスコット トウキョウ）、ペイントスニーカー8800円（コンバース／コンバースインフォメーションセンター）、その他はスタイリスト私物 

シンプルな夏コーデに差をつけたい人に、是非着てもらいたいのが、今季注目のストライプパンツ。柄といえども、ハワイアンや迷彩などと違って、その縦のラインが大人らしさを醸し出してくれるから、アラフォーにはうってつけ。とはいえ、柄には変わりないので、着こなしには工夫が必要。目立つだけではお洒落とは言えないからね。ということは、そのお目立ち度を上手に利用して大人らしく見えるような合わせをするのが大切。で、今回選んだのが、ブルーシャツ。言うまでもなく、シャツには大人らしいきちんと感がある。さらにブルーでクリーンさを演出すれば、女性ウケも見込める。さらにその効果を加速させるのに、写真のように第１ボタンをとめるっていう技も有効打だ。キッチリ感が出るうえに、すっきりさも印象づけられる。ほら、ブルーシャツのチョイスは、なかなか効果的でしょ。ちなみに、大人がストライプパンツを選ぶときのポイントとして、渋色を選ぶというのもそうだけど、マルチストライプを選ぶというのもトラディショナルな雰囲気が演出できていい。嬉しいことに、普通のストライプよりも足長効果も期待できる。きちんと見えて遊び心もあるこの新鮮コーデ、洒落者に見えること間違いないはず。柄パンツの中でもストライプは初心者が取り入れやすい柄でもあるので、是非この夏挑戦してみて！

半袖シャツ3万4100円（ロンハーマン）、Tシャツ6600円（デウス エクス マキナ／ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム）、ストライプパンツ2万4200円（スコッチ アンド ソーダ／コロネット）、サングラス4万1250円（オリバーピープルズ／ルックスオティカジャパン カスタマーサービス）、サンダル9900円（スコット ハワイ／コンコード ショールーム） 

普段はアメカジも大好きだけれど、英国カジュアルの品があって渋い感じにも憧れたりすること、ありませんか？　今回は、そんな大人に向けて、英国の要素を普段のサーフカジュアルに上手に取り入れる方法をご紹介。といっても、普段と格段違うことをしなくてもＯＫ。チェックシャツにカラーT、そしてショーツといういで立ちで。でも、このコーデを見てみて。アイテムは一緒なのに、どこか品のよさを感じない？　その大きな秘密は、チェックシャツにあり。普段サーフカジュアルに取り入れているチェック柄はオンブレや多色チェック。でも、ここで取り入れたのは英国由来のブラックウォッチ。濃色ベースで格子のラインが薄いこの柄は、落ち着いた印象なのでそれだけで大人っぽい。もちろん、それだけだと街っぽい印象は否めないからむしろ合わせはいつも通りカラーTやコーデュロイショーツなどで大丈夫、というわけ。普段のチェックシャツとも違うから、新鮮な印象もあるでしょ？　サーフなチェック柄は最近飽き気味という人も、この秋、ブラックウォッチを取り入れてみるの、ありでは？

ブラックウォッチシャツ5万9400円（ヤコブ コーエン／ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店）、Tシャツ8580円（レミ レリーフ／ユナイト ナイン）、ショートパンツ1万3200円（オーシャン パシフィック／ハンドイントゥリー ショールーム）、ニット帽7700円（RHC／RHC ロンハーマン）、サングラス4万2900円（モスコット／モスコット トウキョウ）、スニーカー1万3200円（コンバース／コンバースインフォメーションセンター）