LOVE DENIM【大人のメンズコーデ】ジーンズの選び方と、季節別で見るデニムの着こなし術
デニムは年齢や季節を問わず、さまざまなコーディネートに合わせやすいアイテムのひとつ。しかし、「なんだかしっくりこない…」と感じたことはないだろうか。実はデニムにも着こなし方のポイントがある。本記事では、デニムのシルエットやタイプの詳細を通して、今から取り入れたいメンズのデニムコーデテクを紹介していこう。
1. ジーンズのタイプ
メンズファッションにも欠かせないデニムコーデは、まずデニムを選ぶところから。選ぶときには以下の4つのポイントを考えよう。
シルエット カラー デザイン 生地
自分の体型に合ったシルエットや、コーデの雰囲気に合わせたカラー、デザインなどを選ぶことでデニムコーデがまとまる。それぞれのポイントをあらかじめ知っておくことで、自分の体型や好みに合ったデニムが選びやすくなるのでぜひ参考に。
1-1. シルエットで選ぶ
デニムのシルエットはスタイルに大きく影響する。メンズのデニムコーデでは以下の3種類のシルエットが主流。
【 スリム / ストレート / テイパード 】
自分の体型や好み、コーデに合わせてシルエットを選ぼう。
スリム:
脚全体にぴったりフィットするタイプで、細見えするのが大きな特徴。下半身がすっきりするので、スタイルが良く見える。シャツやジャケットなどと合わせるときれいめに仕上げやすい。
ラインがはっきり見えてしまうため、スリムタイプのデニムはサイズ選びが重要。太ももやふくらはぎが窮屈そうなほどではなく、あくまですっきり見える程度のサイズ感がベスト。スリムシルエットのデニムを選ぶときのポイントにしてみてほしい。
▼ スリムデニムの紹介!
ストレート:
太ももから裾までまっすぐになっているストレートは、デニムのもっともベーシックなスタイル。定番の形なので、1本お気に入りがあれば長く穿ける。
また、幅広いコーディネートに合わせやすいところもポイント。カジュアルにも、きれいめにも合わせたいのなら、まずストレートシルエットは持っていて間違いない。
▼ ストレートデニムの紹介!
テイパード:
太もも部分にゆとりをもたせて、裾に向かって細くなるテイパード。ゆったりと穿けて、スタイルも良く見えるので、きれいめな印象に仕上がる。
シャツにデニムを合わせる定番コーデでも、テイパードのシルエットを選べば一気にオシャレ度がアップ。定番のジーンズスタイルに飽きてきた人は、テイバードを選んでみてもいいかも。
▼ テイパードデニムの紹介!
1-2. カラーで選ぶ
デニムは、コーディネートのなかでも大きな割合を占める重要アイテム。カラーによって与える印象が大きく変わるので、特徴を知っておこう。
ブルー(インディゴ):
デニムの定番カラーであるインディゴブルーだが、濃淡の違いによって印象は変わってくる。一般的に、濃いブルーのインディゴは引き締まった印象で落ち着いたコーデにも合わせやすい。一方で、淡いブルーのライトインディゴは明るくカジュアルな印象が強くなる。
自分のしたいコーデのテイストに合わせて、ブルーの濃淡を選び分けよう。
▼ ブルー(インディゴ)デニムの紹介!
ブラック:
ブラックはカジュアルからきれいめまで、どんなテイストにも合わせやすく、コーディネート全体を引き締める効果もある。特にスリムなシルエットであれば、その効果は絶大。
基本的に黒は落ち着いた印象を与えるため、デニムコーデでも大人らしく上品なコーデに仕上げやすい。
▼ ブラックデニムの紹介!
ホワイト:
ホワイトのデニムは、爽やかな印象を演出する。ブラックと正反対なカラーだが、ホワイトデニムはクリーンで品があるので、大人テイストにもってこい。
Tシャツとデニムといった定番の組み合わせでも、白デニムならワンランクアップしたコーディネートに格上げ可能。
▼ ホワイトデニムの紹介!
グレー:
グレーのデニムは、他の色にくらべ主張しすぎないため、様々なカラーのトップスに馴染ませやすい。トップスの組み合わせ次第では一味違ったコーディネートにも仕上げる事ができる。
個性的なスタイルからきれいめまで幅広いコーディネートに合わせやすいグレーはまず、1本持っておいて間違いないだろう。
▼ グレーデニムの紹介!
1-3. デザインで選ぶ
デニムは加工の違いでもコーデに変化が出てくる。主なデザインは 色褪せ(フェード)加工 と ダメージ/ペイント加工 の二つ。カラーが決まれば、デザインにも目を向けたい。
色褪せ(フェード)加工:
色褪せ(フェード)加工とは、デニムをお湯や薬品で洗うことで、ほどよいダメージ感を作る技術。色褪せ加工を施すことで、はじめから味わいのあるものにしている。
長期間デニムを穿き倒して自然と色褪せさせるのも楽しみ方のひとつではあるが、これからデニムコーデを着こなしたい人にとってはハードルが高くなってしまう。今すぐにデニムコーデを楽しみたい方は、デザインとして色褪せ加工させてあるデニムを選ぶのもひとつの手だ。
▼ 色褪せ加工のデニム紹介!
ダメージ/ペイント加工:
別名クラッシュと呼ばれることもある、膝やポケット部分などが破れているダメージ加工。なかには破れた部分に裏から別の布をあてたり、ステッチを入れたデザインのものもある。
ダメージ加工はコーデのアクセントになるが、いきすぎたデザインは、だらしなく、若作りに見えてしまうので要注意。ペイント加工もあまりに派手なデザインは大人らしさが欠けてしまうため、トップスとのバランスやデザインの程度を考えてチョイスしよう。
▼ ダメージ加工のデニム紹介!
▼ ペイント加工のデニム紹介!
1-4. 生地で選ぶ
一口にデニムと言っても、生地の素材によって違いがある。大きく分けると、コットン100%のデニム と ストレッチ素材のデニム の2種類。
どちらを選ぶかは「穿き心地」と「経年変化」がポイントだ。それぞれの生地について特徴を把握しておこう。
コットン100%:
コットン100%のデニムは、その名の通り、縦糸にも横糸にもコットンを100%使用している。特徴として、はじめのうちは固い穿き心地で穿きづらいと感じるかもしれない。だが、それも醍醐味だと知っておこう。穿いたり洗濯したりして生地が伸びたりこすれたりしていくことで、だんだん体になじんでいくのだ。
一方で、経年変化については、生地が丈夫な素材のため劣化しづらく、十人十色な色合いの変化を楽しみながら長く穿けるだろう。
▼ コットン100%のデニム紹介!
ストレッチ素材:
横糸の数%から10%程度にポリウレタンという化学繊維を混ぜこんで作るのがストレッチ素材のデニム。はじめからフィットして着やすいのが大きな特徴で、収縮性が高いため、コットン100%に比べると動きやすい。
最初から穿き心地がいいものが欲しい人、日常的によく動く人にはストレッチ素材のデニムがおすすめだ。
▼ ストレッチ素材のデニム紹介!
2. デニムを着こなすためのテクニックとコツ
デニムに合わせるコーデがいまいち決まらないのであれば、ここから紹介するコーディネートのテクニックを実践してみてはいかがだろう。コーディネートが決まりやすい法則やポイントを紹介しよう。
2-1. A・I・Yのシルエットラインを学んで好みのスタイルを見つける
デニムコーデを考えるときには、まず全体の シルエットライン を確定させよう。シルエットラインは、上半身と下半身のボリュームのバランスによって、下記の3通りに分けられる。
Aラインシルエット:
「 Aラインシルエット 」を作るにはボリュームのあるテイパードやワイドタイプのデニムにジャストサイズのトップスを合わせるのがポイント。ボトムスが安定し、どっしりとした印象を作れる。きれいめなトップスを合わせると、きめすぎていない、程よいカジュアルさを演出できる。
Aラインのシルエットは体型カバー効果も。筋肉質など、脚のラインをあまり強調したくない場合にはAラインにまとめるのがおすすめ。
Yラインシルエット:
「 Yラインシルエット 」は、ボリュームのあるトップスに、細身のボトムスを合わせたシルエット。ゆったりしたトップスで気になるお腹周りを隠すことができるので、40代になってスタイルに自信が持てなくなってきた方にもぜひ試してほしい。
Yラインのコーデにはストレートもしくはスリムタイプのデニムをチョイスしよう。ロングコートなどボリュームのあるアウターやトップスを合わせれば手軽にYラインを作れるうえに、デニムコーデでもきれいめなコーデに仕上がる。
Iラインシルエット:
トップス、ボトムスともに細身のものを合わせる「 Iラインシルエット 」は、もっともシンプルなシルエット。デニムコーデならジャストフィットのデニムを合わせよう。
Iラインは縦の長さを強調するので、身長が高く見える効果も。デニムコーデでもIラインのシルエットなら、スマートな印象に仕上がる。
シルエットラインを決めていれば、デニムのシルエットもおのずと絞られてくるので選びやすくなる。反対に、すでに持っているデニムのコーデに悩んでいるなら、上記のラインのどれかに当てはまるようにトップスを合わせよう。
2-2. 大人の品格を意識すればデニムコーデの幅が広がる
大人の着こなしにステップアップさせるには、合わせるアイテムに気を遣うのもひとつの手段。
デニムにパーカーなど、ゆったりとしたラフなアウターを合わせるとカジュアルになる一方で、カーディガンやジャケットなどきれいめなトップスを合わせると、大人なデニムコーデに仕上がる。
また、ワンポイントとなる小物を取り入れる事で格上げしたコーデ作りも可能だ。たとえば、肌見えする首元や手首にはアクセを取り入れると細部まで意識した大人らしさが感じられるし、バッグならレザーやスウェードといった素材を選ぶと上品さがプラスされる。その際、デニムやトップスとバッグやシューズなどのアイテムは同系色で合わせると、全体が締まって落ち着いた大人コーデにまとまる。
2-3. デニムスタイルを引き立たせるシューズ選びも大切
デニムに合わせるシューズと言えば、スニーカーが定番だが、他のタイプのシューズを合わせると、また違ったテイストに仕上がる。ここでは、定番から抜け感を演出できるシューズまで、デニムコーデを引き立たせるシューズを紹介したい。
まずは定番の『スニーカー』。カジュアルなイメージが強いが、たとえば素材にスウェード生地をチョイスすれば、カジュアルなコーディネートでも上品な印象に格上げ。特に秋冬シーズンには、スウェード生地のシューズは季節感もあり、きれいめな印象に仕上がる。
夏のデニムコーデには抜け感を作れる『サンダル』もおすすめ。スニーカーと同様に、スウェード生地のサンダルはカジュアルで抜け感も演出しながら、上品さを補える。反対に、きれいめなコーデでトップスとデニムをまとめていれば、ラバー素材のサンダルであえて外してみるのも良い。
カジュアルなデニムだが、『革靴』と合わせるとコーディネートを引き締めてくれる。ジャケットやカーディガンなどのトップスにデニムだときれいめなテイストが崩れてしまいそうだが、革靴なら上品なテイストを崩すことなく全体がまとまる。
一般的にデニムはカジュアルなイメージが強いが、合わせるシューズで全く印象が変わる。デニムコーデを決める際は、コーデのテイストに合わせて念入りにシューズを選ぼう。
3. 季節で見るおすすめのデニムコーデ集
デニムの特徴やメンズコーデのポイントを解説してきたので、ここからはおすすめのデニムコーディネートを実際に見ていこう。季節ごとに紹介しているので、“いま”取り入れたいコーディネートに出会えるかも。
春のデニムコーデ:
1
デニムにスニーカーのカジュアルスタイル。淡色のデニムもテイパードを効かせて大人ライクな印象に。明るいロンTとサングラスが暖かくなる春のイメージにピッタリだ。
2
こちらもロンT×デニム×スニーカーの定番スタイルだが、トップスとスニーカーの色をリンクさせれば落ち着いた印象に。冷え込む朝晩に着たいシャツは腰に巻いて、昼間のアクセントに活かそう。
3
淡い色で全体をまとめたコーデ。単調になりがちな着合わせでも、ロンTのグラーデーションが遊び心を追加してくれる。袖を捲った際にあらわになる手首には、アクセなどの装飾を忘れずに。
4
春に役立つ薄軽ライトアウターとデニムのコーデ。トップとシューズが明るい時は、パンツをブラックにすれば全体が引き締まる。着脱しやすい軽めのアウターは春のマストアイテム。
5
インディゴデニムの大人コーデ。テイパードの効いたシルエットはスタイルが良く見えるので、大人メンズにおすすめ。パイル風のカーディガンやスウェードスニーカーでカジュアルの中に上品さを追加しよう。
6
肌寒さが抜けない時季に最適なコーデを紹介。デニムもグリーンのアウターもトーンを抑えて、カジュアルながら春らしい大人の装い。ちらりと見えるネックレスで大人の品格を引き上げるのもポイントだ。
7
白と淡青の2トーン。程よいダメージのスリムデニムが足元をすっきりさせながら、良いアクセントに。デニムはストレッチが効いて動きやすいので街にも海にもちょうどよく、ヘビロテ間違いなし。
8
大人メンズならブラックデニムの落ち着いた装いもおすすめ。サラッと羽織れる薄手のジャケットが気温の変化が激しい春にはぴったり。Tシャツとシューズを白で合わせるとクリーンな大人コーデに。
9
ベージュのデニムを使った品のある春コーデ。ジャストサイズにまとめたIラインのシルエットが、全体をすっきりさせ、品のある雰囲気に。クリアフレームメガネをかけるだけで知的な大人の味わいを演出している。
10
暗めのパーカーには明るいデニムを合わせて軽快さをプラスすると、春らしさを出せる。デニムがスリムなので、Yラインのシルエットでラフ過ぎず全体を締めてくれる。
夏のデニムコーデ:
1
Tシャツ×インディゴデニムの王道コーデ。細身のデニムで全体を落ち着かせつつ、程よいダメージとペイントが良いアクセントに。トップスとシューズの色を合わせるのもポイントだ。
2
黒Tにはトーン違いのグレーデニムを合わせるのが男らしい。しかも薄いグレーだから夏でも爽やかな印象に。色味を揃えたサンダルとキャップで抜け感をプラスすると、落ち着きのある軽快なコーデにまとまる。
3
夏の王道コーデpart2。シンプルな白Tに合わせたデニムはテイパードが効いているので、カジュアルなのにどこか上品な味わいだ。手元首元にアクセを付けるのをお忘れなく。
4
鍛えた体をアピールしたいならコレ!ノースリーブからのぞく筋肉質の腕と、引き締まったシルエットを強調する細身デニムで、男らしさが際立つ夏全開のコーデ。
5
砂浜と海を連想させる夏コーデ。デニムはイージータイプなので穿きやすく、トップスにはパイル風の素材をチョイスして上品な印象に。街にも海にももってこいの大人コーデだ。
6
テイパードデニムに半袖の白シャツを合わせた爽やかなコーデ。スウェード素材のサンダルを合わせるとぐっと上品さがアップする。シンプルながら品のある大人メンズに仕上がるのでぜひ試して欲しい。
7
グレーのスリムデニムがきれいなシルエットに落ち着かせる。デニムと同系色のスウェード調バッグを選ぶだけで大人の品が増す。トップスもシャツにして全体をきれいにまとめるのがポイント。
8
こちらは半袖ニットポロと黒デニムの組み合わせ。スウェード調のミニバッグとポロシャツで上品コーデに格上げしつつ、デニムのダメージが程よい抜け感。大人の色気を感じる夏コーデ。
9
デニムとチェックシャツの色味を同系色に揃えると全体がきれいにまとまる。足元は夏らしくサンダルで清涼感を持たせよう。焼けた肌にはアクセがよく似合う。
秋のデニムコーデ:
1
カーキシャツにブラウンのスウェードシューズで秋の要素を取り入れたコーデ。初秋には薄いグリーンのデニムを合わせると全体がクリーンに落ち着くので、季節の変わり目にちょうど良い。
2
黒のモノトーンコーデ。スリムデニムのダメージが男らしさを演出。チェックシャツがトップスとデニムの色味を拾っているのがポイント。残暑には着脱しやすいシャツがマストだ。
3
こちらは短丈ジャケットを羽織った大人コーデ。存在感あるアウターでも細身のデニムと合わせると、シルエットがすっきりしてきれいにまとまる。色味をモノトーンに収めるのがポイント。
4
デニムでもウールのニットカーディガンを羽織れば一気に大人の雰囲気に格上げ。テイパードの効いたスリムデニムを穿く事で、全体がYラインのきれいなシルエットに仕上がっている。
5
ダメージデニムにペイント加工されたスウェットシャツは難易度高い組み合わせ。着こなしポイントはデニムもトップスも色のトーンを抑える事。遊び心ある大人コーデにまとまるのでトライしてみてほしい。
6
ハイゲージのガウンが上品な大人のコーデ。ガウンが緩い印象なので、足はテイパードデニムですっきり見せると全体がきれいにまとまる。
7
シーズンムードがぐっと高まるボルドーのパーカにブラックデニムで全体を落ち着かせているのが秋らしい。デニムはストレッチが効いているのでちょっとしたお出かけにも最適だ。
8
ユーズド感あるレッドの色褪せパーカに合わせるのは、同じく色褪せ感あるグレーデニム。コーデ全体が馴染んでくれる。レッドのアクセントがあるので、他をシンプルにまとめるとメリハリが出て◎。
9
きれいなシルエットのデニムなら、テイラードジャケットを合わせると、一気にスマートな印象に。ジャケットもメランジ調のニットジャケットだから気負わず羽織れるのがポイント。
冬のデニムコーデ:
1
黒のデニムとレザージャケットで男らしさが際立つ都会的コーデ。インナーに柔らかなニットの風合いを取り入れると、武骨なブラックレザーの抜け感になる。Iラインを意識して、品のあるコーデに仕上げよう。
2
上品なグレーのコートにはあえて太めのデニムをチョイスして、メリハリを持たせると◎。デニムのペイントにも遊び心があるので、程よくカジュアルな仕上がり。大人コーデは“程よく”遊ぶを意識してみて。
3
ネイビーのコートがなんとも上品な印象を与える冬の定番コーデ。あえて淡青のデニムを合わせた事で、抜け感が出て大人の余裕が生まれる。
4
きれいめなコートに太めのデニムを取り入れると遊び心が生まれる。オレンジのニットも明るすぎないのでコーデの邪魔をしてないのもポイント。飾りすぎないおすすめの大人コーデなので試してみて。
5
個性的なイエローをトップに持ってくるなら、ボトムはグレーのデニムがちょうど良い。色馴染みがよくコーデのバランスを取ってくれるので、一見難しそうなカラーの時はぜひ取り入れてほしい。
6
足のラインがしっかり出るスリムデニムを穿くなら、トップにボリュームを持たせるとしっくり収まる。ダウンベストは冬の始まりにも重宝するので、全体のシルエットを見て取り入れていこう。
7
カジュアルながら品のよさをキープしたコーデ。トップがボリューミーなので、下半身をすっきりさせるスリムデニムがシルエットを整えるのにちょうど良い。上下の白も少しずつトーンが違うので全体に馴染みが生まれて◎。
8
こちらもイエローを取り入れた冬コーデ。色褪せさせたブラックデニムなので、ダウンとの馴染みも問題なし。黄色のボリュームが強いのでインナーやその他アイテムはシンプルにまとめるのがポイント。
9
先ほどと同じデニムを使ったコーデ。大人の色気漂うパープルにも、褪せブラックの色味が馴染んでいるのが分かる。デニムが細身なので、トップにボリュームを持たせてみよう。Yラインのきれいなシルエットができあがる。
総括
デニムは幅広いコーディネートに合わせやすい定番アイテム。しかし、センスよくデニムを穿きこなすには、デニムのシルエットやカラー、素材を慎重に選びたいところ。トップスとのバランスだけでなく、コーディネート全体のアクセントになるアイテム選びや、テイストをまとめてくれるシューズを合わせることも、デニムコーデの大切なポイント。本記事で紹介したデニムの基本知識やコーデテクニックを活かして、格上のデニムコーデを目指してほしい。
▼ 今回紹介したアイテムを取り扱うファッション雑誌『Safari』の公式ECサイト『Safari Lounge』では、ほかにも限定アイテムやおトクな情報なども発信しているので、会員登録してまわりと差のつくコーディネートを楽しもう! ▼