今週の別注アイテム 年末特別企画 vol.2【バイヤーとの対談形式でご紹介】秋冬の別注アイテムをおさらい! その2

先日、『お届けした年末特別企画 vol.1 【バイヤーとの対談形式でご紹介】秋冬の別注アイテムをおさらい! 』はご覧になっていただけましたか? 今回は第2弾! 引き続き、『Safari Lounge』のバイヤー陣に秋冬の別注アイテムを振り返ってもらいます。では早速、インタビューしていきましょう!

 

まだvol.1をご覧になっていない方はコチラから! → 今週の別注アイテム年末特別企画 vol.1
【バイヤーとの対談形式でご紹介】秋冬の別注アイテムをおさらい!


01/〈ジ エルダー ステイツマン〉のニットガウン

THE ELDER STATESMAN[ジ エルダー ステイツマン]
【別注・限定商品】チェック柄カシミヤガウン
¥503,800 税込
 

 



第2弾の最初は〈ジ エルダー ステイツマン〉のニットガウンですね。『Safari Lounge』のなかでも特に西海岸の空気を感じさせるアイテムかと思うのですがいかがでしょうか?

バイヤーU (以下、U) そうなんです! ラグジュアリー感はほしいけれど、これ見よがしなアイテムはちょっと……と思っている方に是非おすすめのブランドです。カリフォルニアの空気感を見事に体現したアイテムはどれも素晴らしくて、もはや私もいちファンとしてプッシュしている大好きなブランドなんです。

熱量がすごいですね! これまで様々なアイテムを見てきたバイヤーをそこまで魅了する〈ジ エルダー ステイツマン〉のよさってどんなところなんでしょうか?

U なんといっても、その巧みなカラーリングセンスと着心地のよさに尽きると思います。アイテムは基本的に上質なカシミヤを100%使用していて軽く、まろやかな肌触りで素肌で着用したいほど。そしてこの色使い。他にもこの高級感あふれる素材をあえてタイダイ染めにしてラフなテンションに落とし込んでいたりと見る人をとにかく楽しませてくれるんです。以前、ロサンゼルスの直営店にも伺ったのですが、内装はもちろん世界観の作り込みがすごくて本当に惚れ惚れしました。ラフな見た目なのにクオリティは最高級。その抜け感が最高です!

なるほど、参考になります。LAの直営店ですか〜。是非行ってみたいですね!

U 行く価値はあると思いますよ! そんな〈ジ エルダー ステイツマン〉ですが、これまたデザイナーのグレッグ・チェイトがかなりイケてる人でして。〈ニューエラ〉のキャップ、ヴィンテージの〈パタゴニア〉のブルゾンのインナーなんかに自身のニットを着ているんですが、このこなれっぷりがまたカッコいいんです。

デザイナー自身のリアルな着こなし、かなり通な情報ですね〜。して、今回の別注アイテム、ポイントはどこなのでしょうか?

U もちろん、この柄です! この色彩豊かなチェック柄はアーカイブにあったものを特別に復刻してもらったものなんです。そして驚くべきはその軽さとあたたかさ。ふわりとした羽織り心地は重さをほとんど感じないくらい。そして本当にあたたかいんです。今の季節でもタートルネックのインナーで首元をカバーすれば全然問題ないかと思います。



そんなにあたたかいんですか!? 

U 本当にあたたかいです。カシミヤとひとくちに言っても様々なものがありますが、このブランドが使用しているものは本当に上質なんです。まぁ、どうしてもその、お値段が張ってしまいますが、自信を持っておすすめできるアイテムです。たとえば、こんなパーカとデニムのシンプルなコーディネートに羽織るだけでもかなり洗練された雰囲気を演出することができますよ! ずっと使い続けられる1着です。

 

 

なるほど。まさに一生物ってワケですね!


02/〈シングファブリックス〉のパイルガウン
THING FABRICS[シングファブリックス]
【別注・限定商品】パイルガウン
¥38,500 税込
 

 



さて、お次もガウンですね。冬にパイル地ってどうなのでしょうか?

バイヤーM (以下、M) その疑問にはわたしがお答えしましょう! 春夏シーズン『Safari Lounge』でも非常に人気の高かったパイル素材のアイテム。軽くて肌触りのよいこの素材、どうにか冬でも楽しめないものかと試行錯誤しておりまして。そんな折りに〈シングファブリックス〉というブランドでこの素材に出会ったんです。

これはどういった素材なんでしょうか? 不思議な肌触りですね!

M そうなんです。このブランドはあの今治タオルを作る工場と協業し、アパレルウエア用に生地を開発しているブランドでして。肌触りのよい生地を多数展開しているんです。なにを隠そう、春夏にヒットしたパイルTシャツのひとつもこのブランドだったんです。その秋冬シーズンの展示会でこの生地を見つけて、どうにかできないかとなったのがこの別注アイテムを製作するきっかけです。

ということは、これはタオルの生地なんでしょうか!?

M いえ、それがまた違くて。すみません、誤解させてしまったようですが、コチラは“ヤク”というウシ科の動物の毛を混紡して織ったパイル生地なんです。ヤクはとても貴重な動物で、市場に出まわる量自体がとても少ないんですね。なのでとても高価な代物。カシミヤに匹敵するという保温性、肌にフィットするなめらかな感触が特徴的で、見た目の風合いのよさはもちろん、吸水性の高さもあげられるすごい素材なんです。

ヤクですか〜。これは初耳な素材です。

M そんなリラックス感ある冬ならではのパイル生地で製作したのがこのガウンってワケです。フロントはあえてボタンレスにし、ベルトで留められるようにすることでリラックス感が一層、増した仕上がりになっています!



なるほど、リラックス感を突き詰めたアイテムってワケですね!

M おっしゃるとおりです!


03/〈キャル オー ライン〉のロゴスウェット
CAL O LINE[キャル オー ライン]
【別注・限定商品】ロゴスウェットシャツ
¥14,300 税込
  



あれ!? コレって先シーズンも違う色で展開してましたよね?

バイヤーS (以下、S) そうなんです。以前、リリースしたものがとっても好評だったので〈キャル オー ライン〉にお願いして新色を製作していただきました! 今回はブルーに白ロゴ、青い空に白い雲、もしくはさざ波といったまさに『Safari』と〈キャル オー ライン
〉の共通するサーフに通ずるカラーリングです!

なるほど〜。あと、知ってますよ! 首元のディテールが特徴的なんですよね!

S ズバリ、そのとおりです! ヴィンテージのスウェットって首元にV字のガゼットがあるのですが、そのディテールを汲み取りつつサーフィンのフィン型にカーブさせることでオリジナルの仕上がりになっているんです。



いいカラーリングですね。海好きなら1枚、押さえておきたいスウェットです。

S 年末年始、自宅で過ごしながらも潮感を味わえる1着となっております!


04/〈キャル オー ライン〉のフリースパンツ
 
 
インラインにはないカラーリングに別注をかけた〈キャル オー ライン〉のフリースパンツ。とろけるようなフリースの肌触りはまさにぬくぬく。その気持ちよさにうっとりしてしまうこと請け合いだ。シルエットはきれいなテイパードで、この手のパンツで気をつけたいダラシなさを上手に払拭。家での時間を充実させるのはもちろん、街に海に郊外のレジャーと、どんなシーンにも対応する仕上がりになっている。価格も手頃なので2色買い推奨!?

CAL O LINE[キャル オー ライン]
【別注・限定商品】フリースパンツ
¥12,100 税込


お次もまた〈キャル オー ライン〉ですか!?

M そうです、人気モデルの新色とともにもちろん新しい別注アイテムもご用意していますよ!

これはまた楽チンであったかそうなパンツですね〜。

M ええ、とろけるようなフリースの肌触りはまさにぬくぬく。自宅でのリラックスタイムはもちろん、外着としても十分通用するアイテムに仕上げてあります。この手のパンツって一歩間違うとダラシない印象を与えてしまうのでその点を解消できるように気をつけて製作しました。

別注のポイントはどちらなんでしょうか?

M このカラーリングです。フリースパンツって割と地味な発色やアウトドア感が強くなってしまいがちなので淡いカラーリングをチョイスしました。また、細かい部分なのですが、それぞれの色に合うようにポケット内部やパイピングのナイロン部分の色も変更しています!

ナイロン部分、いいアクセントになっていますね!

 
 

M もちろんウエストはイージー仕様なので、楽チンな穿き心地をお約束します!

 
 

着こなしはどんな風にまとめるのがいいのでしょうか?

M 合わせにくいと一瞬、思う方もいらっしゃるかと思うのですが意外とどんな服とも合わせやすいので色々と試してみてほしいです。たとえば、こんなクラシックなトレンチコートに合わせると上手い塩梅でカジュアルダウンできたりしますよ!

 

 

たしかに! 新鮮な表情に仕上がっていますね!


05/〈レミ レリーフ〉のニットフリースパーカ
REMI RELIF[レミ レリーフ]
【別注・限定商品】ニットフリースパーカ
¥19,800 税込
 

 



見るからにやわらかそうなパーカですね。あれ、でもこれニットなんですか? フリースなんですか?

U これはブランドがオリジナルで開発したフリース生地なんですが、防寒力のあるフリース素材の難点であった伸縮性の弱さを、ニット編みすることで解消した優れものなんです。要は抜群に動きやすく、よくのび〜るフリース生地ってワケなんです!

なるほど! にしてもあたたかそうですね!

内側にたっぷりと空気を溜め込めるように作られているので保温性もかなりのものですよ! 

肝心の別注部分ってどこになるんでしょうか?

U コチラもこれまでご紹介したアイテムと同じように色別注をかけています。まろやかなアイボリーカラーと爽やかなオーシャンブルー、最初は1色にしようかと思っていたのですがサンプルの仕上がりがよすぎて結果、2色展開することになりました!

そうなんですね! たしかにどちらの色も捨てがたい。あ、これドローコードがレザーなんですか!

U カジュアルなパーカだったのでドローコードは革にして大人が着てもサマになる仕上がりになってますよ!

  

着こなしはどんな感じがおすすめなんでしょうか? どんなアイテムにも合いそうですが。

U パーカの色を拾ったり、同系色でまとめてみてください。着こなしに統一感が出て、簡単に洒落感が出せると思います!

  

 

 

いい感じですね! う〜ん、どちらの色もやっぱりいい! これは2色買い推奨ですね!


06/〈ジェームス シャルロット〉のケーブルニット
 

 
JAMES CHARLOTTE[ジェームス シャルロット]
ケーブルクルーネックニット
¥26,400 税込
  



最後はニットですか! ぬくもりある見た目がかなりよさそうですね。

S そうなんです、まさにそこがこのニットの魅力でして。このニット、熟練した職人が編み機を手で動かし、時間をかけて1点ずつ丹念に編み上げたものなんです。

なるほど、いわゆるハンドメイドってやつですか?

S いえ、ハンド“フレーム”っていうんです。手編みだとハンドメイドなのですが、手編み“機”を使っているので。

ふむふむ、両者の違いって一体なんなのでしょうか?

S どちらにもメリット、デメリットがあるかとは思うのですが、手編み機によって作られるコチラは、完全な手編みよりも精度が高く網目が均一にきれいに仕上がるのが大きな特徴ですね。ブレがないといいますか。本場英国でもハンドフレームを作れるメーカーは今や数少なくなっており貴重なものなんです!

そうなんですね〜、あ、このニット英国のものなんですね!

S そうです! このブランドはニット専業メーカーとして長い歴史を持っているんです。素材に関しても弾力性と耐久性に優れた英国の羊の毛を使っています。英国=曇天のイメージがあるかと思うのですが、この国の厳しい環境で育った羊の毛は他の国のものとは触り心地が違うんですよ。

へ〜、触り心地はちょっと乾いた感じがしますね!

S まさにそれです。温もりある見た目にこの乾いた質感で男らしさも演出できるってワケです。



見た目がシンプルなのですが、どこが別注なのでしょうか?

S 多くの糸からコレだ! と思う色を選びました。定番のホワイト、ややメランジがかったグレー、旬のバーガンディ、どれも使いやすくそれでいて確かな存在感を出せるカラーリングです。グレーなんかはかなり多くの糸のなかからこの色に絞っています。“別注”と聞くとついつい主役級のアイテムを想像しがちなのですが、こういった定番アイテムだけどほんの少しまわりと違うというのも醍醐味かなと思うんです。

確かにおっしゃるとおりですね。どんな着こなしにも合う定番品って活用頻度が多いだけに重要ですもんね。

S このコーディネートなんかチェスターコートにニットとまさに外さない組み合わせじゃないですか。冬場とはいえ、結局屋内にいるときはアウターを脱ぎますし、インナーも手抜きができないですよね。そんなときにさりげなく違いを出せるニットがあるとかなり役立つと思うんです。

 

 

まさしくそうですね!いや〜参考になるお話をありがとうございました! みなさんいかがでしたでしょうか? この対談がみなさんの着こなしの参考になれば幸いです!  

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